荒野の決闘
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^ 『荒野の決闘』でモーガン・アープを演じたワード・ボンドは、役柄はそれぞれ違うが3作品全部に出演している。
^ ジョゼフィン・アープが実名の使用を禁じたため、役名がマイケル・ワイアット、ドク・ウォーレンなどと変更されている。
^ 「ワイアット・アープ」という実名が初めて使用された映画。
^ Powder River(1953)邦題『パウダーリバーの対決』も、レイクの原作をもとにヘルマンの書いた『荒野の決闘』と同じストーリーによって作られている。
^ 『荒野の決闘』ではクラントン一家VSアープ兄弟という図式で描かれているが、史実では、本作の敵役のボスであるオールド・マン・クラントンは決闘の二ヶ月前に亡くなっている。実際にアープ兄弟と対立したのは「カウボーイズ」とよばれる無法者集団で、メンバー内にクラントン兄弟を含んでいた。また、アープ兄弟側、カウボーイズ側、双方が政治的な背景を持っての対立だったが、その部分は描かれていない。
^ クライマックスに決闘を持ってくるストーリー形式はジョン・スタージェス監督の『OK牧場の決斗』でも踏襲されているが、史実では順番が逆。決闘というより、カウボーイズがOKコラル近くの写真館前で銃を持って屯しているとの住民からの通報を受け、武装解除に向かったことが突発的な発砲事件に発展したのが真相。この事件がきっかけで裁判になり、闇討ち、殺し合いに抗争が泥沼化していく。よって話の流れは、冒頭に写真館前での撃ちあいが描かれる『墓石と決闘』や、時代を追って半生記を描いた『ワイアット・アープ』、決闘を中盤のクライマックスにしている『トゥームストーン』の方が史実に準拠している。
^ 史実のアープ兄弟は結構な人数である。長男ニュートン(異母兄弟でガンファイトなどとは縁の無い地道な生涯を送った)、次男ジェームズ、三男バージル、長女マーサ、四男ワイアット、五男モーガン、六男ウォーレン、次女バージニア、三女アデリアの順らしい。決闘時にトゥームストンの正保安官だったのはバージルで、ワイアット、モーガン、ドクは無給の仮保安官補だった。
^ 史実のドク・ホリディは歯科医。OKコラル近くの写真館前での撃ちあいでも生き残っている。
^ フォードがモニュメントバレーを自作のロケ地に使用し始めたのは『駅馬車』からで『荒野の決闘』はそれに続くモニュメントバレーロケ作品となる。現在は上記の場所にモニュメントバレーが存在することが有名になったため、観客が観ていて位置関係的な違和感を抱くようになったが、当時はその場所が何処なのかが一般に知られていなかった。そのため、フォード西部劇で作品の舞台設定に関係なくモニュメントバレーを使用しても、単純に西部劇的な背景として問題はなかった。
^ フォードが西部劇を作る際、毎回モニュメントバレーで長期ロケを行うのには別の理由もある。彼は、現地のナバホ族をエキストラとして雇うことや、撮影隊自体の消費等で、ネイティブアメリカンの住民たちへ経済的効果をもたらすことを視野に入れていた。
^ インディアン・チャーリーは、実在の無法者。決闘の翌年、モーガン・アープがビリヤード中に外の通りから窓越しに散弾銃で撃たれて殺害された事件にも関与したとされている。原語の台詞ではインディアン・チャーリーと固有名詞で会話されているのだが、日本語字幕や吹き替えでは、名のある無法者ではなく、単に酔ったインディアンとして訳されている。その結果、辞職を申し出る保安官達が必要以上に臆病に見える。
^ この曲はオープニングのタイトルバックコーラスでも「いとしのクレメンタイン」の間奏曲として使用されている。原題は"Ten Thousand Cattle Straying"『ヴァージニアン』を1904年にニューヨークのマンハッタンシアターで上演した時の主題歌である。『ヴァージニアン』と『荒野の決闘』にはストーリー上の共通点が多い。「ヒロインは東部からやってきた学のある女性で、学校の先生になる」「ダンスパーティが重要なシーンとして登場する」「牛泥棒が原因となって決闘に発展する」等であり、いわゆるワイアット・アープ譚にない『荒野の決闘』オリジナルな部分にそれが多い。フォードが開幕主題歌の間奏に『ヴァージニアン』の主題歌を入れ込んだのには、何らかの意図があるのかもしれない。"The Virginian"は、オーエン・ウィスターが、まだ西部開拓の名残の残る1902年に東部の読者向けに書いた、全ての西部劇の元祖的な小説。映画化も過去4回されている。原題は4作とも"The Virginian"。第1作は1914年、舞台と同じダスティン・ファーナム主演でセシル・B・デミル監督。第2作は1923年、ケネス・ハーラン主演、邦題は『ヴァージニアン』。第3作は1929年で、ゲイリー・クーパー主演のトーキー版、これも邦題は『ヴァージニアン』。第4作が1946年で、ジョエル・マクリー主演のカラー版、邦題は『落日の決闘』。
^ 非公開試写版でも劇場公開版でもこの場面が「歩道上に持ち出した椅子」の初登場シーンである。しかし非公開試写版では、この場面に、歩道に立ったワイアットが椅子が無いことに当惑してあたりを見回すと、ホテルの若者が「すいません今日は爺さんが居ないんで……」と詫びながら椅子を持ってくるシーンが残されている。(翌日の日曜日の朝には、ワイアットが所定の場所に立った瞬間にフランシス・フォードが椅子を持って素っ飛んでくる。)つまりディレクターズカットには、これ以前に、フランシス・フォードが歩道上に持ってきた椅子に、ワイアットが座るというシーンがあったことがわかる。
^ このシーンでワイアットが「君が人を追い出すのはこの三日間で二人目だが……」という台詞をいう。
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