航空機関士
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しかし、エンジンのスロットルに関しては上述のとおりか、または航空機関士席の制御盤からも可能であり、ここの区別はあいまいである[1]

飛行機、回転翼航空機(ヘリコプター)、飛行船滑空機の種別であったが、現在の航空法では飛行機又は回転翼航空機のみである。

航空法第65条で「構造上、操縦者だけでは発動機及び機体の完全な取扱いができない航空機」には航空機関士を乗り組ませなければならないとしている[注釈 1]

国家試験は年2回実施される(実施は国土交通省)。試験には18歳以上で、なおかつ一定の飛行経歴(飛行時間)が必要になる。飛行経歴については航空従事者を参照のこと。

2009年平成21年)7月31日日本航空ボーイング747クラシックの引退をもって、日本の航空会社が運航する旅客機は、全て航空機関士の乗務が不要な機種に置き換えられ、日本では航空機関士という職種自体がなくなった。最後のフライトであったホノルル東京便では、航空機関士が操縦室からマイクで最後の挨拶をし、その言葉に対して乗客が拍手を送る一幕もあった[2]。その後の航空機関士は、航空機器取扱のスキルを活かして、別の部署に配属転換となった。
試験科目

飛行機、ヘリコプター、飛行船

学科
航空力学並びに重心位置計算

機体知識

発動機知識

装備品知識

航法

航空気象


航空通信

航空法規


実技
機体・発動機・装備品の取扱・検査

重量・重心位置計算

発動機制御及び燃料計算

故障の際の措置



滑空機

学科
航空工学

航空気象

空中航法

航空通信

国内航空法規


実技
装備品取扱・整備・検査

重心位置計算



自衛隊におけるフライトエンジニア

自衛隊の部内資格では機上整備員、またはFLIGHT ENGINEERの略でFEと呼ばれる。自衛隊機に搭乗し、エンジンの操作、緊急事態の処置をもってパイロットを補佐する。詳細は「航空士 (自衛隊)」を参照
脚注[脚注の使い方]
注釈^ かつてこの規定は「一.4基以上の発動機を有する航空機 二.3基の発動機を有し、且つ、35,000kg以上の最大離陸重量を有する航空機 三.構造上、操縦者だけでは発動機及び機体の完全な取扱いができない航空機」となっていたが、時代とともにその項目が減っていった。

出典^ 「航空用語辞典」(鳳文書林出版。同名の本があるので注意。)。
^ “「747を愛している」と最後の航空機関士 空の安全守り28年”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2009年7月31日). オリジナルの2009年8月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090803181655/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090731/trd0907312244015-n1.htm 2017年7月14日閲覧。 

外部リンク

航空実用事典










国土交通省所管の資格試験
不動産・建設経済局

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土木

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電気工事

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