茨城県
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具体的な一例として、鉄道で言えば、県南地域でも南端に位置する取手駅からは、常磐線普通列車利用で水戸駅まで約78km・乗車時間約85分であるのに対し、同じく常磐線普通列車利用で東京駅まで約43km・乗車時間約50分であり、水戸に行くより東京に行く方が近い、といった具合である[注釈 6]

2005年開通のつくばエクスプレス沿線における大規模なニュータウンの造成、圏央道の整備が進んでおり、人口増加、大型店進出が続いている。

東京都内や千葉県などへ通勤・通学する人が多い。逆に、千葉県東葛地域などから茨城県南部への昼間人口移動も活発である。このために、千葉県と相互に強い影響を及ぼしあっている茨城県の地域という意味で、「ちばらき」とも言われ、また時として揶揄されている。

1970年代以降に茨城県南西部に転入して来た住民は、ニュータウンの造成などによる転入が特徴的で、東京都内に通勤・通学する住民も多い。消費活動も通勤・通学先で行われる傾向があり、特に東京都区部に通勤・通学する住民は、「茨城都民」と諷刺されることもある[29]。そのため、場合によっては茨城県南西部も南関東に含まれることがある。

国政選挙の投票率は県内最高位だが、県知事選挙の投票率は県内最低位である。この現象を、一部の全国紙ローカル面では「県南現象[29]」と呼ぶことがある。

1978年(昭和53年)4月17日より車のナンバーは県南地域全域が「土浦」であったが、2007年(平成19年)2月13日からつくば市守谷市つくばみらい市はご当地ナンバーである「つくば」となった[30][31]。これ以外の市町村では引き続き「土浦」を使用している。

東部(鹿行地域)
鹿島臨海工業地帯(鹿嶋市・神栖市)波崎海岸の風力発電設備(神栖市)「鹿行」も参照

1978年(昭和53年)4月17日より車のナンバーは鹿行地域全域が「水戸」である[27]

鹿嶋潮来を初めとする地域。1875年5月6日までは「新治県」の一部で、大洗鹿島線鹿島線東関東自動車道国道51号の沿線。

Jリーグ鹿島アントラーズホームタウンに鹿行地域の全域が指定されている。その本拠地たる鹿嶋にはサッカーが定着していて、鹿島学園高等学校鹿島高等学校全国高等学校サッカー選手権大会で力を付けてきている。

県南同様に水郷筑波国定公園の一角で、筑波山を望む地域である。水郷前川あやめ園・十二橋めぐり)や鹿島神宮など歴史ある観光名所がある。

鹿島灘沿岸の鹿嶋、神栖鉾田にはレジャーに適した海岸や海水浴場があり、各地からサーフィンに訪れる。

主に鹿嶋・潮来・神栖は、国道51号東関東自動車道沿線である千葉県香取成田千葉総武線沿線の銚子などとの繋がりが深い。このため、こちらも「ちばらき」と諷刺されることがある。

県警が治安の悪化を防ぐため、2017年、鹿行の中で最も人口が多い神栖市に、神栖警察署を新設した。

農業では、鉾田が遠州灘沿岸(静岡県西部愛知県東部)と列ぶメロンの大産地で出荷量は日本一である。

鹿島港を中心に鹿島臨海工業地帯が造成されて以降は、鉄鋼や石油化学などが集中する臨海工業地域になっている。鹿島灘沿岸では、鹿嶋や神栖を中心に風力発電の施設が集中している。

西部(県西地域)
茨城県西地域」も参照

古河筑西を初めとする地域。元の猿島郡(一部は西葛飾郡より編入)、真壁郡結城郡(一部は豊田郡岡田郡より編入)に相当し、旧・真壁郡以外はかつて下総国、千葉県に属した。

古河は宇都宮線の沿線にあるため、埼玉県栃木県の一部だと誤認されることも多い。

結城新4号国道が通っているため、埼玉県や栃木県・群馬県(両毛)との繋がりが深いのに対して、県内他地域との繋がりは浅い。
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