近年の吹き替えについて、「昔とは全然違う段階」と語っている。個性的な俳優やスター俳優がいなくなり、今は日本の作品も含め「リアルに、普通の芝居をやればそれが一番いい」という風潮であることから、「ああいうハリウッドの往年の大作時代が終わって、僕らも終わって(笑)。というふうに僕は考えてますけどね、はい。」と述べている[20]。
遺作となった『インセプション』の吹き替えは、かつて多く出演した『日曜洋画劇場』の放映のため製作されたものであった。そのため、納谷は「この年齢になって、日曜洋画劇場のアテレコをやれる事自体にビックリなのに、アテタ役者が最近亡くなった名優(ピート・ポスルスウェイト)だったので、感慨無量でした。」とコメントしていた[49]。 太字はメインキャラクター。
出演
テレビアニメ
1963年
鉄腕アトム (アニメ第1作)(ヘラクレス、レイモン市長、ボックス、ボム博士、憲兵隊長、ハッサム)
1964年
ビッグX
1965年
宇宙少年ソラン(立花博士)
1966年
ジャングル大帝 進めレオ!(ブラス[50])
遊星仮面(ホイヘンス[51]、ナレーター)
1967年
黄金バット(ゲム)
キングコング(ボンド教授[52])
リボンの騎士(ナイロン卿[53]、ナレーター、魔王メフィスト〈パイロット版〉[54])
1968年
巨人の星(日高社長)
サスケ(服部半蔵[55])
佐武と市捕物控(政五郎、六郎太、ニセノ市 他)
妖怪人間ベム(ローンウルフ刑務所・所長)
1969年
海底少年マリン(マリーナ博士、ボス〈ニセマリーナ博士〉、カメレオン)
どろろ(醍醐景光[56])
1970年
赤き血のイレブン(ナレーター)
のらくろ(モール)
ムーミン(おじいさん)
1971年
アニメンタリー 決断(木村昌福)
原始少年リュウ(キバ[57])
ふしぎなメルモ(大臣、デーモン)
ルパン三世 (TV第1シリーズ)(1971年 - 1972年、銭形警部[58])
1972年
正義を愛する者 月光仮面(ドラゴンの牙)
1973年
空手バカ一代(辰、竹林5段、トッド若松)
新造人間キャシャーン(ナレーター[59])
1974年
宇宙戦艦ヤマト(1974年 - 1975年、沖田十三)
1976年
超電磁ロボ コン・バトラーV(南原博士[60])
1977年
激走!ルーベンカイザー(嵐銀二郎)
ジェッターマルス(山之上博士[61])
野球狂の詩(岩田鉄五郎〈3代目〉)
ルパン三世 (TV第2シリーズ)(1977年 - 1980年、銭形警部[62])
1978年
宇宙戦艦ヤマト2(沖田十三)
宇宙魔神ダイケンゴー(ブライマン、ナレーション[63])
新・エースをねらえ!(竜崎会長)
星の王子さま プチ・プランス(おじいさん)
1979年
アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険(シャリフ)
怪盗ルパン813の謎(セルニン公爵[64])