忠臣蔵関係の一部映像は大河ドラマの『元禄太平記』と『峠の群像』より流用されている。配役における浅野内匠頭の隆大介(『峠の群像』)や大石内蔵助の江守徹(『元禄太平記』)はその関係によるが、江守は第9回に新撮の映像でも登場している。また柳沢吉保役の石坂浩二も江守同様に『元禄太平記』に同役で出演しているが、こちらは大河ドラマからの映像は使われていない。 前作の最終話から3か月程過ぎた頃、前桑山藩主毒殺に荷担した者たちの名が記された連判状を大富静馬が盗み江戸へ出奔した。青江又八郎は家老・間宮からその連判状を取り返すよう命じられる。藩命ではあるものの、厳しい藩の財政のため、又八郎は再び江戸での浪人暮らしを強いられることになる。一方、公儀隠密も連判状の争奪に乗り出し、三つ巴の様相を呈する。公儀隠密の手から静馬の危機を救った又八郎に静馬は礼の代わりにと連判状の筆頭にある人物の名を告げて去る。それは桑山藩にとって意外な人物の名であった。
第2シリーズ
放送期間 - 1992年9月4日 - 11月27日
原作 - 『孤剣 用心棒日月抄』『刺客 用心棒日月抄』『よろずや平四郎活人剣』
あらすじ
シリーズキャスト
谷口権七郎 - 蟹江敬三(第5話 - 最終話)
かつては名家老と呼ばれたが病弱を理由に藩政から退いている。表向きは秘匿されているが佐知の実父。
寿庵保方 - 細川俊之(第2話 - 最終話)
前藩主の異母兄。出自を理由に家督を継げず赤谷村に隠棲している。連判状の筆頭に名前が記されている。
筒井杏平 - 嶋田久作(第8話 - 第12話)
江戸嗅足組の殲滅に選ばれた藩士の頭目を務める。桑山藩において「青江か筒井か」と腕を並び称された剣客。貫心流 寺井道場。
土橋甚助 - 中西良太(第8話・第9話)
江戸嗅足組の殲滅に選ばれた藩士。膝を地につくほどに低い構えからの反撃が特徴的。直心流 野地道場。
成瀬助作 - 冨家規政(第8話 - 第10話)
江戸嗅足組の殲滅に選ばれた藩士。刀身を小刻みに振りつつ軽快な足運びで又八郎を揺さぶった。丹石流 星川道場。(原作では鐘捲流 多田道場)
中田伝十郎 - 竹田寿郎
江戸嗅足組の殲滅に選ばれた藩士。やや短い刀身の二刀を操る。佐知を追い詰め手傷を負わせる。鐘捲流 多田道場。(原作では丹石流 星川道場)
杉野清五郎 - 石丸謙二郎(第8話 - 第12話)