スケーティングには重厚感と伸びがある[58]。 新採点システム: 旧採点システム: その他: 大会/年93-9494-9595-9696-9797-9898-9999-0000-0101-0202-0303-0404-0505-06
競技では用いなかったものの、トリノオリンピックの公式練習では3回転ルッツ-3回転ループの2連続3回転や、3回転サルコウ-3回転トウループ-3回転ループ、3回転トウループ-3回転トウループ-3回転ループの3連続3回転を披露しているほか、練習では3回転アクセルや4回転トウループを跳んだこともあった[59][60]。ジャンプの種類ではルッツを得意とする一方、フリップでは踏み切る瞬間にアウトサイドエッジに乗ってしまう「リップ」になりがちだった[61]。
大きく上体を反らせた「レイバック・イナバウアー」は特徴的。トリノオリンピック後はものまねが流行し、2006年の新語・流行語大賞を受賞するまでになった[62]。競技では決して加点されることのないイナバウアーを彼女が敢えて取り入れたのは、長野オリンピックで実際に見たスルヤ・ボナリーのバックフリップを見て大感動したからだった。禁止ワザで大減点されたにもかかわらず観衆の大喝采を浴びたそのパフォーマンスを見て、ルールに縛られて自分らしさを失うより、人々の記憶に残るスケーターになりたいと強く思ったからだと語っている[63]。
身体がとても柔軟で、ビールマンスピンの練習を始めたころは「体が柔らかすぎてグニャグニャなので、どこで止めるのかが難しい」と言っていた[64]。
記録
ショートプログラム世界最高得点 59.02点(2003 スケートアメリカ)[65]
フリースケーティング世界最高得点 113.37点(2003 スケートアメリカ)[66]
合計スコア世界最高得点 172.39点(2003 スケートアメリカ)[67]
新採点システムによる女子シングル初3回転ルッツ?3回転トウループ(2003 スケートカナダ フリースケーティング)[68]
新採点システムによる女子シングル初3回転サルコウ?3回転トウループ(2004 NHK杯 フリースケーティング)[69]
女子史上2人目の技術点6.0満点(2004世界選手権フリースケーティング)[70]
冬季オリンピック女子シングル史上最年長金メダリスト(24歳56日)[71]
フィギュアスケート競技アジア初金メダリスト
全日本フィギュアスケートジュニア選手権史上初3連覇(1994、1995、1996年)
主な戦績
冬季オリンピック131
世界選手権22819辞退
四大陸選手権6622
全日本選手権21152233棄権3