網走番外地_(東映)
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実際の作曲は橋本國彦とされるが、本作中にはクレジットされていない。
^ 岡田はのちにも、三國連太郎で内定していた『仁義なき戦い』の山守義雄役を金子信雄に代えさせた逸話がある[5]。
^ 平尾は他にもTBSのテレビドラマ『七人の刑事』第168話「殺意」[21]と『捜査検事』1965年3月19日放送予定「沈黙の罪」[21]にいずれも犯人役としてキャスティングされ収録中だったが[21][22]、こちらも急遽代役が立てられた[21][22]。『捜査検事』の方は劇中、39度の発熱という仮病を使って刑事を騙すシーンがあり、逮捕の当日、平尾は『捜査検事』のスタッフに「39度の熱が出たので撮影に行けない」と劇中のセリフをそのまま使ったナメた連絡をして来て『捜査検事』のスタッフを激怒させた[21]。
^ ただし、隣の藻琴駅の前にこの映画の記念碑が建っており、藻琴駅が網走駅として登場したと書かれている。
^ 当時、東映常務取締役兼企画製作本部長だった岡田茂(のち、同社社長)は、独立プロが製作して市場を形成しつつあった「ピンク映画」に目を付け、1967年『大奥㊙物語』以降、「好色路線」を展開した[45][46][47]。さらに「好色路線」をエスカレートさせるべく、岡田が白羽の矢を立てたのが石井で、石井は「何か別の事をやらせてください」と岡田の要請に応えた[42][48]。これがメジャー映画会社として初めて、東映専属ではないピンク女優が大量投入された[49]1968年の『徳川女系図』で[43][46][48]石井は岡田の意図を大胆に表現[42][50]、ヌード、セックスだけでなく、拷問、処刑等、グロテスクな描写を取り入れ、その後も「異常性愛路線」としてエログロをエスカレートさせていく[50][51][52]。
参考図書
渡邊達人『私の東映30年』渡邊達人、1991年。
松島利行『風雲映画城』 下、講談社、1992年。ISBN 4-06-206226-7。
石井輝男、福間健二『石井輝男映画魂』ワイズ出版、1992年。ISBN 4-948735-08-6。
『ぴあシネマクラブ 邦画編 1998-1999』ぴあ、1998年。ISBN 4-89215-904-2。
俊藤浩滋、山根貞男『任侠映画伝』講談社、1999年。ISBN 4-06-209594-7。
岡田茂『悔いなきわが映画人生 東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年。ISBN 4-87932-016-1。
山平重樹『任侠映画が青春だった 全証言伝説のヒーローとその時代』徳間書店、2004年。ISBN 978-4-19-861797-4。
佐野史郎「第6章 映画ー俳優は人形のオブジェである 石井輝男監督との対話」『怪奇俳優の演技手帖』岩波書店〈岩波アクティブ新書128〉、2004年。ISBN 4-00-700128-6。
「職業、映画俳優。高倉健」『キネマ旬報』2015年1月下旬号。
日刊スポーツ文化社会部 相原斎と日刊スポーツ特別取材班『健さんを探して 最後の銀幕スターの秘密』青志社、2015年。ISBN 978-4-86590-007-1。
山本哲士『高倉健・藤純子の任侠映画と日本情念:憤怒と情愛の美学』文化科学高等研究院出版局、2015年。
谷充代『高倉健の身終い』KADOKAWA〈角川新書〉、2019年。ISBN 9784040822907。
関連項目
網走番外地 (日活) - 同原作による別作品。1959年公開。監督:松尾昭典、主演:小高雄二・浅丘ルリ子。
手錠のまゝの脱獄 - 1958年のアメリカ映画
番外地
外部リンク
⇒「網走番外地」シリーズ - 日本映画製作者連盟
⇒「新網走番外地」シリーズ - 日本映画製作者連盟
⇒網走番外地 - 日本映画製作者連盟
⇒網走番外地(1965) - KINENOTE
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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