本記事の犯人のひとり・小田島鐵男は、実名で著書を出版しており、削除の方針ケースB-2の「削除されず、伝統的に認められている例」に該当するため、実名を掲載しています。
練馬三億円事件
場所 日本
埼玉県新座市
東京都練馬区
標的内野工務店(本社:東京都練馬区)常務・社長兄弟
日付1990年(平成2年)
6月2日午後8時頃 – 6月4日午後零時40分頃
攻撃側人数2人
被害者社長の妻、社長の三女一家4人の計7人
損害現金3億円
犯人主犯の男X(犯行当時45歳、自称右翼団体「愛国塾」塾長)
小田島鐵男(犯行当時47歳、無職)
対処逮捕
刑事訴訟主犯Xは懲役13年、小田島は懲役12年
影響小田島は出所後、マブチモーター社長宅殺人放火事件など3つの連続殺人事件を起こし、死刑が確定した。
管轄警視庁練馬警察署
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練馬三億円事件(ねりま さんおくえんじけん)とは、1990年(平成2年)6月2日深夜、東京都練馬区内にある、建設会社「内野工務店
」(同区に本社所在)の社長宅に、男2人組が押し入り、6月4日正午ごろまでの約38時間、社長ら家族7人を脅迫・監禁し、3億円を強奪した強盗事件[報道 1][報道 2][報道 3]。この事件の実行犯のうち、1人は後にマブチモーター社長宅殺人放火事件など、3件の連続殺人事件を起こし、死刑が確定した死刑囚・小田島鐵男(おだじま てつお、犯行当時47歳の無職)だった[報道 2][判決文 1][報道 4][報道 5]。 犯行当時45歳。内野工務店の元下請け業者で、東京都豊島区雑司が谷在住の、自称右翼団体「愛国塾」塾長[報道 6][報道 3]。 小田島と同じく北海道出身で、本事件までに、窃盗容疑などで計9回の逮捕歴があった[報道 6]。 1985年(昭和60年)夏から、1987年(昭和62年)7月までの2年間、府中刑務所で小田島と同時期に服役しており、小田島と親しくなり、先に出所して以降、犯行計画を立て、出所後間もない小田島に対し、犯行計画を持ち掛けたものと見られた[報道 6]。 府中刑務所を出所後、1988年(昭和63年)2月から、1990年1月まで、内野工務店の解体下請けをしており、年間約2000万円の取引があり、同社の内情にも通じていた[報道 6]。 アパート住まいだったXは事件後、家賃45万円以上の一戸建てに引っ越したり、金融機関に1億円以上の預金を入れるなど、不審な点が目立っており、先に逮捕された小田島を捜査本部が追及した結果、小田島はXと2人で、3億円を強奪したことを認めた[報道 6]。また、事件後に引っ越した新居を事務所に、右翼団体「愛国塾」を結成し、4,5人の塾員を抱え、同年8月には「反ソデー」で街宣活動を行っていた[報道 6]。8月24日、Xは拳銃を所持していたとして、警視庁光が丘警察署に、銃刀法違反容疑で逮捕されたが、9月14日に処分保留で釈放された後、当時41歳の内縁の妻とともに姿をくらました[報道 6]。 額から禿げ上がっており、かつらをつけていたことも多かったXは、身長161cmで[報道 6]、これは被害者らが目撃した男のうち、1人の特徴に合致するものだった[報道 1]。 本事件の刑事裁判では、東京地方裁判所(高橋省吾裁判長)から、1991年(平成3年)11月28日の判決公判で、懲役13年(求刑・懲役15年)の有罪判決を受けた[報道 7]。 逮捕当時、埼玉県大宮市(現・さいたま市大宮区)天沼町1丁目在住[報道 2]。 かねてから窃盗の常習犯で、この時点で窃盗・傷害などで、前科11犯だった[報道 2]。 本事件では、東京地裁でXとともに、懲役15年を求刑され、1991年11月28日の判決公判で、懲役12年の有罪判決を受け[判決文 1][報道 7]、同判決が確定し[判決文 1]、宮城刑務所に服役した[報道 8][報道 9]。2002年(平成14年)に出所後、同房で知り合った男とともに、マブチモーター社長宅殺人放火事件など、後に警察庁広域重要指定第124号事件に指定された[報道 10]、3件の連続殺人事件を起こした[判決文 1][報道 8][報道 9]。 同事件の刑事裁判で、2007年(平成19年)3月22日、千葉地方裁判所で、死刑判決を受けた[判決文 1][報道 4]。
加害者
主犯X
小田島鐵男