篠島
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

いわゆる平成の大合併の際には南知多町・美浜町の任意合併協議会が設置されたが、南セントレア市という新市名候補に両町の住民が拒否反応を示して合併自体が不成立となった[31][32]。現在の電気・水道・電話の普及率は100%であり、2002年(平成14年)からし尿と廃棄物の処理は知多半島で行なっている[1]。2011年(平成23年)9月から12月にかけて、愛知県は三河湾三島で「あいちの離島80日間チャレンジ」[注 8]という離島観光振興キャンペーンを行なった[33]。篠島には34歳の女性フリーライターが80日間滞在し、漁師をメインに据えたPR雑誌の制作などの活動を行なった[34][35]。2012年(平成24年)10月には佐久島に滞在していた女性イラストレーターが3島それぞれのゆるキャラのデザインを担当し、篠島特産のシラスをモチーフにした「しらっぴーな」がお披露目された[36][注 9]
行政区画の変遷[ソースを編集]
三河湾の有人島3島の行政区画の変遷

郡明治22年以前明治22年-昭和28年昭和29年-昭和35年昭和36年-平成22年平成23年-現在
知多郡日間賀島村日間賀島村昭和36年合併
南知多町
篠島村篠島村
幡豆郡佐久島村佐久島村昭和29年合併
一色町平成23年合併
西尾市

交通[ソースを編集]小型フェリー「しまゆり」

島外との定期航路の運航が開始されたのは1893年(明治28年)である。
島外との交通[ソースを編集]

名鉄海上観光船
■高速船 師崎 - 篠島 - 日間賀島 - 師崎(1日36便)■高速船 河和 - 日間賀島 - 篠島 - 伊良湖(1日11往復、8往復は篠島止)■カーフェリー 師崎 - 篠島(1日6往復)

名鉄海上観光船知多半島渥美半島と篠島港の間に高速船カーフェリーを運航している[37]南知多町師崎港と日間賀島東港・日間賀島西港・篠島港を結ぶ定期高速船は「師崎-篠島-日間賀島-師崎」の順に巡り、師崎港から篠島港まで約10分である。2012年(平成24年)4月1日のダイヤ改正後、始発便は師崎を6時台に出港し、最終便は篠島を19時台に出港する[37]美浜町河和港と日間賀島西港・日間賀島東港・篠島港・伊良湖港を結ぶ定期高速船は、河和港から篠島港まで約30分である。2012年4月1日のダイヤ改正後、始発便は河和を7時台に出港し、最終便は篠島を17時台に出港する[37]。いずれの路線も日間賀島までは約5分である。師崎港と篠島港を結ぶ定期カーフェリーは、師崎港から篠島港まで約20分である。2012年4月1日のダイヤ改正後、始発便は師崎を8時台に出港し、最終便は篠島を17時台に出港する[37]。同じ三河湾にある佐久島との間には定期航路が存在しないが[2]海上タクシーなどで行き来することができる。
島内交通[ソースを編集]

島内の道路はすべて市町村道(南知多町道)であり、道路舗装率は83.5%と愛知県平均(87.1%)と同等である[2]。外周道路以外は幅員が狭く、四輪車の通行が禁止されている[38]。島内に定期バス路線は存在しないが、三河湾三島で唯一乗合タクシーが運行されている[2]。2011年(平成23年)時点で島内に1,354台の車両があるが、このうち716台は軽トラックなどの軽自動車、691台は原動機付自転車である[18]。多くの島民は軽トラック以外の自動車を本土に所有しており、定期船の本土側寄港地である師崎には篠島住民の車が150-200台も駐車してあるという[38]

日間賀島と同様に、ヤマト運輸はトラックをカーフェリーに載せて篠島に渡り、そこで集配を行っている(島内では外周道路以外は原動機付自転車に荷物を積み替える)。
経済[ソースを編集]篠島漁港におけるシラス干し
水産業[ソースを編集]

経済の中心は水産業観光業であり、水産業は漁船漁業が主体であるが、ノリアワビワカメなど冬場の養殖漁業[18][21]、水産加工業も盛んである[18]。漁船漁業では4月から12月のシラス漁や[39]、3月から5月のイカナゴ漁が盛んであり、漁業者の約6割がシラス漁に従事しているとされる[40][21]。愛知県のシラスの漁獲量は全国でも有数であり、篠島の漁獲量は多い年で約5,000トンといわれる[40]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:134 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef