統計学
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国立の統計学研究・教育機関としては、1944年に設立された統計数理研究所があり、AIC数量化理論確率微分方程式などの顕著な成果を生み出し、統計学研究を牽引している[注釈 4]

平成21年(2009年)11月に公示された[73]新学習指導要領において、中学・高校数学における統計単元の拡充がなされた。

中学校では、中学数学においては「統計」を扱う単元が新設された(従来は確率を扱う単元はあったが統計処理を扱う単元はなかった)。

高校では、それまで高校数学Bにおいて選択履修とされていた「統計の基礎的概念」(代表値・相関係数ほか)を扱う単元が数学Iに移され「データの分析」として必修化された。また、それまで数学Cにおいて理系生のみが履修していた「確率分布と統計的な推測」が数学Bに移されて、文系生でも履修可能になった。

これらの変更は2012年(平成24年)度入学生から適用されている。(詳細は、「 数学 (教科) 」を参照)

「データの分析」はデータの散らばりと相関について教え、その目的は「統計の基本的な考えを理解するとともに,それを用いてデータを整理・分析し傾向を把握できるようにする。」ことである。総務省統計局では「学校における統計教育の位置づけ」[74][75]を解説し、指導者の支援にあたっている。
統計学の用語

要約統計量

平均最頻値 (モード)、中央値 (メジアン)、 分散標準偏差共分散相関係数


正規分布

カール・フリードリヒ・ガウス (誤差論)

誤差


標準得点

偏差値



大数の法則中心極限定理

統計量

確率変数

確率密度関数

推計統計学

母集団無作為抽出ランダムサンプリング)

期待値 、不偏分散

有意

尤度関数


多変量解析

回帰分析重回帰分析

因子分析

主成分分析

判別分析

共分散構造分析


傾向推定

数量化理論

ベイズ統計学: 推測統計学の一種[76][77][78][79][80]

脚注[脚注の使い方]
注釈^ グリコ遊びギャンブル等にも活用可能[1]
^ ラテン語で「statisticum (collegium)(スタティスティークム・コレーギウム)」という表現があるが、この意味は「社会状態の科学」である[要出典]。
^ 現在では生物統計学「biostatistics(バイオスタティスティクス)」とも呼ばれる、この単語は現在では生体認証という別の意味で使われている。
^ 現在は情報・システム研究機構を構成する一機関。

出典^ “ ⇒「統計学が最強」の西内啓氏「パチンコには二度と行かない」”. NEWSポストセブン (2013年5月3日). 2017年12月23日閲覧。
^ Wonnacott, T. H., & Wonnacott, R. J. (1990). Introductory statistics for business and economics (Vol. 4). New York: Wiley.
^ Newbold, P., Carlson, W. L., & Thorne, B. (2013). Statistics for business and economics. Boston, MA: Pearson.
^ Aron, A., & Aron, E. N. (1999). Statistics for psychology. Prentice-Hall, Inc.
^ Lang, T. A., Lang, T., & Secic, M. (2006). How to report statistics in medicine: annotated guidelines for authors, editors, and reviewers. ACP Press.
^ 竹内啓 2018, p. 82.
^ a b 竹内啓 2018, p. 85.
^ 「統計」という言葉の起源(2022年10月22日閲覧)
^ a b c Masahiko Asano (2018) 記述統計学. 拓殖大学 - ウェイバックマシン(2020年1月30日アーカイブ分)
^ : Garbage in, garbage out.
^ モルテン・イェルウェン 2015, p. 192.
^ 竹内啓 2018, p. 4.
^ 竹内啓 2018, pp. 58?59.
^ 竹内啓 2018, p. 72.
^ 竹内啓 2018, pp. 75?26.
^ 竹内啓 2018, p. 79.
^ 竹内啓 2018, pp. 166?167.
^ 竹内啓 2018, p. 128.
^ 岩沢宏和 2014, p. 164.
^ 竹内啓 2018, p. 193.
^ 竹内啓 2018, pp. 211?212.
^ 竹内啓 2018, pp. 207?208.
^ 竹内啓 2018, pp. 215?216.
^ 「人間と社会を変えた9つの確率・統計学物語」p.162 松原望 SBクリエイティブ 2015年4月24日初版発行
^ 「生体認証国家 グローバルな監視政治と南アフリカの近現代」p.32 キース・ブレッケンリッジ 堀内隆行訳 2017年8月24日第1刷 岩波書店
^ 竹内啓 2018, pp. 234?235.
^ 竹内啓 2018, pp. 238?239.
^ 岩沢宏和 2014, p. 205.


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