第14回ゆうばり国際映画祭グランプリやぴあフィルムフェスティバルPFFアワード入選など高い評価を得ている[2]。2005年には、フジテレビ系列のテレビドラマ『世にも奇妙な物語 春の特別編』の一編としてセルフリメイクされた。妄想を物語にしたような1本であり、奥深いストーリーが展開される印象深い作品となっている[3]。 彼女との同棲を終わらせて新しい部屋に引っ越してきた健太郎は、隣に住む富岡の部屋から毎朝違う美女が出てくるのが気になり、部屋に忍び込み「美女缶」という缶詰を見つけて盗んでしまう。 試しに付録のDVDを見て美女缶で少女を作り出した健太郎は、最初はどういう風に接していいか分からなかったが、接していくうちに少女を心から想うようになっていく。だが、美女缶には「品質保存期間」というものが存在し、その期間が過ぎると少女は自動的に自分の前から姿が消えてしまうという酷な事実を、健太郎は知る。 少女と残り少ない日々を過ごす中で、少女はある日、自身が作られた製品であったことを知ってしまい、衝動的に部屋を飛び出す。少女を探しに行こうとする健太郎の元へは、出張していた彼女が戻ってくる。健太郎は少女のことを忘れ、元の彼女と暮らそうと考えるが、やはり少女のことが気になって出かけようとする。服を着替える健太郎の背中には、少女の体同様「品質保存期間」の期日が刻まれていた。そして雨の中、健太郎は少女を見つけてプレゼントを渡そうとするが、その直後に自身も少女と同じ製品であることを知らぬまま、消滅の時間を迎える。 世にも奇妙な物語 ?2005春の特別編?『美女缶』(2005年4月12日、フジテレビ系列)。 講談社の「週刊少年マガジン」2015年51号(11月18日発売)に、志水アキによる読み切り漫画が掲載された[7]。『世にも奇妙な物語』の放送25周年を記念したもので、ドラマ版とは設定がいくつか変更されている。
ストーリー
映画
キャスト
大町健太郎:藤川俊生
美知川ユキ:吉居亜希子
マリ:木村文
隣人の富岡:小沢喬
スタッフ
監督:筧昌也
脚本:筧昌也
脚本協力:小林雄次
受賞
2003年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリ[4]
2003年みちのく国際ミステリー映画祭角川オフシアター・コンペティション部門グランプリ[5]
2003年ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード[6]
ドラマ
キャスト
内尾雄太:妻夫木聡
藤川サキ:臼田あさ美
毛利春子:唯野未歩子
冨岡冨士夫:小沢喬
美女:池田香織
配達員:小花幸彦
HOWtoビデオ女性モデル:伊藤美希
ナターシャ:Laura
ルーシー:Lucie
サキ設定ビデオプレイボーイ:Gregory
HOWtoビデオ男性ナレーター:半田雅和
HOWtoビデオ女性ナレーター:林田麻里
スタッフ
演出・脚本:筧昌也
脚本協力:小林雄次
漫画
脚注^ 美女缶
^ ⇒美女缶作品詳細 - 映画ナビ
^ ⇒美女缶 - ぴあ映画生活
^ ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
^ コンペティションみちのく国際ミステリー映画祭
^ ⇒PFFアワードぴあフェスティバル
^ “「世にも奇妙な物語」の「美女缶」など3作、志水アキがコミカライズ”. コミックナタリー (2015年11月5日). 2015年11月26日閲覧。
外部リンク
公式ホームページ - ウェイバックマシン(2005年3月9日アーカイブ分)
エンタゲット! - ウェイバックマシン(2006年2月14日アーカイブ分)
ストーリーテラー
タモリ - 斉木しげる(『奇妙な出来事』時) - 小原雅人(『ラジオの特別編』時)
特記脚本・演出家
落合正幸 - 星護 - 小椋久雄 - 鈴木雅之 - 植田泰史 - 君塚良一 - 高山直也 - 戸田山雅司 - 北川悦吏子
制作スタッフ
恐怖の手触り - 噂のマキオ - ロッカー - 半分こ - くせ - 死ぬほど好き - 仙人 - 歩く死体 - 8時50分 - 愛車物語 - ライバル - ズンドコベロンチョ - 死神 - 23分間の奇跡 - 常識酒場 - いたれりつくせり - ハイ・ヌーン - 顔色 - サブリミナル - ニュースおじさん - 右手の復讐 - 城 - 穴 - 恐竜はどこへ行ったのか? - 最後の喫煙者 - ザ・ニュースキャスター - 2040年のメリークリスマス - トラウマ - 僕は旅をする - 友達登録 - 株式男 - 影が重なる時 - 過去からの日記 - 美女缶 - ネカマな男 - ヴァーチャルメモリー - ある日、爆弾がおちてきて - 未来ドロボウ
特別編
1990年代
1990年 - 1991年1月 - 1991年春 - 1991年秋 - 1991年12月 - 1992年春 - 1992年冬 - 1993年 - 1994年冬 - 1994年春 - 1994年七夕 - 1994年秋 - 1995年冬 - 1995年春 - 1995年秋 - 1996年冬 - 1996年春 - 1996年秋 - 1996年聖夜 - 1997年春 - 1997年秋 - 1998年春 - 1998年秋 - 1999年春 - 1999年秋