聖火リレー
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聖火台は2019年3月まで石巻市に展示され[注釈 1]、その後は岩手県と福島県へ貸し出しが行われ、両県内を巡回した[16]。そして、製造地である川口市に戻り、10月6日から2020年3月15日まで川口駅東口の川口駅東口公共広場(キュポ・ラ広場)で展示された[16][18]。展示終了後は、 神奈川県内の工場で燃焼装置を交換するなどの修繕を行った後、6月9日に新国立競技場の東側ゲート正面に移された(当初は4月9日を予定)。 なお、一般公開は2021年に開催が延期された2020年東京オリンピックパラリンピック終了後(当初は2020年7月以降を予定)となった。

その後、埼玉県から文吾にある依頼が来た。聖火を分火して競技会場に灯す会場に戸田漕艇場が選ばれたため、そのための聖火台を製作して欲しいと言うものだった。文吾は、国立競技場と同じデザインの物を3分の2の寸法で製作した。聖火を分火した他の競技会場ではメイン会場と異なるデザインの聖火台が製作されたが、この聖火台は唯一のメイン会場と同一デザインの聖火台となった。

また、萬之助の聖火台は川口市に引き取られて、市内の青木町公園の英霊記念碑の側に置かれている。2004年に修繕を行い、火を灯せるようになっている。2020年東京オリンピックの聖火リレーの埼玉県内の出発地としてこの場所が選ばれ、萬之助の四男である鈴木昭重が第一走者となる予定であったが、川口市が新型コロナウイルス等蔓延防止重点措置の対象地域とされた事により公道でのリレーが中止になり、萬之助の聖火台の前で出発記念式典が行われた。なお、昭重は埼玉県内の最終日のセレブレーションで、点火セレモニー(トーチキス)でトーチを持った。
炬火第60回国体総合開会式より。

炬火(きょか)とは松明(たいまつ)のことである。

日本では国民体育大会全国健康福祉祭(ねんりんピック)において炬火リレーが行われている。

国民体育大会では開催地独自に採火されることが決まっていて、開催直前にひとつに集火され開会式において点火される。また、全国障害者スポーツ大会においても同様となる。

全国健康福祉祭では総合開会式場にて採火され、その場で炬火リレーが行われ三世代のランナーで炬火台に点火される(第17回群馬大会より)。

例外としては全国高等学校総合体育大会熊本大会2001ひのくに新世紀総体にて炬火が点火された。
炬火台

炬火台の点火方法は原則として炬火ランナー2名が階段に登り、その場で点火されるが、1998年かながわ大会横浜国際総合競技場)では史上初の8名による炬火点火が行われ、導火線を伝わった白煙の中からの勢いで炬火台に付いた。
トーチ詳細は「en:List of Olympic torch designs」を参照@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}各大会のトーチ

1960 ローマ

1964 東京

1968 メキシコシティ

1972 ミュンヘン

1976 モントリオール

1980 モスクワ

1984 ロサンゼルス

1988 ソウル

1992 バルセロナ

1996 アトランタ

2000 シドニー

2004 アテネ

2008 北京

2012 ロンドン

2016 リオデジャネイロ

2020 東京

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 石巻市総合運動公園には、2021年6月に新たな聖火台のレプリカ(実物の3分の2サイズで、戸田漕艇場の分火用聖火台と同サイズである)が設置された。実物と同じく川口市内で制作された。

出典^ a b “【オリンピックの歴史を知る】22. オリンピック聖火リレーと最終点火者 -聖火リレーの歴史-”. 笹川スポーツ財団 (2020年2月10日). 2021年7月20日閲覧。
^ “東京2020オリンピック聖火リレーがスタート、第1走者はコラカキ”. 2022年2月15日閲覧。
^石巻に世界初バイオガス聖火 東京五輪へ実験成功 - 日刊スポーツ、2016年3月7日
^ “東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会における聖火台へのENEOS水素燃料供給について?聖火リレートーチにもENEOS水素が使用されます!?”. JXTGエネルギー株式会社 (2020年1月24日). 2021年3月25日閲覧。
^ 山本秀明 (2012年8月4日). “ ⇒聖火リレーを辞退した街 「金がかかる五輪いらない」”. 朝日新聞デジタル. 2016年8月15日閲覧。
^ Sebastian Smith (2012年7月28日). “聖火リレー、暴動で一時中断 リオ五輪”. AFPBB News. 2016年8月15日閲覧。
^ a b c d “東京2020オリンピック聖火リレーとは”. 東京2020. 2021年5月13日閲覧。
^ 聖火北極点到着を正式発表 ソチ五輪組織委
^ ソチ「聖火」宇宙空間へ ロシア人飛行士と遊泳
^聖火台の柱、やっとそろった 失敗を逆手に演出 asahi.com 2010年3月1日
^ “新国立“聖火台”の置き場なし B案の建築家が疑問「不自然」”. 日刊ゲンダイ: p. 2. (2016年3月6日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176718/2 2021年7月31日閲覧。 
^新国立競技場:JSC、聖火台も「失点」 検討初会合 - 毎日新聞、2016年3月12日 東京朝刊
^ 田村崇仁「 ⇒聖火台磨き、遺産を継承 五輪招致で心温まる物語」『スポーツリレーコラム』47NEWS、2009年11月4日[リンク切れ]
^ 高樹ミナ「 ⇒職人の技と心を受け継ぐ聖火台<前編>」『スポーツのエクセレンス』第44話、日本トップリーグ連携機構
^ 高樹ミナ「 ⇒職人の技と心を受け継ぐ聖火台<後編>」『スポーツのエクセレンス』第45話、日本トップリーグ連携機構
^ a b c “61年ぶり 東京五輪聖火台里帰り 製造地・埼玉県川口市で記念式典”. スポーツニッポン. (2019年10月7日). https://www.sponichi.co.jp/society/news/2019/10/07/kiji/20191007s00042000176000c.html 2019年10月7日閲覧。 
^ 五輪の聖火台、被災地に 地元「復興のシンボルになる」 宮城・石巻 産経新聞 2015年6月18日閲覧
^ “おかえり 東京1964の聖火台 製造の地・川口で展示”. 東京新聞. (2019年10月7日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019100702000131.html 2019年10月7日閲覧。


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