2004年時点の全世界の輸入量は、産出量の60%に相当する21億5000万トンである。
アメリカ合衆国 5億4000万トン、25.1%
日本 2億トン、9.3%
中華人民共和国 1億2300万トン、5.7%
大韓民国 1億1300万トン、5.2%
ドイツ 1億1000万トン、5.1%
インド 9500万トン、4.4%
イタリア 8700万トン、4.0%
フランス 8500万トン、3.9%
スペイン 5900万トン、2.7%
イギリス 5600万トン、2.6%
2004年時点の全世界の輸出量は、20億9400万トンである。
サウジアラビア 3億6500万トン、17.4%
ロシア 2億5800万トン、12.3%
ノルウェー 1億3200万トン、6.3%
イラン 1億2200万トン、5.8%
ナイジェリア 1億1800万トン、5.6%
アラブ首長国連邦 1億0800万トン、5.2%
メキシコ 1億0500万トン、5.0%
ベネズエラ 9400万トン、4.5%
イラク 7500万トン、3.6%
クウェート 7400万トン、3.5%
2015年の全世界の輸出入量は19億7700万トン (3971万バレル/日)である。
輸入 (単位:万バレル/日)
日本 322 (2018年4月)
米国 735
カナダ 66
メキシコ 0
ロシア 6
中国 674
中東 16
欧州 980
アフリカ 30
輸出 (単位:万バレル/日) 世界の原油取引の単位は通常、バレル(barrel)が使用されている。英語のバレルは樽の意味で、ドラム缶普及以前は樽に入れて運ばれていた名残である。バレルにはいくつか異なる尺度が存在するが、石油用の1バレルは約159リットルの体積を表す。原油の量を表す単位としてキロリットルやトンも使われる。 世界的な原油価格は商品先物市場での取引価格が1つの指標として採用されており、これを基準に、原油品質や引き渡し地といった個別取引での事情が加味されて価格形成される。また主要産油国の世界の中での相対的国力も原油価格に微妙に影響してくる。基本的に産油国は原油高が継続するよう様々な政治活動をするためである。商品先物取引での価格は、原油の需給バランスや投機資金の流入流出によって形成される将来価格の予測となって現れる。 ただ、先物取引量と現物の量の違いが大きすぎて、先物価格と現物価格が乖離することがある。 原油価格の項も参照のこと ニューヨーク商業取引所でのWTI原油価格は2002年夏頃まで1バレル(約159リットル)が20ドル前後で低迷していたが、アメリカ合衆国のイラク侵攻の可能性が高まるにつれて上昇に転じた。2003年春の開戦直前に1バレル40ドルを付けた後、下落に転じた。米軍のイラク占領後も原油輸出が回復せず再び上昇に転じた。また中国の石油需要が高まったために原油価格は下げにくくなった。
米国 49
カナダ 20
メキシコ 120
ロシア 512
中国 6
中東
欧州 20
アフリカ 573
消費量
2009年時点の1日あたり石油消費量の上位10カ国を挙げる[8]。単位「万バレル/日」。
アメリカ合衆国 1869
中国 863
日本 440
インド 318
ロシア 270
サウジアラビア 261
ドイツ 242
ブラジル 241
韓国 233
カナダ 220
2013年時点の1日あたり石油消費量の上位10カ国を挙げる[9]。単位「万バレル/日」。
アメリカ合衆国 1889
中国 1076
日本 455
インド 373
ロシア 331
サウジアラビア 308
ブラジル 297
韓国 246
カナダ 239
ドイツ 238
単位
用語
原油換算
異なるエネルギー量を共通の尺度で比較するため、原油の量に換算したもの。1,000万kJを原油0.258kLと換算している。
原油先物市場
主要市場例
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX): テキサス州産原油(ウェスト・テキサス・インターミディエイト, WTI原油)を代表的な石油商品とする
ロンドン国際石油取引所(ICE): 北海原油(「北海ブレント」)を代表的な石油商品とする
東京商品取引所(TOCOM): ドバイ原油及びオマーン原油の平均価格を指標とする中東産原油を対象とする現金決済先物取引(2015年5月限まで適用)。ドバイ原油の(平均)価格を指標とする中東産原油を対象とする現金決済先物取引(2015年6月限から適用・通称 ドバイ原油)。
2002年からの価格動向
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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