可視光での測光観測で最もよく用いられているのは UBVRI フィルターシステムである。このうち U,B,V の各フィルターは上記のもので、これに赤色を透過する R バンドと赤外域を透過する I バンドを加えた測光系である。この測光系は考案者の名前を取ってジョンソン・モルガン測光系(またはジョンソン・カズンズ測光系)などと呼ばれる。実際の測光観測はこれらの各波長域を透過するガラスフィルターと光電子増倍管を組み合わせて行なわれる。色指数を求めるための2色のフィルターは天体の色温度に合わせて適切な組み合わせを選択する。B-V は恒星などに幅広く用いられる。U-V はより高温の天体に用いられ、R-I は低温の天体に用いられる。
脚注[脚注の使い方]^ “ ⇒色指数”. 天文学辞典. 日本天文学会. 2019年5月31日閲覧。
^ The ⇒Simbad Astronomical Database' ⇒Rigel page
^ “ ⇒色超過”. 天文学辞典. 日本天文学会. 2019年5月31日閲覧。
参考文献
Johnson and Morgan, ApJ 117, 313 (1953)
Cousins, MNRAS 166, 711 (1974)
Cousins, MNASSA 33, 149 (1974)
Bessell, PASP 102, 1181 (1990)
関連項目
等級 (天文)