芥川賞
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川端はこの規定決定時に欠席しており、「この二つの条件には、多少問題がある」としている[31][27]。佐藤はこれらの経緯を『小説 芥川賞』と題して詳しく描いている。また、このとき太宰は『新潮』の誌面で、あたかも佐藤との間で受賞の密約を交わしていたかのようなアピールをしているが、佐藤には即座に否定されている。
受賞者一覧詳細は「芥川賞の受賞者一覧」を参照
1930年代

第1回(
1935年上半期) - 石川達三蒼氓

第2回(1935年下半期) - 該当作品なし(二・二六事件のため審査中止)

第3回(1936年上半期) - 小田嶽夫「城外」、鶴田知也コシャマイン記

第4回(1936年下半期) - 石川淳普賢」、冨澤有爲男「地中海」

第5回(1937年上半期) - 尾崎一雄「暢気眼鏡」他

第6回(1937年下半期) - 火野葦平糞尿譚

第7回(1938年上半期) - 中山義秀「厚物咲」

第8回(1938年下半期) - 中里恒子「乗合馬車」他

第9回(1939年上半期) - 半田義之「鶏騒動」、長谷健「あさくさの子供」

第10回(1939年下半期) - 寒川光太郎「密獵者」

1940年代

第11回(
1940年上半期) - 高木卓「歌と門の盾」(受賞辞退)

第12回(1940年下半期) - 櫻田常久「平賀源内」

第13回(1941年上半期) - 多田裕計「長江デルタ」

第14回(1941年下半期) - 芝木好子「青果の市」

第15回(1942年上半期) - 該当作品なし

第16回(1942年下半期) - 倉光俊夫「連絡員」

第17回(1943年上半期) - 石塚喜久三「纏足の頃」

第18回(1943年下半期) - 東野邊薫「和紙」

第19回(1944年上半期) - 八木義徳「劉廣福」、小尾十三「登攀」

第20回(1944年下半期) - 清水基吉「雁立」

(第二次世界大戦のため中断)

第21回(1949年上半期) - 由起しげ子「本の話」、小谷剛「確証」

第22回(1949年下半期) - 井上靖闘牛

1950年代

第23回(
1950年上半期) - 辻亮一異邦人

第24回(1950年下半期) - 該当作品なし

第25回(1951年上半期) - 安部公房壁 S・カルマ氏の犯罪」、石川利光「春の草」他

第26回(1951年下半期) - 堀田善衛「広場の孤独」「漢奸」その他

第27回(1952年上半期) - 該当作品なし

第28回(1952年下半期) - 五味康祐「喪神」、松本清張或る『小倉日記』伝

第29回(1953年上半期) - 安岡章太郎「悪い仲間・陰気な愉しみ」

第30回(1953年下半期) - 該当作品なし

第31回(1954年上半期) - 吉行淳之介驟雨」その他

第32回(1954年下半期) - 小島信夫アメリカン・スクール」、庄野潤三プールサイド小景

第33回(1955年上半期) - 遠藤周作「白い人」

第34回(1955年下半期) - 石原慎太郎太陽の季節

第35回(1956年上半期) - 近藤啓太郎「海人舟」

第36回(1956年下半期) - 該当作品なし

第37回(1957年上半期) - 菊村到「硫黄島」

第38回(1957年下半期) - 開高健裸の王様

第39回(1958年上半期) - 大江健三郎飼育

第40回(1958年下半期) - 該当作品なし

第41回(1959年上半期) - 斯波四郎「山塔」

第42回(1959年下半期) - 該当作品なし

1960年代

第43回(
1960年上半期) - 北杜夫夜と霧の隅で

第44回(1960年下半期) - 三浦哲郎忍ぶ川

第45回(1961年上半期) - 該当作品なし

第46回(1961年下半期) - 宇能鴻一郎鯨神

第47回(1962年上半期) - 川村晃「美談の出発」

第48回(1962年下半期) - 該当作品なし

第49回(1963年上半期) - 後藤紀一「少年の橋」、河野多惠子「蟹」

第50回(1963年下半期) - 田辺聖子感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」

第51回(1964年上半期) - 柴田翔されどわれらが日々──

第52回(1964年下半期) - 該当作品なし

第53回(1965年上半期) - 津村節子「玩具」

第54回(1965年下半期) - 高井有一「北の河」

第55回(1966年上半期) - 該当作品なし

第56回(1966年下半期) - 丸山健二「夏の流れ」

第57回(1967年上半期) - 大城立裕「カクテル・パーティー」

第58回(1967年下半期) - 柏原兵三「徳山道助の帰郷」

第59回(1968年上半期) - 丸谷才一「年の残り」、大庭みな子「三匹の蟹」

第60回(1968年下半期) - 該当作品なし

第61回(1969年上半期) - 庄司薫赤頭巾ちゃん気をつけて」、田久保英夫「深い河」

第62回(1969年下半期) - 清岡卓行アカシヤの大連

1970年代

第63回(
1970年上半期) - 吉田知子「無明長夜」、古山高麗雄「プレオー8の夜明け」

第64回(1970年下半期) - 古井由吉「杳子」

第65回(1971年上半期) - 該当作品なし

第66回(1971年下半期) - 李恢成「砧をうつ女」、東峰夫「オキナワの少年」

第67回(1972年上半期) - 畑山博「いつか汽笛を鳴らして」、宮原昭夫「誰かが触った」

第68回(1972年下半期) - 山本道子 「ベティさんの庭」、郷静子「れくいえむ」

第69回(1973年上半期) - 三木卓「鶸」

第70回(1973年下半期) - 野呂邦暢「草のつるぎ」、森敦月山

第71回(1974年上半期) - 該当作品なし

第72回(1974年下半期) - 日野啓三「あの夕陽」、阪田寛夫「土の器」

第73回(1975年上半期) - 林京子「祭りの場」

第74回(1975年下半期) - 中上健次」、岡松和夫「志賀島」

第75回(1976年上半期) - 村上龍限りなく透明に近いブルー


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