経島
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周辺海域ではブリの一本釣りや、アワビ、サザエの採介漁業が行われているが[5]、ウミネコは、ブリに追われ海面に浮上したイワシを求めトリヤマをつくるが、これを目印に出漁する漁師にとって、島は大漁をもたらす大切な存在となっている[3]。ウミネコは、毎年11月下旬から冬にかけて約5000羽ものウミネコが飛来し、3月ころから産卵、孵化し、7月頃に島を離れ北へ飛び立つ[2]

日御碕遊歩道上にある展望所・鳥見台から、経島を眺められる。

経島にある経島神社
(展望所・鳥見台から撮影)

海底遺跡

海洋考古学専門家による調査は行われていないが、島の周囲の海中から「海底遺跡」と考えられる遺構が発見されている[6]。経島から海に入ると、玉砂利を敷いた参道や階段、亀の形をした石など、信仰活動に使われたと考えられる海底遺跡が広がる[6]。海底の遺跡に関する文献などは無いが、測量関係企業が、この周辺の地質に関する調査を行ったところ、この周辺に大きな断層があり、地滑りを起こした可能性があるとの結果が報告されている[7]。関連は不明だが、平安時代に編纂の歴史書「日本三代実録」に、元慶4年(880年)10月、出雲で地震があったと記されている[7]
国の天然記念物

経島ウミネコ繁殖地 - 1922年(大正11年)3月8日指定
[8]
日御碕神社の日沈宮(下の宮)の元・鎮座地。日本海西部における代表的ウミネコ繁殖地。
他のウミネコ繁殖地

蕪島

椿島

飛島

御積島

江島

関連項目

日御碕神社

第八管区海上保安本部

脚注^ a b c “経島 / しまね観光ナビ”. 公益社団法人 島根観光連盟. 2022年7月29日閲覧。
^ a b c 古厩正樹 (2017年1月22日). “荒波縫うウミネコの群れ 島根県出雲市の経島”. 産経フォト / 産経ニュース (産経新聞). https://www.sankei.com/photo/story/news/170122/sty1701220001-n1.html 
^ a b “経島”. 島根県農林水産部水産課. 2022年7月29日閲覧。
^ “日御碕神社のご紹介”. 出雲市市民文化部文化財課. 2022年7月29日閲覧。
^ “経島”. 公益社団法人 日本野鳥の会. 2022年7月29日閲覧。
^ a b “【動画】出雲・日御碕に眠る海底遺跡 ”. 産経新聞. 2022年7月29日閲覧。
^ a b “ ⇒日御碕神社にまつわる知られざるヒミツ! 経島周辺の海域には海底遺跡が眠っている!? その真相を調査”. IZUMOZINE / 出雲市経済環境部産業政策課産業企画係. 2022年7月29日閲覧。
^ “経島ウミネコ繁殖地 / 史跡名勝天然記念物”. 国指定文化財等データベース / 文化庁. 2022年7月27日閲覧。

外部リンク

漁港漁村の歴史文化財産の紹介
- 島根県農林水産部水産課

日御碕 - 一般社団法人 出雲観光協会

出雲・日御碕に眠る海底遺跡 - 産経フォト / 産経新聞


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