脱北者
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脱北女性は人身売買の対象となっており、20歳?24歳の女性は7千元、25歳?30歳の女性は5千元、30歳以上は3千元で中国などに売られている[20]
ヨーロッパの脱北者

ヨーロッパに居住する脱北者には、東南アジア経由でヨーロッパに渡った人々や、一度は韓国に逃れたものの韓国社会に溶け込めずヨーロッパに渡った人々がいる[1]。イギリスのニューモルデンには2000年代から脱北者が多く移住するようになり、2019年現在500人前後が暮らしており「リトル・ピョンヤン」とも呼ばれている[1]
日本での報道

日本で脱北者が大きく取り上げられた初期の事件に、ズ・ダン号事件がある。

瀋陽の日本領事館に朝鮮人親子5人が駆け込んだ事件で脱北者の存在が注目を集めた。5人を逮捕しようとした中国の公安警察が、治外法権が認められている領事館の敷地に侵入したにもかかわらず、日本領事側はそれに抗議することも無く、5人を武装警察に引き渡したため、国内外から批判が集中した。なお、彼らは後にフィリピン経由で韓国入りした。

2007年、青森県日本海沖で4名の脱北者が漁船を使い日本海を渡り亡命し、後に韓国に渡った。このように直接に日本に入国しようとするケースは稀である。

2011年、元最高人民会議議長白南雲の孫を名乗る男性をリーダーとする脱北者グループ9人が、石川県沖で海上保安庁により保護された。韓国を目指していたが能登半島沖まで流されたものである。
著名脱北者一覧

申東赫(元・強制収容所収容者)

姜哲煥(元・強制収容所収容者、現朝鮮日報記者)

安赫(元・強制収容所収容者)

金恵淑(元・強制収容所収容者)

黄長Y(元・金日成総合大学総長、朝鮮労働党中央委員会委員)

安明進(元・工作員

安明哲(元・強制収容所警備兵)

金高哲瀋陽総領事館北朝鮮人亡命者駆け込み事件で知られた)

李韓永金正日の元妻方の甥)

イム・ヨンソン(インターネット上の放送局、統一放送代表)

太永浩(元・駐英大使館公使)

張承吉(元・駐エジプト大使)

張真晟(脱北詩人)

チュ・ソンハ東亜日報記者、ジャーナリスト)

安燦一(世界北韓研究センター所長)

康明道

池成浩(人権活動家)

趙明哲

張仁淑(建築家)

リュ・ヒョヌ(元・駐クウェート代理大使)

イ・ヒョンソ(人権活動家。2013年TEDにおいて自身の脱北体験を話した。)

関連項目

北朝鮮人権問題

朝鮮民主主義人民共和国の強制収容所

離散家族

大韓民国統一部

平新艇事件 - 1966年に発生した亡命事件

ズ・ダン号事件

第十八富士山丸事件

自由青年同志会 - 活動が確認された北朝鮮のレジスタンス

北韓人民解放戦線 - 脱北者たちが韓国で結成した金正日政権打倒を目指す政治(レジスタンス)組織。北朝鮮への体制批判ビラの散布などを行っている

いま会いに行きます

脚注[脚注の使い方]^ a b c 「リトル・ピョンヤン in ロンドン」 - NHK 2019年6月24日
^脱北者:韓国政府が呼称変更、「セト民」不使用へ - 朝鮮日報 2008年11月23日[リンク切れ]
^“<アジア大会>あす南北サッカー決勝…脱北者「金メダル分け合えれば」”. 中央日報. (2014年10月1日). ⇒http://japanese.joins.com/article/809/190809.html 2014年10月4日閲覧。 
^ 韓国:脱北した入国者が通算1万人超える 朝鮮戦争以来 - 毎日新聞 2007年2月17日付(2007年2月18日時点のアーカイブ
^ アングル:脱北者が大幅減、金正恩政権の監視体制強化で - ロイター通信 2015年5月25日付)
^ “昨年の脱北者が激減、コロナ対策の国境封鎖が原因か 韓国統一省” (日本語). AFP通信. (2021年1月20日). https://www.afpbb.com/articles/-/3327308 2021年6月5日閲覧。 
^ Marie-Laure Michel (2013年2月9日). ⇒“脱北者の私、ブログなら話せた 初めて日本の大学を卒業”. 朝日新聞. ⇒http://www.asahi.com/international/update/0209/TKY201302090033.html 2013年2月9日閲覧。 
^“韓国でも性的搾取、脱北女性の厳しい現実”. ニューズウィーク. (2016年11月17日). ⇒http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/11/post-6353.php 2016年11月20日閲覧。 
^ “東欧の海外労働者だった北朝鮮人女性が一発で脱北を決心したキッカケ(2/2)”. コリアワールドタイムズ. (2019年10月10日). https://www.koreaworldtimes.com/topics/news/6131/ 2020年5月10日閲覧。 
^ したがって2013年現在、北朝鮮において漢字はあくまで外国語扱いである。
^ 「 ⇒脱北者の青少年90%が高校へ通わず」 - 朝鮮日報 2005年9月20日付[リンク切れ]
^ a b 『 ⇒「人間らしい生活」を夢見た脱北者に絶望を与える韓国』 - 朝鮮日報 2007年2月5日付配信[リンク切れ]
^ 「韓国で脱北者逮捕、北朝鮮へ越境試み」 - 産経新聞 2020年9月20日付
^ “北朝鮮工作員、脱北者を装ってスパイ活動” (2004年12月2日). 2019年11月13日閲覧。
^ “同僚16人殺害の北朝鮮人らの強制送還、人権団体が韓国を非難”. AFP (2019年11月13日). 2019年11月13日閲覧。
^ 西村大輔 (2010年2月11日). “「7万8千円で妻を買いました」 脱北、売られ中国人妻”. 朝日新聞. ⇒オリジナルの2011年9月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110908062138/http://www.asahi.com/special/08001/TKY201002100507.html 
^ a b c d e f g h 西村大輔 (2010年2月11日). “中朝国境人身売買、仲介業者が暗躍 国境警備隊も結託”. 朝日新聞. ⇒オリジナルの2011年9月8日時点におけるアーカイブ。


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