荒川静香
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空港上空で後輪が出ないため胴体着陸をするアナウンスが流れた時、「もし生き延びたら、トリノでは感謝の気持ちで演技しようと思った」と回顧している[51]

トリノオリンピック女子シングル金メダルに輝いたことを記念して、出身校の仙台市立台原小学校にヤエベニシダレが植樹された。名称は「チェリーバウアー (Cherry Bauer)」

トリノオリンピックの練習時に、アメリカの音響機器メーカー・ボーズが発売したノイズキャンセリングヘッドホンQuietComfort」を装着している映像が幾度も流れ、ボーズ株式会社に問い合わせが殺到。認知度アップおよび売り上げアップに貢献した[52]

2011年11月に「完全に思いつき」でオートバイの大型運転免許を取得した。愛車はヤマハ・XVS1300CAストライカー[53]。ただし免許取得後は全くオートバイに乗っていないとのことで、そのため2012年末には『大人のバイク時間 MOTORISE』(BS11)の企画で改めて講習を受けることになった[54]。2013年、ヤマハ発動機販売よりヤマハのバイクPR大使「JAPAN CRUISING アンバサダー」に任命され[55]、講習会やミーティングイベントに参加している[56]。2014年にはヤマハ発動機本社を訪問、ヤマハ・ボルトを贈呈された[57]

技術・演技荒川静香のイナバウアー 側方から

スケーティングには重厚感と伸びがある[58]
競技では用いなかったものの、トリノオリンピックの公式練習では3回転ルッツ-3回転ループの2連続3回転や、3回転サルコウ-3回転トウループ-3回転ループ、3回転トウループ-3回転トウループ-3回転ループの3連続3回転を披露しているほか、練習では3回転アクセルや4回転トウループを跳んだこともあった[59][60]。ジャンプの種類ではルッツを得意とする一方、フリップでは踏み切る瞬間にアウトサイドエッジに乗ってしまう「リップ」になりがちだった[61]
大きく上体を反らせた「レイバック・イナバウアー」は特徴的。トリノオリンピック後はものまねが流行し、2006年の新語・流行語大賞を受賞するまでになった[62]。競技では決して加点されることのないイナバウアーを彼女が敢えて取り入れたのは、長野オリンピックで実際に見たスルヤ・ボナリーバックフリップを見て大感動したからだった。禁止ワザで大減点されたにもかかわらず観衆の大喝采を浴びたそのパフォーマンスを見て、ルールに縛られて自分らしさを失うより、人々の記憶に残るスケーターになりたいと強く思ったからだと語っている[63]
身体がとても柔軟で、ビールマンスピンの練習を始めたころは「体が柔らかすぎてグニャグニャなので、どこで止めるのかが難しい」と言っていた[64]
記録

新採点システム:

ショートプログラム世界最高得点 59.02点(2003 スケートアメリカ)[65]

フリースケーティング世界最高得点 113.37点(2003 スケートアメリカ)[66]

合計スコア世界最高得点 172.39点(2003 スケートアメリカ)[67]

新採点システムによる女子シングル初3回転ルッツ?3回転トウループ(2003 スケートカナダ フリースケーティング)[68]

新採点システムによる女子シングル初3回転サルコウ?3回転トウループ(2004 NHK杯 フリースケーティング)[69]

旧採点システム:

女子史上2人目の技術点6.0満点(2004世界選手権フリースケーティング)[70]

その他:

冬季オリンピック女子シングル史上最年長金メダリスト(24歳56日)[71]

フィギュアスケート競技アジア初金メダリスト

全日本フィギュアスケートジュニア選手権史上初3連覇(1994、1995、1996年)

主な戦績

大会/年93-9494-9595-9696-9797-9898-9999-0000-0101-0202-0303-0404-0505-06
冬季オリンピック131
世界選手権22819辞退
四大陸選手権6622
全日本選手権21152233棄権3


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