自転車旅行
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沿道には、サイクリストのための、工具類もある自転車整備室も備えた宿泊施設が整備されつつある。

アジア横断:東アジアトルコを結ぶ。

インドシナ半島縦断:シンガポールタイを結ぶ:起伏が少ないため、走りやすい。

韓国:主に釜山ソウルを走る。距離は550km程度であり、道中鉄道網や宿場があることから走行は難しくない。ただし、韓国は山岳地形であるので道中、峠越えが何度もある。

台湾:主に台湾新幹線にて片道を輪行しての台北?高雄間約400km弱の縦断や、10日間前後で台湾本島を一周する「自転車環島」が主流。台湾資本で世界的メーカーのジャイアント・マニュファクチャリングメリダ・インダストリーの2社を擁し、両社が全土にスポーツタイプの車種もレンタル可能な店舗を展開しているため、外国人観光客でも気軽に楽しむことができる。主な台湾省道には二輪車の走行に適した幅広のレーンがあり、河川敷や廃線跡のサイクリングロードを組み合わせた全長900km超の環島1号線2015年末に完成している。人口密度の高い西海岸だけでなく、田園風景が広がる東海岸でも一定距離ごとにサイクリングターミナル(鐵馬驛站)が整備され、初心者には一部地形の急峻な場所は鉄道での輪行が推奨されている。上級者には本島最北端の富貴角と最南端の鵝鑾鼻の間520kmを走破する「一日双塔(中国語版)」や台北高雄の両都市間を1日以内で走破する「一日双城」が流行している。

アフリカ

アフリカ大陸縦断:沿岸部沿い、および内陸横断に分かれる。強烈な日射と熱風にさらされ、道路が十分に整備されていない地域、治安が劣悪な地域が多く、極めて過酷な道中となる。宿場の間隔が広く、補給と安全の確保を十分に考えておく必要がある。

アメリカ大陸

アメリカ大陸横断:
アメリカカナダなどを横断。特に西部で都市と都市の間の距離が長い。

アメリカ大陸縦断:アラスカから、フエゴ島まで、南北アメリカ大陸を縦断。パナマ-コロンビア国境付近(ダリエンギャップ)は陸地はつながっているものの、整備された道路はなく陸路で通過するのは非常に難しいため、通常海路か空路で迂回する必要がある。

南アメリカ縦断:ベネズエラからアルゼンチン最南端の町ウスアイアまで。走行ルートには治安が悪い国もある。

大洋州

オーストラリア大陸縦断:ダーウィンからアデレードまでスチュアート・ハイウェイを走る。内陸部は砂漠が広がり、街と街の間が数百キロ離れていることも珍しくない。夏の最高気温は45度にも達するため、十分な準備が必要である。

日本

日本縦断:
北海道北端から、九州南端(あるいは輪行により沖縄県などまで)

日本横断:太平洋側と日本海側を結んで走る

五街道

東海道太平洋沿いを走る。基本的に国道1号に沿って走る。箱根峠浜名湖などにはバイパスがあり自動車専用。それ以外でも自転車通行禁止のバイパスが静岡県を中心に数多く存在する。

中山道国道17号国道18号国道19号などに沿って走る。沿線は山が多く、峠越えが必要。国道19号の塩尻?中津川間は「木曽高速」といわれ、夜間の走行は大変危険。迂回が必要。

甲州街道:基本的に国道20号に沿って走る。笹子トンネルは 3 km弱と長く路側帯が無いので危険であり、迂回が望まれる。旧甲州街道はより安全である。相模湖など。

奥州街道:基本的に国道4号に沿って走る。

日光街道


ナショナルサイクルルート

つくば霞ヶ浦りんりんロード

ビワイチ

しまなみ海道サイクリングロード

太平洋岸自転車道

トカプチ400

富山湾岸サイクリングコース


日本各地(地方別)
北海道
道央道南は本州並の人口密度だが、道東道北は広大な原野、草原、牧場、畑地が広がり、道路も幅広く造られ、信号、交通量が少ない。安価に宿泊できるユースホステルライダーハウス・とほ宿やキャンプ場も多い。このような条件から、北海道は自転車旅行者が全国の中で最も多い。ただし、特に道東、道北では都市間が数十キロ以上離れている場合が多く、食糧を調達できる店も見当たらない場合が多いので、補給は計画的に行う必要がある。自動車の走行速度が本州に比べてかなり速い。さらに冬季は積雪のためスパイクタイヤを付けた自転車で行う必要がある。この地域のコースは北海道一周。トカプチ400などが知られている。
東北
険しい大山脈が連なる間に平野が広がる地域。太平洋側は国道4号国道45号、日本海側は国道7号が南北に走る。太平洋側と日本海側との間を横断する場合は、奥羽山脈を越えるため、標高1,000m近くの峠越えとなる。この地域のコースは十和田湖八幡平方面が知られている。
関東
人口が集中する首都圏であるため、休日は日帰りのサイクリストの数が多い。広大な関東平野が広がり、目立った起伏は他地域に比べて少ない。関東は東京を中心として大都市が集中する地域で、変化に富んだ自然や文化遺産にも恵まれ、東京や湘南武蔵野などのポタリングを楽しむ人々も多い。碓氷峠は横川から軽井沢にかけて長大な登りが続く難所。静岡県に出る場合は、御殿場市を経由するが、箱根峠を経由することもできる。この地域のコースはをはじめとする荒川、多摩川、江戸川、利根川などの河川に沿ったサイクリングロードや、房総半島狭山丘陵つくば霞ヶ浦りんりんロード渡良瀬遊水池那須高原日光などが知られる。
甲信越
日本アルプスを抱える日本の屋根。走行にはいくつもの峠越えが必須となる。この地域のコースはアルプス山脈の林道ツーリングが知られている。
北陸
国道8号が各県の主要都市を結ぶ。山岳地帯が多く、道中親不知倶利伽羅峠などの難所がある。サイクリングロードもある程度確保されている。この地域のコースは佐渡島一周や能登半島一周、富山湾岸サイクリングコースなどが知られている。
中部東海
東海地方では名古屋市を中心に交通の便がよく平地が広がる。都市は適度な間隔で点在する。中部地方では北部を中心に山地となっている。この地域のコースは浜名湖や太平洋岸自転車道などが知られている。
関西
日本第2の都市圏である京阪神を抱え大都市が連なっている。この地域は、歴史的な町並みが多く残されているのも魅力で、京都や奈良はポタリングを楽しむ人々も目立つ。紀伊半島一周には国道42号などが使われるが、起伏が多い。太平洋岸自転車道も国道42号沿いに整備されている。国道24号沿線と大阪府の間には山地があり、国道25号などで山地を迂回して走行すると負担が少ない。
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