茨木市
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1985年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。竜仙峡、安威川の上流

淀川北岸の大阪府北摂地域に位置しており、北は京都府亀岡市、東は高槻市、南は摂津市、西は吹田市箕面市豊能郡豊能町に接している。南北に細長い形で、北部は山がちであり、老之坂山地、北摂山地の一翼をなし、三島地域最高峰で、一等三角点が設置されている石堂ヶ丘(泉原山)が位置するなど、豊かな自然が広がっている。南部には、大阪平野の一部分をなす三島平野が広がっていて市街地もこちら側に集中している。また、千里丘陵の東端が市域にかかっている。

大阪市内でも北部のキタ梅田界隈)へは15分程度で移動できる。

北から南に安威川(あいがわ)・茨木川勝尾寺川(かつおうじがわ)が流れる。安威川上流では大阪府により安威川ダムが建設された。

吹田市にある吹田ジャンクション付近に当市の飛地(大字小坪井)がある。ここはかつて「八丁池」と呼ばれる池であり、名神高速道路開発に伴い大半が埋め立てられたが、消失した池の形がそのまま飛地となっている。池は徐々に埋め立てられ、現在は飛地の中にわずかに残すのみである[4]

山:北摂山系

石堂ヶ岡(いしどうがおか)- 680.5メートル

竜王山(りゅうおうざん)- 510メートル

鉢伏山(はちぶせやま)- 299メートル

阿武山(あぶやま)- 280.9メートル 茨木市と高槻市にまたがる。


河川:安威川下音羽川勝尾寺川茨木川(佐保川)、大正川

隣接している自治体

北西 -
豊能郡豊能町

北 - 京都府亀岡市

東 - 高槻市

南 - 摂津市

南西 - 吹田市

西 - 箕面市

人口

茨木市の人口は自然動態、社会動態ともに微増を続けており、2023年令和5年)4月30日住民基本台帳人口は、285,240[5]で府内の43市町村中8位である。

2004年(平成16年)にまちびらきされたニュータウンである国際文化公園都市(彩都)では子育て世代が流入し、茨木市域の人口は、9,000人[6]を突破している。

その一方で、市内北部の山間部では高齢化が進み、高齢化率は40%を超えている地域もある。

2015年(平成27年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5,211人増の280,033人であった。増減率は1.90%であり、府下43市町村中5位、72行政区域中13位。

2020年(令和2年)国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、7,981人増の288,014人であった。増減率は2.85%であり、府下43市町村中4位、72行政区域中14位。


茨木市と全国の年齢別人口分布(2005年)茨木市の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 茨木市
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
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現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。

茨木市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より



歴史

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出典検索?: "茨木市" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年8月)

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2017年8月)

市名の由来についてはイバラの木が多いことから生じたという説、「味木の里」が鈍ったという説、坂上田村麿が茨を切り取り「荊切りの里」を作ったことによる説などがある[7]宝亀年間には「荊切」と表記されていたが、正治年間には現状の「茨木」表記が主として用いられるようになっており、その間「苅切」や「茨城」の表記も見られた[8]

市の南部にある阪急南茨木駅の東側一帯に弥生時代の大規模環濠集落の遺跡である東奈良遺跡がある。

二重の環濠の内部に多数の住居や高床倉庫など大型建物があり、外部には広大な墓域もあった。なかでも銅鐸銅戈勾玉などの鋳型が出土した工房跡が発掘されており、ここの鋳型で生産された銅鐸が近畿一円から四国でも発見されている。

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}この集落が奈良県唐古・鍵遺跡と並ぶ日本最大級の銅鐸工場、銅製品工場であり、弥生時代の日本の数多くのクニの中でも、銅鐸を各地に配布できるような政治的に重要な位置を占めていたことがうかがえる。[誰によって?]太田茶臼山古墳

日本でも有数の古墳群地帯で継体天皇陵と治定され宮内庁管理下の太田茶臼山古墳1934年昭和9年)に玉枕を敷き錦をまとった豪族らしき(藤原鎌足という説もある)人骨が発見された阿武山古墳が阿武山山頂にあり古墳時代初期から末期までの各時代の古墳が現存している。

平安時代には、市の北部を東西に走る西国街道(旧・山陽道)の往来が盛んとなり、江戸時代には参勤交代などに利用され、大名などが宿泊した郡山宿本陣(通称「椿の本陣」)が残っている。

室町時代の前半には市の繁栄の基礎となる茨木城楠木正成によって築かれた。茨木城主時代には城下町として賑わい(城主は中川清秀片桐且元など)、大坂の陣後、江戸幕府天領となった後も京都と大坂、丹波と大坂間を結ぶ交通の要衝として栄えた。

安土桃山時代、山間部一帯がキリシタン大名高山右近が治める高槻藩領だったため、江戸時代のキリスト教禁教の時期にも密かにキリスト教を信仰する人が住む「隠れキリシタンの里」が山間に点在していた。


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