花田少年史
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生まれながらに病弱であったために死んだユキが、成仏するために必要な思い出の品を取って来て欲しいと一路に依頼する。
吉川のバアちゃん編


1巻に収録
吉川のバアちゃんが朝から花田家に上がり込んでくるが、それは幽霊であった。バアちゃんは残された子犬の面倒を見て欲しい旨を一路に依頼する。
ひまわり小僧編


1巻に収録
川で遊ぶ一路たちをじっと見つめる少年は、実はその川で溺れ死んだ少年の幽霊であった。自分の死によって心を閉ざしてしまった母親を少しでも元気付けてくれるよう一路に依頼する。
ちんちんジジイ編


1巻に収録
全裸で現れる幽霊・ちんちんジジイが、虫の知らせで死期を感じ身辺整理を始めた妻・タツの目に触れないよう隠しておいた、生前の浮気の証拠となる手紙を処分して欲しいと依頼。
結婚編1


2巻に収録
運動会の近づいた時期、壮太の母親は見合いをする。相手の男性は壮太たちと同じ小学校に通う市村桂の父親であった。些細な事から壮太と桂は、双方ともに親の再婚に反対していると誤解する。
おっぱい織田編


2巻に収録
勉強は大の苦手でいつも赤点を取る一路が、突然テストで満点を取った。これは幽霊の織田が一路の体を乗っ取ったためであった。織田はテストが満点だったおかげで教師や家族から褒められて良い思いをした代償として、一路に難題を突きつける。それは、美人のの谷間に顔を埋める夢を果たすために一路の体を借りたいというものだった。
マダム・カトリーヌ編


2巻に収録
帰宅途中の一路の前に現れた怪しい占い師マダム・カトリーヌ。彼女は生前詐欺をはたらいた報いで、地獄に行きかねない状態であった。地獄行きを避けるために、生前、詐欺で迷惑を掛けた人たちに償いをして、その罪を浄化して天国に行きたいという。一路には自分の代わりに路頭に迷ってしまった人たちに、本来の正しい道を示すことを依頼する。
結婚編2


2巻に収録
壮太の母と桂の父の結婚式当日、一路と壮太は宴会を抜け出し墓場で遊んでいた。そこに壮太の実父と同じ名前の少年が現れる。
俵崎春彦編


2・3巻に収録
生霊となって現れた春彦は一路に一日体を交換する事を依頼する。身の危険をマダム・カトリーヌに予言された一路は、その危険を避けるためにと快諾するが、交通事故で瀕死の春彦の体と交換する事こそがカトリーヌの予言した危険であった。死ぬ前に大学時代の同棲相手を一目見て未練を果たそうとした春彦であったが、そこで自分の娘の存在を知る。
天の邪鬼編


3巻に収録
中学生になった徳子のクラスに一人の男子が転校して来る。しかし彼は本来は女の子として生まれてくるはずであり、天の邪鬼のいたずらによって男として生まれてしまった少年であった。この悪戯の罰として少年の体に閉じ込められていた天の邪鬼は、過去に戻って自分の悪戯を失敗させるように一路に依頼する。
ゴンパチ編


3・4巻に収録
しつけに厳しく、威厳を持った人物と評されるそろばん塾のゴンパチは、餅を喉に詰まらせ死にかけ、生霊となって一路の前に現れ、助けを求める。一路の懸命の救助も空しく絶命したゴンパチであったが、死を受け入れ、一路に身辺整理を頼む。一路のおかげで成仏出来るかに思えたゴンパチであったがなぜか成仏が出来ない。
メロン編


5巻に収録の番外編
洋平との約束を破ったためにクラスメートから除け者にされている一路の元に一人の女性メロンが現れる。メロンの依頼は洋平に自分との約束を思い出させる事だったが、一路が洋平を問いただしたことで余計に孤立してしまう。
蕎麦屋編


5巻に収録の番外編
橋で自転車同士の事故にあった一路は、相手のおじさんに中学校にいる息子に贈り物を届けるように依頼される。しかし息子の貴人に会ってみると、非常に憮然とした態度で「父親はすでに亡くなっている」と言う。
りん子編


4巻に収録
山向こうの親戚の家から一路の家に暫く身を寄せることになったという少女・りん子。彼女は「一路のお嫁さんになる」という。りんこの頼みで一路は毎晩山に通い、谷底に落ちた地蔵を探し出して、運び上げることに。ある日、寺の和尚によって彼女が幽霊である事を知る。
登場人物

年齢・学年などは初登場時の物。単行本の3巻で学年が1つ上がっている。
花田家
花田 一路(はなだ いちろ)
- くまいもとこ本作の主人公。中山田小学校に通う小学3年生。近所でも有名な腕白坊主。勉強は苦手ながら、駆け足・喧嘩・早食いは一番。運動神経は抜群であり、後の高校時代には1年生でありながら野球の先発投手を任されている。初登場時からずっとカラーテレビを欲しがっている。暴れん坊で怖い物なしだが、オバケが大の苦手。交通事故で頭を負傷し、9針も縫う大怪我をした。その手術のために頭髪を剃ってツルツル頭となるが、なぜかそれ以降頭髪が生えてこなくなる。交通事故での臨死体験を境に、オバケが見え、会話が出来るようになってしまった。オバケ達から様々な無理難題を押し付けられるようになる。憎まれ口を叩きながらも、オバケや人間を問わず困っている者を放って置けない優しさを持ち、彼らの想いや優しさを感じ取り、人間として少しずつ成長していく。最終回では家業を継いで大工になり、桂と結婚して千路と百子という2人の子供の父となっている。オバケたちに対する記憶は無くなっていたが、頭髪は生えている。
花田 大路郎(はなだ だいじろう)
声 - 矢尾一樹一路の父。しがない大工をしており、近所では「大工の大ちゃん」で通っている。いつも酒を飲んでは、ご機嫌になっているチャランポラン親父(一路曰く「話が分かるようでひとつも分からない」)。釣りが趣味らしい。子育てには比較的放任主義で説教する事もほとんどなく、一路が学校をさぼっていても大して咎めもしないが、叱る時には強制力があり、言う事を聞かない場合は体罰を与えることもある。一路と同様に幼少時に頭がツルツルの時があった。最終回では孫の百子を溺愛するおじいちゃんとなっている。
花田 寿枝(はなだ ひさえ)
声 - 田中真弓一路の母。専業主婦。割烹着を身に着けた「日本のお母ちゃん」。中年太りで美人とは程遠く、織田学曰く「100点中3点」。いつも一路のいたずらにいつも手を焼いており、普段から厳しく接している。その反面、子供思いで涙脆い一面もある。最終回では、一路に変わり孫の千路のいたずらに手を焼いている。


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