花神_(NHK大河ドラマ)
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堅苦しい武士の世界にあって物理のみ信じる異色の人物であり、政治家としての西郷隆盛や革命家としての高杉晋作に対しても謙譲の色を見せないため周囲の反感を買う。狂信的な攘夷主義者である神代直人に襲われて重傷を負い、自分を認めてくれた数少ない友人で恋人の楠本イネに見取られながら息を引き取る。
お琴(おこと)
演:加賀まりこ蔵六の妻。軽い気鬱の病がある。蔵六が宇和島に行く時もその症状が出たが、最終的には宇和島へ赴くことを認めた。しかし、自らは武家になることを嫌がり、鋳銭司村から出ることを拒んだ。
イネ
演:浅丘ルリ子楠本イネ。シーボルトの娘で蔵六の愛弟子。父親のことを「山のオランダ人」と思っていたが、実際はドイツ人であることを知り衝撃を受ける。蘭学の時代が終わりを告げ、日本が学ぶ対象が英国やドイツへと移行していく時代風潮へ抵抗を覚える中での発覚であった。
おたか
演:竹井みどり(少女時代:石井尚美)イネの娘。のちに二宮敬作の弟子・三瀬周三と結婚、三瀬高子となる。
藤村孝益(ふじむら たかます)
演:浜村純蔵六の実父。
お梅(おうめ)
演:戸田千代子蔵六の実母。
長州藩
藩士とその家族たち
吉田寅次郎(よしだ とらじろう)
演:篠田三郎吉田松陰。江戸滞在中に宮部、江幡たちと東北への旅行の約束をする。しかし、藩の重役に過書手形が必要といわれ、発行まで待つように諭されるも他藩の友人たちとの約束を果たすため、脱藩する。その後、ペリー来航の際に下田より門人の金子と共にアメリカ渡航を志すが、今は時期でないと断られ、萩に幽閉される。松下村塾を開き、多くの門下を育てるが、通商条約の締結に反対し、老中間部詮勝を京で待ち伏せすることを企て、野山獄に投ぜられる。その後も伏見要駕策を唱え決起を唱えるが、門下生との間には溝を生じる。その後江戸に送られ安政の大獄で処刑される。
杉百合之助(すぎ ゆりのすけ)
演:久米明寅次郎の父。
杉民治(すぎ たみはる)
演:小野泰次郎寅次郎の兄。
杉文(すぎ あや)
演:斎藤友子(現:斉藤とも子)寅次郎の妹で久坂義助の妻。
お滝(おたき)
演:津島恵子寅次郎の母。
竹院(ちくいん)
演:志村喬寅次郎の伯父。
木戸孝允(きど たかよし)
(桂小五郎→木戸孝允)演:米倉斉加年蔵六の庇護者。論理的な人間だが蔵六の知性の奥に閃く気根を感じとり、それを藩が前進する運動へつなげる構想を持ったことから近代史を変えるが同時に様々な難問を抱える。寅次郎からは明倫館の講義を受けたことがあるが、松下村塾の塾生ではない。寅次郎の考え方に理解を示しているが、寅次郎と門人の過激な行動をうまく押さえようとしている。史実の桂も実際に松陰の弟子というよりは盟友に近い間柄だったともいわれるが、当時28歳の篠田に対して42歳の米倉がキャスティングされた(史実では桂が3歳年少)のは、きわめて異例である。
木戸松子(きど まつこ)
(幾松→木戸松子)演:波乃久里子京の芸妓であったが、桂小五郎(木戸孝允)の妻となる。
周布政之助(すふ まさのすけ)
演:田村高廣長州藩改革派のリーダー。松下村塾系の人物たちから支持され、吉田寅次郎や桂小五郎、高杉晋作らを積極的に登用。俗論派と政権を争うが、禁門の変や第一次長州征伐で、長州藩自体の存在が危ぶまれるなか、俗論派に実権を握られた責任を感じて自刃する。
伊藤俊輔(いとう しゅんすけ)
演:尾藤イサオのちの伊藤博文。留学経験があり通訳とされたが、語学力は高くない。かつて寅次郎の元で学んでいた。
井上聞多(いのうえ もんた)
演:東野英心のちの井上馨。
久坂義助(くさか よしすけ)
演:志垣太郎「玄瑞」の号でも呼ばれる。松下村塾の塾生で、晋作と共に寅次郎からその才を評価されている。蛤御門の変で、長州藩としての立場を嘆願する為の上洛が戦争を引き起こしてしまい、多くの仲間を戦死させ、藩を朝敵にしてしまった責任を取り、寺島忠三郎と共に自刃する。
寺島秋介(てらしま あきすけ)
演:森次晃嗣新政府成立後に江戸にやって来た蔵六の補佐役的存在。彰義隊討伐では蔵六の江戸を大火事にしたくないという真意を理解し、その作戦に批判的でいきり立つ薩摩藩士達にひるむ事なく反論する。
寺島忠三郎(てらしま ちゅうざぶろう)
演:池田秀一松下村塾の塾生。蛤御門の変で久坂玄瑞と共に自刃。
入江九一(いりえ くいち)
演:今村民路(現:藤川矢之輔)蛤御門の変で、久坂玄瑞や寺島忠三郎と共に自刃しようとするが、二人から生きて長州に戻るよう諭されるも、逃げ切れずに戦死。
来島又兵衛(きじま またべえ)
演:石橋雅史七卿落ちを受け、晋作の制止も聞かず藩兵を率いて強引に上洛を図る。
佐世八十郎(させ やそお)
演:江原正士のちの前原一誠。
野々村勘九郎(ののむら かんくろう)
演:山本昌平長府藩士。報国隊隊長。泉十郎とも。
山田市之允(やまだ いちのじょう)
演:武田洋和のちの山田顕義。
野村弥吉(のむら やきち)
演:岩切しげき(現:岩切慶暉)のちの井上勝。
品川弥二郎(しながわ やじろう)
演:荒川太郎
吉田稔麿(よしだ としまろ)
演:山口純平池田屋で新選組の斬り込みを受け死亡。
山尾庸三(やまお ようぞう)
演:井上鉄男(現:井上鉄夫)
遠藤謹助(えんどう きんすけ)
演:鳥井助国
長嶺内蔵太(ながみね くらた)
演:村上正次
前田孫右衛門(まえだ まごえもん)
演:渡辺厳
椋梨藤太(むくなし とうた)
演:内田稔俗論党の首領。俗論と言われても、幕府の長州処分に従う事が藩を守る道だと考えている。
佐世主殿(させ とのも)
演:草薙幸二郎
来原良蔵(くるはら りょうぞう)
演:西園寺宏
尾寺新之丞(おのでら しんのじょう)
演:津田恵一
飯田正伯(いいだ しょうはく)
演:真田五郎
福原乙之進(ふくはら おとのしん)
演:粟津號
堀真五郎(ほり しんごろう)
演:千葉宏
野村和作(のむら わさく)
演:田辺しげる
国貞直人(くにさだ なおと)
演:久世龍之介
高橋熊太郎(たかはし くまたろう)
演:本田博太郎
根来上総(ねごろ かずさ)
演:宮城進
毛利登人(もうり のぼる)
演:菅野忠彦
山田宇右衛門(やまだ うえもん)
演:小栗一也第二次長州征伐の際の長州の名目上の責任者。蔵六の立てた作戦に不安を抱き、蔵六から落ち着くように求められる。
山県半蔵(やまがた はんぞう)
演:三升家勝二(現:8代目三升家小勝)
佐々木男也(ささき おなり)
演:中村靖之介
高杉晋作(たかすぎ しんさく)
演:中村雅俊奇兵隊を組織。神道の信者。四国艦隊下関砲撃事件の講和に際して国産み神話を語る。功山寺挙兵では中心人物となり、長州藩内の俗論派を武力で破り、藩論を討幕へと導いた。第二次長州征伐では自ら指揮をとり、小倉などの幕府軍を破った。しかし持病の結核が悪化してその後、死去。葬儀は神式で行われた。
お雅(おまさ)
演:岡江久美子晋作の妻。
おうの
演:秋吉久美子晋作の愛妾。
高杉小忠太(たかすぎ こちゅうた)
演:下元勉晋作の父。
お道(おみち)
演:岩崎加根子晋作の母。
山県狂介(やまがた きょうすけ)
演:西田敏行のちの山県有朋。奇兵隊を留守にすることが多い晋作に代わり、隊の実権を握る。
白石正一郎(しらいし しょういちろう)
演:瑳川哲朗奇兵隊の支援者。
白石加寿子(しらいし かずこ)
演:三好美智子正一郎の娘。
時山直八(ときやま なおはち)
演:松平健奇兵隊の参謀。長岡で戦死。原作の登場シーンは少ないが、ドラマの中では重要人物の一人として初期の放送から登場していた。
赤根武人(あかね たけと)

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