その知名度の高さゆえか本作品は他の映画やアニメ、テレビゲームなどでパロディにされることも多い。例としてバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズでは本作の映像やイーストウッドの名が劇中で使用されている。 ある日、アメリカ=メキシコ国境にある小さな町サン・ミゲルに、流れ者のガンマン・ジョーが現れる。ジョーは酒場のおやじのシルバニトから、この街ではドン・ミゲル・ベニート・ロホスとジョン・バクスター保安官の2大勢力が常に縄張り争いをして、儲かるのは棺桶屋だけだと聞かされる。ジョーは、早撃ちでバクスターの子分を殺して、ミゲルに100ドルで手下になる。ミゲルの息子でライフルの名手であるラモンが帰ってきて、バクスターと手打ちをしたことにより、ミゲルの手下を辞めて、シルバニトの宿に泊まることにする。ジョーとシルバニトは、メキシコの軍隊の後を追って、国境沿いの川でアメリカの騎兵隊との取引現場で、ラモンとその一味が機関銃で全員を射殺、撃ち合ったように見せて、金を奪ったのを目撃する。ジョーとシルバニトは、ラモンが機関銃で殺した兵隊の死体を墓に生きてるように置いて、バクスター側とラモン側とで銃撃戦をさせ、その間にラモンが軍隊から奪った金を探すのだが、その時に囚われてたラモンの愛人マリソルを救い出してしまう。銃撃戦の最中に、バクスターの息子を人質に取ったラモンは、マリソルとの人質交換を行う。その夜の宴会で、酔っ払ったふりをしたジョーは、マリソルの護衛を撃ち殺して、その夫と子供と共に逃がしてやるのだが、それがラモンにばれて、ジョーは酷く痛めつけられる。命からがら逃げのびたジョーだが、ラモンはバクスターの仕業と思い、バクスターを襲い壊滅させる。ラモンとミゲルは町を牛耳り、シルバニトを町の真ん中で痛めつけて、ジョーをおびき寄せる。左手が使えず、ライフルの名手であるラモンに対して、それでもジョーは敢然と立ち向かっていくのであった。 役名俳優日本語吹き替え
ストーリー
キャスト
クリント・イーストウッド - ジョー、よそ者(「名無しの男」)
ジャン・マリア・ヴォロンテ(ジョニー・ウェルズ名義) - ラモン・ロホ
マリアンネ・コッホ - マリソル
ホセ・カルヴォ(名前はJose Calvo、 名義はJose Calvo) - シルバニト(日本語吹き替えではカルロス)
ヨゼフ・エッガー(ジョー・エッガー名義) - ピリペロ、棺桶屋
アントニオ・プリエート - ドン・ミゲル・ベニート・ロホ
ジークハルト・ルップ(S・ルップ名義) - エステバン・ロホ
ウォルフガング・ルスキー(W・ルスキー名義) - ジョン・バクスター保安官
マルガリータ・ロサノ
ブルーノ・カロテヌート(キャロル・ブラウン名義) - アントニオ・バクスター
マリオ・ブレガ(リチャード・スティフェサント名義) - チコ、ロホの部下
ベニート・ステファネリィ(ベニー・リーヴス名義) - ルビオ、ラモンのライフル持ち
ラフ・バルダッサーレ- フアン・テディオス、鐘つき
日本語吹替
NETテレビ版TBS旧録版TBS新録版テレビ朝日版
(完声版追録部分[5])
名無しの男(ジョー)クリント・イーストウッド納谷悟朗夏八木勲山田康雄山田康雄
(多田野曜平)
ラモン・ロホジャン・マリア・ヴォロンテ小林清志内田良平内海賢二内海賢二
(屋良有作)
マリソルマリアンネ・コッホ渡辺典子会田由来橋本典子
カルロス[6]ホセ・カルヴォ富田耕生根本嘉也今西正男富田耕生
ピリペロヨゼフ・エッガー槐柳二酒井泉野本礼三清川元夢
ドン・ミゲル・ロホスアントニオ・プリエト加藤精三小澤重雄杉田俊也加藤精三
エステバン・ロホスジークハルト・ルップ羽佐間道夫加藤修田中康郎羽佐間道夫
(同上)
ジョン・バクスターウォルフガング・ルスキー島宇志夫大久保正信仁内建之島宇志夫
ドナ・コンスエラ・バクスターマルガリータ・ロサノ寺島信子北村昌子沢田敏子公卿敬子
アントニオ・バクスターブルーノ・カロテヌート石森達幸田中和実塩沢兼人石森達幸
チコマリオ・ブレガ雨森雅司細井重之兼本新吾藤本譲
フアン・テディオス[7]ラフ・バルダッサーレ相模武高橋冬樹沢りつお杉田俊也
ルビオベニート・ステファネリィ田中信夫広瀬正志稲葉実飯塚昭三
その他の役浅井淑子
西山連
緑川稔
北村弘一
島木綿子