作品賞では『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』と『トップガン マーヴェリック』がノミネートされ、同部門で2つの続編がノミネートしたのは初めてであり、全世界で10億ドル以上の興行収入をあげた2作品が同時にノミネートされたのも初めてだった[13][14]。 『西部戦線異状なし』は9部門でノミネートされ、非英語映画では『グリーン・デスティニー』と『ROMA/ローマ』に次ぐものであった[15]。『The Quiet Girl』はアイルランドからの応募作品で初めて国際長編映画賞にノミネートされることになった[16]。
主演男優賞の5人全員を含めて4つの演技部門で16人の初ノミネートがあり、史上最多の初ノミネートを記録した[17]。主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーは、同部門でノミネート・受賞をした初のアジア人となった。また、主演女優賞のミシェル・ヨー、助演男優賞のキー・ホイ・クァン、助演女優賞のホン・チャウとステファニー・スーとアジア系の俳優(英語版)が演技部門でノミネートされたのが過去最多の4人となった[18]。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』で助演女優賞にノミネートされたアンジェラ・バセットはマーベル・コミックを原作とした映画への出演で演技部門にノミネートされた最初の人物となった[19][20]。『フェイブルマンズ』で助演男優賞にノミネートされたジャド・ハーシュは、『普通の人々』以来42年ぶりのノミネートとなり、最も間隔が開いた俳優となり[20][21]、同映画で作曲を担当したジョン・ウィリアムズは53回目、90歳でのノミネートとなり、アカデミー賞史上最高齢のノミネート(英語版)となった[21]。 『無垢の瞳』で短編映画賞にノミネートされたアルフォンソ・キュアロンはケネス・ブラナーにつづく2人目の7部門でノミネートされた人物となり、同作品はDisney+の作品として同部門に初めてノミネートされた作品となった[20]。