「ダイヤモンズ・アンド・ラスト」は、ジョーン・バエズが1975年に大ヒットさせたアルバム『Diamonds & Rust』収録曲のカヴァー。ジューダス・プリーストがカヴァー曲を発表したのは、これが初めてである。同ヴァージョンはシングルとしても発売されたが、チャート・インは果たせなかった。
本作は、ジューダス・プリーストのアルバムとしては初めて全英アルバムチャート入りを果たし、最高23位を記録した[1]。本作発表後、バンドは新ドラマーとしてレス・ビンクスを迎え、REOスピードワゴンやフォリナーのオープニングアクトとして本格的なアメリカ・ツアーを行った[2]。
2001年のリマスターに際して収録されたボーナス・トラック「レイス・ウィズ・ザ・デビル」は、ガン(The Gun)が1968年に大ヒットさせた曲のカヴァー。 特記なき楽曲はロブ・ハルフォード、K. K. ダウニング、グレン・ティプトンの共作。
収録曲
罪業人 - Sinner (Rob Halford, Glenn Tipton) - 6:42
ダイヤモンズ・アンド・ラスト - Diamonds & Rust (Joan Baez) - 3:23
スターブレイカー - Starbreaker - 4:49
最後の夏のバラ - Last Rose of Summer (R. Halford, G. Tipton) - 5:36
危害者 - Let us Prey/Call For The Priest - 6:12
不当なる弾圧 - Raw Deal (R. Halford, G. Tipton) - 5:59
孤立の涙 - Here Come the Tears (R. Halford, G. Tipton) - 4:36
異端からの反撃 - Dissident Aggressor - 3:06下記2曲は2001年リマスターCDのボーナス・トラック。
レイス・ウィズ・ザ・デビル - Race with the Devil (Adrian Gurvitz) - 3:06
ジョウブレイカー (ライヴ) - Jawbreaker - 4:01
カヴァー
「スターブレイカー」は、アーチ・エネミーにカヴァーされた。ヨーロッパやアメリカではアルバム『ウェイジズ・オブ・シン』(2001年)に付属されたボーナスCD『Rare & Unreleased』で発表され、日本ではシングル「バーニング・エンジェル」(2002年)のカップリング曲としてリリースされた。
「異端からの反撃」は、スレイヤーのアルバム『サウス・オブ・ヘヴン』(1988年)やヘイルストームのEP『Reanimate 2.0: The Covers EP
参加ミュージシャン
ロブ・ハルフォード:ボーカル
K. K. ダウニング:リードギター
グレン・ティプトン:リードギター
イアン・ヒル:ベース
サイモン・フィリップス:ドラムス
脚注^ a b ⇒ChartArchive -Judas Priest-
^ a b 日本盤リマスターCD(MHCP 289)ライナーノーツ(ジューダス・プリースト、訳:内田久美子)
表
話
編
歴
ジューダス・プリースト
イアン・ヒル - ロブ・ハルフォード - グレン・ティプトン - スコット・トラヴィス - リッチー・フォークナー
K・K・ダウニング - アル・アトキンス - ジョン・エリス - クリス・キャンベル - ジョン・ヒンチ - アラン・ムーア - サイモン・フィリップス - レス・ビンクス - デイヴ・ホーランド - ティム・オーウェンズ
スタジオ・アルバム
ロッカ・ローラ - 運命の翼 - 背信の門 - ステンド・クラス - 殺人機械 - ブリティッシュ・スティール - 黄金のスペクトル - 復讐の叫び - 背徳の掟 - ターボ - ラム・イット・ダウン - ペインキラー - ジャギュレイター - デモリッション - エンジェル・オブ・レトリビューション - ノストラダムス - 贖罪の化身 - ファイアーパワー - インヴィンシブル・シールド