1980-90年代には、英国保守党政権は Youth Training Scheme、全国職業資格(NVQ)、General National Vocational Qualification(GNVQ)に取り組み、フルタイム教育の割合は増加したが、若年者の教育は取り残されていた[7]。
1994年、政府の支援による現代徒弟制度(Modern Apprenticeships, MA)が導入され、若年者(16-24歳)の職場訓練制度が整備された[11][12]。徒弟の数は近年増加しており、児童学校家族省によれば、この現代徒弟制度をイングランド教育制度の主流にしていきたいとしている[13]。
英国においては、4-5年のインターンシップが必要ないくつか技術士職については、高等国家サーティフィケート(HNC)、高等国家ディプロマ(HND)、またはロンドン・シティ・ギルド協会以上の学位を必要としている。そのため徒弟制度は、ますます現場ベースの訓練の定番とみなされるようになってきている。 イタリアの教育においては以下が存在する。 オーストラリアの職業教育は、その多くは二次教育後において認定教育機関(Registered training organisation
イタリア
Formazione professionale(職業高等学校) - EQFレベル4
Scuola universitaria professionale (職業大学)
オーストラリア「豪州資格フレームワーク」および「技術・継続教育」も参照
公立機関としては、技術・継続教育(Technical and Futher Education, TAFE)と呼ばれる州立の職業教育学校があり、2004年では全国に79校存在する[15]。
職業教育と高等教育の境界はより曖昧になってきている。メルボルン・ポリテクニック、ボックスヒル機関、ウィリアム・アングリースTAFE機関などの多くの職業教育機関が、現在、大学では中核的に提供されていない特定分野において、特定の学士号を提供している。それら応用コースには、馬額、ワイン造りとブドウ栽培、水産養殖、情報技術、音楽、イラストレーション、料理マネジメントなどがある[16]。 オランダの教育では、以下の職業教育機関がある。統計的な文献分析によると、オランダにおける職業教育の成功には職場学習の質が求められている[17]。 オーストリア、ドイツ、リヒテンシュタイン、スイスなどのドイツ語圏ではジャーマンモデルを採用しており、職業教育は徒弟制度によって行われるデュアルシステムである[18]。たとえばドイツにおいては義務教育は15-16歳で終了するが、しかし18歳になるまでは、フルタイム制の学校に通学していない者は就業するかたわら、パートタイム職業学校(ベルーフスシューレ)に通学する義務がある(デュアルシステム)。 ドイツの15歳以上人口では、およそ8%が5Bレベルの高等職業教育認定を所持しており、これは5Aレベル所持者の12%と比較される(2010年)[19]。
オランダ
準職業的中等教育(VMBO) - 12歳で入学するISCED-2レベルの職業教育
MBO(中等職業教育)- 第3期の教育。VMBOから進学することが多い。
HBO(Hoger beroepsonderwijs) - 専門職学位を付与する高等職業教育機関
ドイツ語圏
中等教育レベル
ベルーフスシューレ(Berufsschule) - デュアルシステムのためのパートタイム職業学校。
職業学校(Berufsfachschule
職業上級学校(Berufsoberschule, 4A) - 既に3Bレベルの職業教育を受けた者を対象とする、2年間の職業学校。
高等教育レベル
ファッハホーホシューレ(FH, 5B) - 4年制の技術系高等教育機関。修了者には専門職学位(FH Degree)が付与される。
ファッハシューレ(Fachschulen, 5B) - 2年制の技術系高等教育機関。