自動ドア
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JRでは、ホームライナーの乗車駅で乗車口を限定した場合や、特急白鳥・スーパー白鳥竜飛海底駅吉岡海底駅で見学客を乗降させる場合に、名古屋鉄道近畿日本鉄道では通勤形電車での長時間停車時に行われており、箱根登山鉄道(現:小田急箱根)では、プラットホーム有効長が約49メートル[* 3]風祭駅で、2008年(平成20年)3月14日まで小田急電鉄の車両の箱根湯本方2両[* 4]で乗降客を扱う場合に用いていた。
ボタン式半自動.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}}土浦駅で半自動扱い中のJR東日本E531系電車。客用扉は閉まっているが車側灯が点灯している。乗客用開閉スイッチの例。
JR北海道731系電車(内・外)

1972年(昭和47年)から川越線八高線通勤型気動車で、後に相模線の通勤型電車で車両内外の扉脇に押しボタン式スイッチ増設改造が施され、車掌スイッチを半自動位置にすると扉のスイッチ部分が点灯して乗降客自らの操作で扉開閉が可能となる。一般的には「ドア開閉ボタン」「半自動ドアボタン」と称されるこのボタンだが、ドアエンジンが開放されていない自動扉を個別に操作するものであり、手動開閉は考慮されていない。当初は各線区事情を考慮して採られたが、民営化に向けた211系以降の新造車両で寒冷地向け装備として正式採用されているほか、115系など既存車両に対しても改造により追加するケースもある。また、使用するケースは稀だがJRの一部の特急形車両にも設置されている。

スイッチは両開き扉では内外ともに右側、片開き扉では内外共に戸当り側へ配置されている。車室には開と閉の2つが設置されているが、車外側はコスト低減のために開のみが設置されているため、ドア開時に車外から車内の閉ボタンを操作する際は、挟み・巻き込み防止のためドアが閉まる前に体をドアから離れなければならない。停車中の扉の状態にかかわらず発車時には全扉の施錠を要するため、阪神電気鉄道をはじめとする一部事業者では発車前に半自動を解除する際は一旦半自動扱いとしていた全扉を開いている。また、乗降客が比較的多い駅で乗客の分散を図るためにすべての扉を一斉開閉する場合と車掌スイッチの戸閉め操作のみで発車する場合があり、ボタン操作の開扉後に一定時間無操作で自動閉扉するものもある。

車内温度維持による省エネ効果を期待して、JR東海313系2500番台JR東日本E231系E233系(いずれも近郊タイプ)、JR西日本製造の普通列車用車両など、主に暖地を走る車両で始発駅での出発待ち、快速特急などの接続・通過待ち、単線区間での列車交換など、アーバンネットワークでは新快速や快速の接続・通過待ちや折り返しなどで停車時間が長い列車、きのくに線湖西線(近江今津駅 - 近江塩津駅・敦賀駅間)、北陸本線(米原駅 - 金沢駅間[* 5])、加古川線播但線などでは全列車、大手私鉄では導入順に西武鉄道4000系40000系、阪神電気鉄道5700系5500系リノベーション車両相模鉄道20000系12000系準大手私鉄では山陽電気鉄道6000系など、中小私鉄では一畑電車7000系など、モノレールでは大阪モノレール3000系で押しボタン式の半自動扱いが行われている。

しかし、逆に言えば一部のドアしか開かない事で車内換気が悪いため、2020年の新型コロナウイルス流行の際には感染拡大の要因の一つである3つの密に該当すること、ボタンに触れる必要があることが問題になった。改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス緊急事態宣言が発令された2020年4月7日以降しばらく、車内換気向上の為、大半の駅で半自動扱いを中止し、自動扱いに切り替える事業者が増えた[6][* 6]
ヨーロッパ

スイスなどヨーロッパの鉄道ではドアが自動では開かず、乗降客がドア付近のボタンを押すか、ドアの取っ手を引いてドアを開閉するようになっている場合もある[7]
主要メーカー

ナブテスコ

寺岡オートドア

フルテック

三和シヤッター

日本自動ドア

脚注[脚注の使い方]
注釈^ なお、ドア前に十分な空間がない(「ドアから入ってくる人」と「ただの通行者」を見分けにくい)などの理由で「人の出入りを自動で検出する」ことが困難な場合、センサー部の代わりにドアに開扉ボタンを設け、入る人がこのボタンを押してドアを開けるような半自動式の運用を行うことがある。
^ 装備車両のみ。
^ 1993年以前は約30メートル
^ 小田急は最低でも4両編成である。
^ 琵琶湖線からの乗り入れ含む。
^ ただし、ワンマン運転を行っている路線では引き続き使用している。

出典^ 城井田勝仁『図解入門よくわかる機械制御の基本とメカニズム』秀和システム、2004年、30-31頁
^ 水戸計 『教科書には載っていない 江戸の大誤解』 彩図社 2016年 p.107.復元品の写真あり。
^ 「自動ドアの電車を試運転」『時事新報』1926年9月8日夕刊(大正ニュース事典編纂委員会 『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編pp.477-478 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
^ “【お詫び】列車ドアの誤開扉について”. 東急電鉄 (2019年6月4日). 2021年9月12日閲覧。
^ ホームと反対側のドア全壊 少女が転落、けが『朝日新聞』1979年(昭和54年)6月7日朝刊 13版 23面
^ 車内換気のためのドア自動開閉について (PDF) - 東日本旅客鉄道八王子支社、2020年4月8日
^ スイス、旅のマニュアル HIS 2019年1月14日閲覧

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、自動ドアに関連するカテゴリがあります。

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