舟橋聖一
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年譜

1904年(明治37年) 東京市で誕生。

1928年(昭和3年)
東京帝国大学文学部国文科卒業。

1938年(昭和13年) 明治大学教授。

1948年(昭和23年) 日本文芸家協会理事長。

1949年(昭和24年) 芥川賞選考委員。

1950年(昭和25年) 文部省 国語審議委員。

1964年(昭和39年) 『ある女の遠景』毎日芸術賞受賞、『花の生涯』彦根市名誉市民表彰。

1966年(昭和41年) 日本芸術院会員。

1967年(昭和42年) 『好きな女の胸飾り』野間文芸賞受賞。

1969年(昭和44年) 横綱審議委員長。

1975年(昭和50年) 文化功労者

1976年(昭和51年) 急性心筋梗塞により死亡。(享年71)

2007年(平成19年) 舟橋聖一文学賞創設(彦根市)。

作品一覧

『ダイヴィング』(1935年、紀伊國屋書店)

『岩野泡鳴伝』(1938年、青木書店。のちに、1971年、角川書店)

『新胎・木石』(1938年12月、青木書店) - 「木石」(ぼくせき) - 1938年10月「文学界」。細菌学研究所長二桐博士と、25年間勤務する女性助手追川初と、初の娘ということになっているじつは前所長R博士と某夫人との間の不貞の子襟子。初は亡きR博士を思い続け、襟子は二桐博士に恋するようになる。初は、自分の二の舞をさせまいと襟子をとがめ叱る。一見木石のようで、人情も解さないように見える。しかし実験用のネズミにかまれて細菌が伝染し、やがて死ぬが、遺言で二桐博士に解剖を依頼し、処女であることを証明し、じつは非凡な人情に生き抜いた女性であることが知れる。(1940年に
松竹で映画化)

『川音』(1940年、実業之日本社)

『新風平家物語』(1940年、万里閣)

『愛児煩悩』(1940年、万里閣)

『清流』(1941年、人文書院)

『徳田秋声』(1941年、弘文堂)

『北村透谷』(1942年、中央公論社)

『女の手』(1942年、講談社)

『随筆日本文学』(1942年、秩父書院)

『りつ女年譜』(1942年、中央公論社)

『牡丹は咲きぬ』(1943年、紀元社)

『悉皆屋康吉』(1945年、創元社)

『散り散らず』(1945年、生活社)

『老茄子』(1947年、文學界社)

『無風』(1948年、改造社)

雪夫人絵図』(1948年、新潮社)(1950年新東宝で映画化され、1968年に東映で映画が製作されるもお蔵入り。1975年日活系列で公開され日の目を見た)

『花の素顔』(1949年、朝日新聞社)(1949年松竹が映画化)

芸者小夏』(1952年、新潮社)(1954年、1955年<『芸者小夏 ひとり寝る夜の小夏』>東宝が、1965年<『帯をとく夏子』>大映が映画化、1963年TBSがテレビドラマ化)

花の生涯』(1953年、新潮社)(1953年<『花の生涯 彦根篇 江戸篇』>松竹が映画化、1963年<『花の生涯』>NHK大河ドラマで、1974年<『花の生涯』>日本テレビが、1988年<『花の生涯 井伊大老と桜田門』>テレビ東京新春ワイド時代劇でテレビドラマ化)

『女めくら双紙』(1954年、角川書店)(1965年<『女めくら物語』>、1968年大映が映画化)

絵島生島』(1954?55年、新潮社)(1955年松竹が映画化、1971年東京12チャンネルがテレビドラマ化)

『海の百万石』(1955?56年、講談社)(1956年東映が映画化)

白い魔魚』(1956年、新潮社)(1956年松竹が映画化)

『愛の濃淡』(1957年、角川書店)(1959年松竹が映画化)

『朱の花粉』(1958-1960年、講談社)(1960年松竹が映画化)

新・忠臣蔵』(1957?61年、毎日新聞社)(1999年<『元禄繚乱』>NHKが大河ドラマでテレビドラマ化)

『霧ある情事』(1959年、新潮社)(1959年松竹が映画化)

『白子屋駒子』(1960?61年、角川書店)(1960年大映が映画化)

『夢でありたい』(1961年、新潮社)(1962年大映が映画化)

ある女の遠景』(1963年、講談社)(本作で第5回(1964年)毎日芸術賞を受賞する)

『モンローのような女』(1964年、文藝春秋新社)(1964年松竹が映画化

『寝顔』(1964?65年、新潮社)

『徳川千姫』(1967?68年、人物往来社)

『好きな女の胸飾り』(1967年、講談社)

『花實の繪』(1971年、毎日新聞社)

『滝壺』(1973年、新潮社)

『白の波間』(1976年、中央公論社)

『源氏物語』(1970?76年、未完、平凡社)桐壺?幻

『太閤秀吉』(1970?76年、未完、読売新聞社)

『谷崎潤一郎と好色論 日本文学の伝統』(2015年、幻戯書房

『文藝的な自伝的な』(2015年、幻戯書房)

映像化作品
映画

木石(1940年、
松竹五所平之助 監督)

男(1943年、東宝渡辺邦男 監督)

彼と彼女は行く(1946年、大映田中重雄 監督)

田之助紅(1947年、大映、野淵昶 監督)

夢よもういちど(1949年、東宝、野村浩将 監督)

満月(1949年、大映、田中重雄 監督)

花の素顔(1949年、松竹、渋谷実 監督)

美貌の海(1950年、大映、久松静児 監督)

雪夫人絵図(1950年、新東宝溝口健二 監督)

女の水鏡(1951年、松竹、原研吉 監督)

夜の未亡人(1951年、新東宝、島耕二 監督)

花の生涯 彦根篇 江戸篇(1953年、松竹、大曾根辰夫 監督)

芸者小夏(1954年、東宝、杉江敏男 監督)

芸者小夏 ひとり寝る夜の小夏(1955年、東宝、青柳信雄 監督)

白井権八(1956年、東宝、安田公義 監督)

白い魔魚(1956年、東宝、中村登 監督)

海の百万石(1956年、東映内出好吉 監督)

おしどりの間(1956年、東宝、木村恵吾 監督)

白磁の人(1957年、松竹、岩間鶴夫 監督)

青い花の流れ(1957年、松竹、原研吉 監督)

黒い花粉(1958年、松竹、大庭秀雄 監督)

愛の濃淡(1959年、 松竹、岩間鶴夫 監督)

霧ある情事(1959年、松竹、渋谷実 監督)

白子屋駒子(1960年、大映、三隅研次 監督)

夢でありたい(1962年、大映、富本壮吉 監督)

モンローのような女(1964年、松竹、渋谷実 監督)

女めくら物語(1964年、大映、島耕二 監督)

帯をとく夏子(1965年、大映、田中重雄 監督)

雪夫人繪圖(1975年、日活成沢昌茂 監督)

TV

大河ドラマ 花の生涯(1963年、
NHK

絵島生島(1971年、東京12チャンネル

大河ドラマ 元禄繚乱(2000年、NHK

参考文献

大村彦次郎坪内祐三「『風景』と文芸誌の昭和:元文芸誌編集長と雑誌読み巧者が縦横に語る」『scripta』第11巻第1号、紀伊國屋書店、2016年、10-20頁。 

『すみだ文学地図』墨田区立寺島図書館、1990年。 

脚注[脚注の使い方]^ 没後に回想記『人間・舟橋聖一』(新潮社 1987年)を著した。
^ 大村彦次郎 & 坪内祐三 2016
^ a b すみだ文学地図 1990.
^ 『特別編集 芥川賞・直木賞150回全記録』文藝春秋 128頁、2014年。
^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)287頁
^ “競馬を愛した人々 #2 舟橋聖一”. 近代競馬150周年記念サイト. 日本中央競馬会 (2012年3月24日). 2012年5月10日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。
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