緋弾のアリア
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普段は、度重なる遺伝子の上書きによって、小夜鳴徹という別の人格と姿になってしまっている[注 41]。吸血鬼の状態では鬼のような外見となり、圧倒的な膂力を発揮するだけでなく、体内のどこかに4つ存在する『魔臓』[注 42]という器官の機能によって、負傷しても瞬時に回復できる。そのため無敵に思えるが、『魔臓』のある場所には過去にバチカンの聖騎士によってつけられた目玉状の模様があるため、弱点が露出してしまっている[注 43]。小夜鳴徹となっている際の礼儀正しい口調は消え、外見同様荒々しい言動と吸血鬼からは想像できない咆哮を放つ。種としての吸血鬼は吸血により自分の遺伝子を上書きして進化する生物で、その多くは無計画な吸血により滅びたが、ブラドは計画的に人間の遺伝子のみを取り込むことにより生き残った個体であり、優れた人間の遺伝子を手に入れることに執着している。120年前に建設中のエッフェル塔にて初代リュパンや3代前の双子のジャンヌ・ダルクと戦い引き分けている。現代ではリュパンの曾孫である理子を連れ去り、優れた遺伝子を残す為の母体とするべく監禁していた。その後、脱走した理子を追ってイ・ウーに辿り着き、そこで「教授(プロフェシオン)」と戦うも敗北。以後は理子の監視を含め組織に身を置くことになる。キンジたちを追い詰めるが、キンジ・アリア・理子の3人の連携により4箇所の魔臓を同時に潰され再生能力を無効化され倒された。
小夜鳴 徹(さよなき とおる)
声 - 野島健児[55]東京武偵高の『救護科』の非常勤講師を務める男性。見た目は20歳。正体は【イ・ウー】のブラドが人間に擬態した時の姿・人格である。誰に対しても敬語で話す礼儀正しい性格で、ブランドのスーツとネクタイを着込み、スラッとした細身で長髪の美青年であることから女生徒に人気がある。普段は横浜郊外に位置する『紅鳴館(こうめいかん)』の管理人をしている。別人格であるブラドとは、意識することで会話ができる。紅鳴館の主であるブラドを彼と呼んでおり、居場所を問われたりした際には「遠くに行っている」と答えている。武器は、クジール・モデル74[62]
パトラ
声 - 浜崎奈々(CR緋弾のアリア)ツンと高い鼻と切れ長の目の、おかっぱ頭の美人。クレオパトラの子孫であり、本人はその生まれ変わりを自称している[63]。「砂礫の魔女」の通り名を持っている。大の男嫌い。元【イ・ウー】のNo.2の実力者だったが、素行の悪さから組織の厄介者となり、組織を追放されている。しかし自身を生まれながらのファラオだと思い込んでいるため、シャーロックが死んだら次の【イ・ウー】のリーダーとなり、エジプトを足がかりとして世界征服を目論んでいた[64]。世界最強の魔女の1人であり[注 44]、ピラミッド状の建物が近くにあると無尽蔵に魔力が使えるようになる[65]。極東戦役終結後に金一と結婚。その後、彼との子を身ごもっている。日本で宝石・貴金属取扱店を営んでいる。
ジャンヌ・ダルク
声 - 川澄綾子[8]銀髪のサファイヤ色の瞳をした美少女。東京武偵高校3年[注 45]。専門科目は『情報科』。テニス部に所属している。ジャンヌ・ダルクの子孫であり、その名を代々受け継いでいる。正式な名前はジャンヌ・ダルク30世。「魔剣(デュランダル)」や「銀氷(ダイヤモンドダスト)の魔女」などの通称を持っている。【イ・ウー】のメンバーとして、『超偵』である白雪を仲間に迎えるために「魔剣」として東京武偵高に現れており、白雪を脅迫して拉致するものの、駆けつけたキンジとアリア、普段は抑えていた力を解放した白雪によって敗れ捕えられる[66]。だが、政府との司法取引によって、表向きはパリ武偵高からの留学生として東京武偵高の生徒になっている[67]。3つほど歳の離れたピアという名の兄がいるが、一族のしきたりで成人後に義絶されており、現在はスイス人の男性と同姓結婚して暮らしている。仕事は画家をしているとのこと[68]。携帯武器は聖剣デュランダル[注 46]
ヒルダ・ツェペシュ[注 47]
声 - 小澤亜李[69][70]金髪ツインテールにゴシック&ロリータの衣装を着込んだ少女。背中には蝙蝠の翼が生えている。ブラドの娘。ブラド同様にパトラによって『魔臓』の上に模様を刻み込まれている[注 48]。影に入ることができる。吸血鬼であり、「竜悴公姫(ドラキュリア)」と呼ばれている。その他にも「紫電の魔女」とも呼ばれており、自身に鰻の遺伝子を組み込んだため、意図的に電気を放つことができるようになっている。外部から電気を供給することで自身の発電量を超えた電気を操ることも可能。幼少時代の理子を監禁しており、何かと因縁をつけて虐待を行っていた。スカイツリーでの戦いにおいて、理子によって『魔臓』をショットガンですべて撃ち抜かれて瀕死となるものの、ワトソンの提案で血液型が合う理子の輸血によって息長らえた[注 49]。それ以降理子に対する態度が軟化しており、理子の影に入っている。
リサ・アヴェ・デュ・アンク
声 - 岩井映美里[71]メイドの女性。会計・看護をしていた。誕生日は8月2日。B・W・Hは90・58・83。出身はオランダ。イ・ウー残党主戦派の一人で、治癒能力を備えているため眷属では自爆テロのような役割をさせられていた。ワトソンたち師団が滞在していたホテルに対戦車弾を撃ち込んだ後に逃走中。同じく師団からも追われる身となったキンジに出会い、共に逃走する。武人に仕えてきた一族の出で、イ・ウーに入ったのも仕えるべき「勇者様」を探すためだったが見つからず、オランダにてキンジを主と見込んでキンジのメイドになる[72]。有事の戦闘力こそほぼ無いが、会計士・ナース・メイドとしての腕は超一流で、炊事・洗濯は勿論、買い物も交渉ができるのならば7割ぐらいならばまけさせることができる[73]。イ・ウーでも核燃料を8割引で購入してきたほど[74]。しかし、その血筋には吸血鬼のライバルとされる「ジェヴォーダンの獣」という「百獣の王」の力が宿っている。発動する鍵は「満月」と「死の淵(アゴニサント)」で、発動すると金色の狼の姿へと変貌する[75]。いわゆる狼女である。ブラドやヒルダと違って変身すると理性を失い、完全な獣と化す。気合いを入れれば耳と尻尾を出すことができ[76]、くしゃみをするだけでも出てしまう。極東戦役停戦後は、キンジに付いてくる形で日本にやってきて、東京武偵高の『救護科』に編入した[77]
セーラ・フッド
銀髪ロングの少女で年齢は12歳ほど。イ・ウー残党主戦派の1人で、通称「颱風(かぜ)のセーラ」。ロビン・フッドの子孫[78]。祖先同様に弓の名手で、後の歴史のどこかで魔女と交わったらしく、風を操って2km先まで継ぎ矢ができるほど。更には矢の軌道も風で変えてキンジの銃弾撃ちを破って見せ、逆に弓で銃弾撃ちまで使って見せた[79]。「巨視報(マクロユノ)」という能力で死期の近い動物や人間の動向を読むことができ、的中率はほぼ100%である。極東戦役停戦後は主に傭兵として活動し、鬼一族やベレッタに雇われている。好物はブロッコリーであり、後に用心棒として雇われたベレッタ邸の庭に無許可で植えて育てるほど。
星伽神社
星伽 粉雪(ほとぎ こなゆき)
声 -
小澤亜李(CR緋弾のアリア)[56]新田ひより(『AA』アニメ)白雪の2歳下の義妹。黒髪のセミロングで端正な顔立ちの美少女であるが、大の男嫌いで、事故でキンジに押し倒された時には10回ほど御祓を行っている。星伽の規則を忠実に守る真面目な性格。姉の白雪が大好きで、お揃いの巫女装束を身に纏う。そのため、白雪が慕っているキンジに対して少し目つきがキツかったりする。星伽家からの言付けを白雪に届けるために武偵高へやってきたが、白雪をつれて帰ることも目的であった。白雪を奪った武偵や武偵高、そしてキンジの批判を繰り返したが、騒動から救ってくれたのがキンジであったため、武偵を侮辱していたことを謝り、今度は本当の「学園見学」に来ると言って帰って行った。携行する武器は懐刀。
星伽 風雪(ほとぎ かざゆき)
白雪の1歳下の妹。スラッとした体型の黒髪美女。和弓の名人であり、走行中の車のボンネットの上から正確に矢をいることができるほど。クールな性格で常に敬語を使う。海外の教会や寺院との外交を担当する星伽巫女であり、ウルスに伝わる『璃璃色金』についての伝承をキンジたちに話した。
星伽 霧雪(ほとぎ きりゆき)
白雪の妹。
星伽 華雪(ほとぎ はなゆき)
白雪の3歳下の妹。「○○しやがってます」など丁寧語の中に荒い口調が混ざった言葉遣いをする。恋敵への嫉妬や想い人との妄想に浸る白雪と志乃に内心呆れるなど、粉雪とは違って姉を冷静に見る目は持っている。武器は薙刀。
師団(ディーン)
メーヤ・ロマーノ
長い金髪の髪に純白のローブに身を包んだ女性で、十字架に似た大剣を背負っている。日本人とイタリア人のハーフで18歳
[80]。バチカンで祓魔師(エクソシスタ)としての叙階を受けており、ローマ武偵高では『殲魔科(カノッサ)』の5年に在籍している。二つ名は「祝光の聖女」であるが魔性の者達からは「祝光の魔女」と呼ばれている。普段は大人しい口調で喋るが、怒るとかなりの毒舌になる。カツェやヒルダといった魔性の存在を害悪と見なしており、それらを殲滅し、絶滅させることを目的としている[81]
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