聖闘士星矢
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そして黄金聖闘士12人が集結、それらを集中した太陽の光によって嘆きの壁を破壊してエリシオンに向かう。
エリシオン編
幾多の困難の末ハーデスのいるエリシオンにたどり着き、アテナに
聖衣を届けようとする星矢たち。その行く手を双子の神、ヒュプノスタナトスが阻む。そして、聖衣を纏ったアテナと青銅聖衣が神聖衣に進化した星矢たちは、ハーデスとの最終決戦を迎える。激戦の末、星矢の犠牲によってハーデスの肉体は完全消滅、それに伴い冥界は崩壊し、太陽の復活と共に地上に真の平和が訪れた。
外伝「聖闘士星矢EPISODE.G」および「聖闘士星矢 冥王神話」も参照
SHAKA
WJ1987年13号掲載。一輝の修行が終了した直後の物語で、コミックス収録の際に暗黒聖闘士編終盤に組み込まれた。暗黒聖闘士が鳳凰星座の聖衣を我が物にしていると聞いた一輝がその牙城に乗り込み、激戦を繰り広げる。物語はその後、黄金聖闘士シャカとの出会いと、暗黒聖闘士を纏め上げるまでを描く。掲載時は本編との一挙二作掲載で、本編ではシャカがアイオリアと教皇との対峙に割って入る形で初登場している。
氷の国のナターシャ
WJ1988年13号掲載。
氷河を主人公とした外伝。北極圏にある永久凍土の地ブルーグラードで、聖闘士と同等の実力者といわれる極北の伝説の戦士・氷戦士(ブルーウォリアー)たちとの戦いに、氷河が巻き込まれる。
登場人物詳細は「聖闘士星矢の登場人物」を参照
作中用語
聖闘士・聖域関連
聖闘士(セイント)
この世には邪悪がはびこるとき、必ずや現れるといわれる希望の存在。
女神アテナを守るために戦う闘士たちの総称。アテナに仕えることから「アテナの聖闘士」ともいう。その存在は俗人には伝説とされ「その拳は空を裂き、その蹴りは大地を割る」と言い伝えられる超人的な能力を有している。自己の実力の及ばないところを天佑によって補うため、それぞれが天空の星座を守護に持つ。88の星座それぞれに対応し、88人の聖闘士が存在する[注釈 4]。彼等は自分の守護星座を称号としており、その称号の下に聖闘士それぞれの名が呼ばれる。守護星座は、星座の形がそのまま自らの急所「星命点」となるなど、聖闘士の運命にも大きく影響をおよぼす[6]。聖闘士を志す者は、上級聖闘士などのもとで数年間の修行を経た後、その実力と守護星の導きに応じて、聖闘士の証である聖衣(クロス)と呼ばれる鎧を与えられる。聖闘士はその聖衣の種別(後述)に応じて黄金聖闘士(ゴールドセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、青銅聖闘士(ブロンズセイント)の3階級に分けられる。そのさらに下位には、聖衣を持たない雑兵がいるが、彼らも聖闘士と呼ばれることがある[7]。88人の内訳は黄金12人(黄道十二星座に対応)、白銀24人、青銅48人[5][注釈 5]とされるが、総数が揃うことはありえず、常にいくつかの聖衣が所有者不在となっている[5]。おおむね拳速がマッハ1前後のものが青銅、2 - 5で白銀、光速が黄金の標準的な実力である[注釈 6]。アテナが武器を嫌い、それを持って戦うことを禁じているため、聖闘士となる者は修行で己の肉体を極限まで鍛え、原子を砕くという破壊の究極を身に付けている。アンドロメダ星座星雲鎖(ネビュラチェーン)や地獄の番犬星座の鋼球鎖、御者星座の円盤(ソーサー)など武器のような装備品を持つ聖衣もあるが、これらはあくまで下級聖闘士が上級聖闘士の任務を補助するため、もしくは自身の拳を振るう前の牽制用の装備品として位置づけられている[9]。「聖闘士に同じ技は二度と通用しない」といわれ、一撃目はなすすべもなくやられた強力な技に対しても、二度目は見切る(あるいは対戦前に一度技を見ていた場合など)ことも可能。ただしあまりにも実力差がある場合、例外的なケースもある。本来、聖闘士は女神であるアテナを守護する少年達という意味合いから、男性しかなることが出来ない。女性が聖闘士となる場合は、女であることを捨てて常に仮面を被る必要がある。女性聖闘士にとって素顔を見られることは、裸を見られるよりも屈辱であり、素顔を見られた場合、その人間を愛するか殺すという2つの条件が課せられる[10][注釈 7]
聖衣(クロス)
聖闘士が身にまとう防具。各々の守護星座の形を象ったオブジェ形態から分解・変形して、聖闘士の身体を包む防具になる。装着者である聖闘士に闘争心がないなど
小宇宙が低いときにはただの重い防具に過ぎないが、小宇宙の高まりに応じて軽くなり攻撃力が増す。聖衣は階級別に青銅聖衣(ブロンズクロス)、白銀聖衣(シルバークロス)、黄金聖衣(ゴールドクロス)の3種類がある[注釈 8]。黄金聖闘士の血を浴びた聖衣は、纏う聖闘士が小宇宙(コスモ)をセブンセンシズまで高めることによって、形状は元の聖衣のままで、黄金色に輝き硬度が増した状態の「黄金聖衣に限りなく近い聖衣」となる場合がある(ポセイドン編の星矢達が該当、アニメでは一輝も含む)。さらにアテナの血を浴びることで(牡羊座のシオン曰く)「最強最後の聖衣」となり、ハーデスの結界による弱体化の影響を受けず、神々しか通行できない超次元の移動が可能となる、神聖衣(ゴッドクロス、後述)へ進化するといった特別な能力を発揮する。なお、非装着時は聖衣箱(パンドラボックス[11]、またはクロスボックス[5])と呼ばれる専用の箱に収納されている。「パンドラボックス」の意味合いは文字通りパンドラの箱を指しており、私利私欲による戦闘での聖衣の装着は厳禁とされ、その禁を破った聖闘士には災いが起こるという。アテナや教皇の許可を得た時のみ装着することが出来るが、自身の身が危ない時に自己防衛のための装着は許されている[12]。また聖衣は聖闘士としての正装でもあり、アテナや教皇に直接面通しする際には装着する。聖衣には生命があり、少しの破損なら自己修復できる。しかし、それができないほど激しく破損した場合は修復技術を持った者による修復が必要であり、長い間装着者が不在する期間が続くと死んでしまうこともある。死にかけた聖衣を復活させるためには、大量の聖闘士の血液が必須(鳳凰星座の聖衣は例外。鳳凰星座の一輝#聖衣を参照)原作では述べられていないが、聖衣は元々アテナが第一次聖戦時に海闘士(マリーナ)が纏う鱗衣(スケイル)に対抗して、天空の星座を設計図としてムー大陸錬金術師たちによって作られたもの。材料はオリハルコン、ガマニオン、銀星砂(スターダストサンド)を用いる。しかし、ムー大陸が沈没した際に、聖衣の制作・修復技術はほとんど失われてしまい、聖衣を修復できるのは牡羊座の黄金聖闘士ムウだけとなった。冥王ハーデスとの戦いで彼が戦死した後は、城戸沙織の命を受けたグラード財団の誰かが修復を引き継いでいる[13]。書籍「聖闘士星矢大全」には彫刻具星座の青銅聖闘士の存在が記されており、戦闘支援を目的とし彫刻室星座の聖闘士と共に聖衣修復の任務に当たっていたとの記述がある[13]
神聖衣(ゴッドクロス)
通常の聖衣がアテナの血を浴び、小宇宙を極限まで高めることにより誕生する。青銅、白銀、黄金の全てを超え、
オリンポス十二神のみの装備とされる神衣(カムイ)に限りなく近い防具。形状は元となる聖衣の意匠を引き継ぎつつ神々しい装飾となり、全身を覆う形となる。また超次元を飛ぶための翼が生える、神の攻撃を受け止める程の防御力をもつなど、特別な能力を発揮する。眠りを司る神ヒュプノスの発言によれば、現代の星矢達5人が復活させるまでは、遥か神話の時代に1度見たことがあるだけという。沙織曰く「聖衣の究極の形態でまぼろしの形」であり、役目を終えると通常の聖衣に戻る。
聖域(サンクチュアリ)
ギリシアにあるアテナ神殿周辺の地域。結界で守られているため、一般の人間は立ち入ることができず、その存在すら知覚することができない。アテナ神殿にたどり着くためには十二宮の全てと教皇の間を突破する必要がある。聖闘士発祥の地として、ここから輩出した聖闘士は多数に上る。
黄金十二宮(おうごんじゅうにきゅう)
聖域にある
黄道十二宮の名がつけられた12の宮殿。アテナ神殿を守るための結界であり、それぞれを黄金聖闘士が守護している。頂上にあるアテナ神殿にたどり着くためには白羊宮から順番に上っていかねばならず、テレポーティションなどの間接的移動も不可能。
教皇の間
十二宮を通過した後にある聖闘士の頂点に立つ教皇が居住する場所で、この先にアテナ神殿がある。聖戦時には聖闘士の頭脳となり司令室として機能する。
アテナ神殿
聖域の頂上にある神殿。巨大なアテナ神像が安置されているが、この神像の正体はアテナの聖衣である。
スターヒル
教皇のみが出入りを許されている禁区で、ここで星の動きを観測することで大地の吉凶を占う。鋭角状のひときわ高い丘に小屋が建っている。また、地上で月に最も近い場所でもある。
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