英語版ウィキペディア
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ユーザーと編集者「ネイティブスピーカーの数が多い言語の一覧」も参照

英語版ウィキペディアの統計
2024年6月2日現在利用者アカウント数記事数ファイル数管理者数
47,483,4206,829,984918,072855

英語版ウィキペディアは、登録利用者のアカウント数が2007年4月1日に400万人に到達[18]、100万人の大台にのった2006年2月下旬から1年強である[19]

英語版ユーザーの編集歴を見ると、10回以上の編集者が80万人超[20]、編集を毎月するのは30万人で[要出典]、そのうち3万人超が毎月最低5回の編集を行い、3,000人弱の人は毎月の編集回数が100以上である[20]。 2011年11月24日までに、英語版ウィキペディアで合計5億回の編集が行われた[要出典]。

ウィキペディア最大の言語版として、かつまた英語はとても広く使用される言語であるため、英語ウィキペディアは母国語が英語ではない多くのユーザーと編集者を引き付ける。英語版ウィキペディアには一般的な主題に関する情報量がより多くなる傾向が見られ、外国語として英語を習得したユーザーは母国語版ではなく英語版から情報を探そうとする。英語版ウィキペディアにコンテンツを追加した経験のある非母語の話者と、記事の推敲をした母語話者との協働がうまく作用している[要出典]。
調停委員会詳細は「Wikipedia:調停委員会」を参照

オンライン百科事典の英語版ウィキペディアには他の編集者とのもめごとに拘束力のある判決を下す調停委員会(Mediation Committee)を置き、編集者を委員に当てている[21]。この委員会は当時サイトの所有者だったジミー・ウェールズの意思決定権で、2003年12月4日に創設された[22][23]

設立時の委員は合計12人、4人ずつ3グループで構成され[22][24]、以降、徐々に増えて仲裁委員18人に拡大[25][出典無効]。

姉妹プロジェクトでも他の側面でそうしたように英語版ウィキペディアを見習い、複数の言語版で調停委員会制度を取り入れ、独自の方式で立ち上げた[26]。たとえばドイツ語版ウィキペディアの調停委員会(ドイツ語版)は2007年設立である[27]

ただし2018年、英語版では論争の解決の機能を裁定委員会 (Arbitration Committee) に集約し、調停委員会は閉鎖された。
論争詳細は「ウィキペディアへの批判」を参照「ウィキペディアにおけるシーゲンソーラーの経歴論争」および「Essjay騒動」も参照
高校に対する脅迫

アメリカの高校に対する暴力の脅迫がウィキペディアに投稿され、複数の事件が大手報道機関で報道された[28][29][30]。グレン・A・ウィルソン高校(英語)は2008年に脅迫の標的となり[28][29][30]、ナイルズ西高校(英語)では2006年にウィキペディア上で脅迫したとして14歳の容疑者が逮捕されている[31]
係争中の記事

オックスフォード大学が2013年に行った調査では、ウィキペディアで論争となる記事の傾向として英語版記事はより広範な問題を扱い、他の言語版では地域問題になりがちである。その一因は英語が言葉として世界のリングワ・フランカ、つまり英語版ウィキペディアの編集者の多くが英語が母国語ではない[要説明]ことがあげられる。同研究によると英語版ウィキペディアで最も議論の的となった投稿は以下のとおりである: ジョージ・W・ブッシュアナキズムムハンマドWWEに所属する人物一覧地球温暖化割礼アメリカ合衆国イエス・キリスト、人種と知能(英語版)、キリスト教[32]
多様な英語

編集者の所在地分析
英語版ウィキペディア(棒グラフ)

編集者の所在する国の比較
(2014年1月 ? 同3月)
[33]

 アメリカ  38.3%
 イギリス  13.2%
 インド  6.9%
 カナダ  5.4%
 オーストラリア  3.6%
不明  2.9%
 フィリピン  2.6%
 ドイツ  1.5%
 ブラジル  1.1%
 イタリア  1.0%
 アイルランド  1.0%
 パキスタン  0.9%
 フランス  0.8%
 マレーシア  0.8%
 オランダ  0.8%
 インドネシア  0.8%
 中国  0.7%
 ニュージーランド  0.7%
 スペイン  0.7%
 イラン  0.7%
 メキシコ  0.5%
 スウェーデン  0.5%
 ロシア  0.5%
 ギリシャ  0.5%
 トルコ  0.5%
その他  13.1%

英語版ウィキペディアの投稿数上位25カ国。濃いグリーン:英語が第1公用語の国。 薄いグリーン:英語が外国語または第2以上の公用語である国[34]

英語版ウィキペディアには、アメリカ英語(米語)、イギリス英語国際英語など、どの地方語(英語版)の英語で記述するのが適切かという課題がある[35]。特に綴り(英語)の違いが問題である。これはポルトガル語版におけるポルトガル語ブラジルポルトガル語の問題、あるいは中国語版における各種地方語使用のそれと類似している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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