イギリスを構成する4つのカントリーのうちスコットランド、ウェールズ、北アイルランドは、権限移譲された事柄についての法律を制定することのできる議会を有する。イギリスは単一国家のままであり、イギリスの議会は主権を保持し、カントリーに移譲されていない事柄について法律を制定するだけでなく、カントリーに移譲された事柄についても法律を制定することができる(ただしこれは、カントリーの議会の合意を要する)。権限移譲された議会の憲法的な基礎は、イギリスの議会の法律によっても制御される。
ジャージー、ガーンジー、マン島は、イギリスの一部でない自治的な王室属領である。ジブラルタルは、自治的な海外領土である。 ニュージーランドは、太平洋の3つの島国の名目上の主権を維持している。クック諸島とニウエはニュージーランドと自由連合を結んだ自治国家であり、独自に他の国との外交を行うことができる。トケラウは、ニュージーランドの自治属国のままである。 ニュージーランド諸島の中にあるチャタム諸島はニュージーランドの固有の領土であるが、「領土」(Territory)の指定を受けている。チャタム諸島の議会は、自治的ではないが、広範囲に他の地方議会と同じ権限を有し、特に、島に移出入する商品に課税することができる[1]。 エチオピアでは、「特別郡」は、少数民族の伝統的な居住地域の周囲で組織されるworeda(郡)のサブグループで、伝統的な地域区分であるkililや地域の階層とは別にある。特別郡には、他の国における自治区との多くの類似点がある。 フェロー諸島とグリーンランドは、デンマーク王国を構成する自治国家である。 アルバ、キュラソー、シント・マールテンは、オランダ王国を構成する自治国家である。独自の議会を有し、独自の通貨を持ち、独自に課税を行える。 フランスの憲法は、3種類の自治的な管区を認めている。地方政府
ニュージーランドの属領
エチオピアの特別郡
デンマークの構成国
オランダの構成国「オランダ領アンティル」も参照
フランスの自治行政区画詳細は「フランスの海外県・海外領土」を参照
過去の自治行政区画
Silesian Voivodeship
アルバニア公国の北イピロス自治共和国
ソビエト連邦の自治共和国(1922年 - 1990年)
アパルトヘイト時代の南アフリカとナミビアのバントゥースタン(ホームランド)
チェコ=スロバキア共和国の下カルパティア・ルテニア(英語版)とスロバキア(1938年 - 1939年)
ロシア帝国のBaltic governorates
ロシア帝国のフィンランド大公国