聖マルティヌスの日
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カスマンドルとは、元々「チーズの精霊」を意味するケーゼメンラインであるといわれ、そのカスマンドルが、山から下りて来て、人里で悪さを働くことのないよう、やはり若者たちがカウベルや太鼓を鳴らして追い払う[5]

スペインではこの日にブタを屠殺・解体して冬に備える慣わし、マタンサがある。このため、「それぞれのブタにサン・マルティンの日が来る」ということわざがある。ブタのような見下げ果てた人間にもいずれ悪事のツケが廻ってくる、という語意である[6]
付記

この祝日の頃に訪れる穏やかで暖かい日を、主に英国では聖マーティンの夏(St. Martin's summer)という[7]。また、1918年のこの日に第一次世界大戦休戦となったため、ヨーロッパ各国で一番近い日曜日(または11月の第2日曜)に戦没者追悼の礼拝が行われる[1]
脚注^ a b c 八木谷涼子『キリスト教歳時記』 平凡社新書、2003年、239-241頁。
^ a b c d 植田重雄『ヨーロッパの神と祭り?光と闇の習俗』早稲田大学出版部 1995年 3-30頁。
^ a b 谷口幸男・遠藤利勝『図説 ヨーロッパの祭り』河出書房新社、1998年、15?16頁。
^各国いまどき報告 ドイツ ごちそうは鵞鳥の丸焼き
^ 植田重雄 ヨーロッパの祭りと伝承 講談社学術文庫、1999年、301‐304頁。
^ 21世紀研究会『食の世界地図』254頁・文芸春秋
^ 小学館 ランダムハウス英和大辞典 第2版 1996年

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