2017年のギャラップやワシントン・ポストの世論調査によると[165][171]、アメリカンフットボール、バスケットボール、野球に次いで、4番目に人気のあるスポーツである。若年層や中年層の間ではすでに野球を超えており[171]、2018年1月8日にスポーツコラムニストのフィリップ・ボンディ(英語: Filip Bondy)は「サッカーが近い将来に3番目の人気スポーツになる」とした[178]。競技人口は2,400万人を超えており、中国に次いで世界で2番目に多い国である[179]。1994年にFIFAワールドカップを開催しており、大会史上最高の観客動員数を記録した[180]。
1996年にプロリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)が創設され、当初10クラブで発足したが、2022年シーズンには28クラブに規模を拡大している[181]。FIFAワールドカップは、アメリカ戦のテレビ視聴者数はワールドシリーズやNBAファイナルを大幅に上回ることもある[182]。女子アメリカ代表はFIFA女子ワールドカップで史上最多4回の優勝[183]、オリンピックで金メダルを史上最多4回獲得しており、ともに世界最多である。また2026年にはカナダ、メキシコとともに2026 FIFAワールドカップの共同開催国となる[184]。
アイスホッケー詳細は「アメリカ合衆国のアイスホッケー(英語版)」を参照
プロリーグであるNHLは、カナダやアメリカの一部の州では人気が高いものの、全米規模でほかのメジャー競技と比較した場合、人気の面で大きく劣るのが現状である[171]。NHLの選手に占めるアメリカ人の割合は2割程度と非常に低く、カナダ人や欧州出身者が大半を占める。リーグ優勝決定戦であるスタンレー・カップ・ファイナルの視聴率も2012年には最高3%台に留まっており、モータースポーツのNASCARやゴルフ、テニスの大会より低い水準である[185]。
クリケット詳細は「アメリカ合衆国のクリケット(英語版)」を参照
クリケットは1709年の英領アメリカ時代から言及が始まり、300年以上の歴史がある[186]。19世紀半ばには最大1000のクリケットクラブがアメリカに存在し、南北戦争以前は最も人気のあるスポーツだった[186][187]。1844年に史上初のクリケットの国際試合として、アメリカ対カナダの試合がニューヨークで開催された[186]。19世紀後半から後発の野球やアメリカンフットボールなどが普及し始め、徐々に人気が低迷した。21世紀は人気が回復傾向にあり、プロリーグのメジャーリーグクリケット(MLC)が2023年に開始された[188]。2024年にはICC T20ワールドカップがアメリカで開催予定であり[189]、2028年ロサンゼルスオリンピックではクリケットが実施されることが決定している[190]。
オリンピック詳細は「オリンピックのアメリカ合衆国選手団」を参照
アメリカはオリンピックにおいて、これまで最も多くメダルを獲得した夏季オリンピックは1904年セントルイス大会の244個で、冬季オリンピックは2010年バンクーバー大会の37個である。また、最も多くのメダルを獲得した夏季競技は陸上競技の827個、冬季競技はスピードスケートの68個となっている。また、アメリカは冬季大会では第1回のシャモニー大会から、2022年現在まで22大会連続で金メダルを獲得していて、特に射撃競技では唯一メダルの合計が3桁で、2位以下を大きく引き離している強豪国でもある。
その他の競技「WWE」、「UFC」、および「Bellator MMA」も参照
モータースポーツ(NASCARやインディカー)、ゴルフ、テニスなどの人気が高い。ラグビーはプロリーグのメジャーリーグラグビー(MLR)が創設された。競馬も非常に盛んで、特にケンタッキーダービーやブリーダーズカップ(BC)が有名である。また、ハワイ州と西海岸を中心にサーフィンも一定の人気がある。
著名な出身者詳細は「アメリカ合衆国の人物一覧」を参照
象徴
バラ
セイヨウオダマキ
ブルーベリー
オーク
アメリカバイソン
ハクトウワシ
詳細は「アメリカ合衆国における国の象徴(英語版)」を参照
アメリカ合衆国を代表する象徴には以下がある。また、観念としての象徴には『忠誠の誓い(英語版)』と呼ばれる宣誓文書があり、米国市民として登録しているすべての移民が署名していて、市民と認可される条件の一部に「必ず署名しなければならない」と定められるほど必要不可欠なものとなっている。 アメリカ合衆国はバラとセイヨウオダマキ 同国の国果はブルーベリーとなっている。 同国はオークを国樹と定めている。 国獣はアメリカバイソンである[191] 。「アメリカ合衆国の州の動物一覧」も参照 国鳥にはハクトウワシが定められている[192]。 国石はサファイアである。ただし、この石自体は同国を産地としている訳でなく、かたや起源となるものも特定されておらず、現在も諸説紛紛として真偽が掴めない侭となっている。
国花
国果
国樹
国獣
国鳥
国石
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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