第91回アカデミー賞
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前回前々回と授賞式の評価が賛否両論になっていたため、前プロデューサーのマイケル・デ・ルカジェニファー・トッドは降板し、新たにドナ・ジグリオッティグレン・ウェイスが就任した[27][28]
人気映画賞の設立

2018年8月8日、映画芸術科学アカデミーは、その年で最も人気のある映画ために、新しいカテゴリーの人気映画賞(Best Popular Film)の創設を発表した[29]。この賞の設立には批判が集まった。翌月、アカデミーは「新しいカテゴリーに関する追加の意見を検討する」と賞の設立を見送る声明を発表した[30]
司会

2018年12月4日、アカデミーはケヴィン・ハートが司会を務めると発表した[31]。ハートはアカデミー賞の司会を務めることは極めて名誉なことであり、同時にスリリングであると述べ、「何年もの間、私はオスカーの司会をするかどうか尋ねられました。私の答えはいつも同じで、それがコメディアンとしての生涯の機会であり、それが想定される時に起こると言いました。私がオスカーを主催する日がやっと来たことをとても嬉しく思います。過去に司会を務めたホストの伝説的なリストに加わることができることは信じられないことです。」と語った[32]。しかし、過去にハートが同性愛者差別のジョークやコメントをしていたことが明らかになり、論争が巻き起こった。12月6日、ハートは自身の過去の発言が式典の邪魔になる事を避け、司会を降板すると発表した[33][34]。過去に司会を務めたセス・マクファーレンエレン・デジェネレスニール・パトリック・ハリスクリス・ロックジミー・キンメルらは、再度司会をすることに興味を示さなかった[35]

2019年1月9日、アカデミーは司会者なしでセレモニーを進行していき、その代わり、プレゼンターが賞の説明やセグメントをすることになると発表した。司会者が不在の授賞式は1989年の第61回アカデミー賞以来のことである[36]
候補作品の興行収入

作品賞候補作の北米興行収入[37]作品候補発表前
(1月22日以前)候補発表後
(1月22日 - 2月24日)授賞式後
(2月24日)累計
ブラックパンサー$700.1 million??$700.1 million
ボヘミアン・ラプソディ$202.5 million$10.6 million$1.3 million$214.5 million
アリー/ スター誕生$204.8 million$6 million$2.1 million$212.9 million
グリーンブック$42.5 million$27.2 million$6.3 million$75.9 million
ブラック・クランズマン$48.5 million$217,855$48.7 million
バイス$39.5 million$7.6 million$452,615$47.6 million
女王陛下のお気に入り$23 million$9.1 million$1.2 million$33.2 million
ROMA/ローマN/A[注釈 1]
合計$1.278 billion$60.8 million$11.2 million$1.333 billion
平均$157.6 million$8.7 million$1.6 million$190.4 million

2019年1月22日のノミネート発表時には、7本の作品賞候補の北米興行収入の総額は12億6,100万ドルで、2011年の第83回アカデミー賞以来最高となった[38][39]。映画1本あたりの平均は1億5700万ドルだが、ノミネート発表前に達したのは『ブラックパンサー』、『アリー/ スター誕生』、『ボヘミアン・ラプソディ』の3作品のみとなった。

ノミネートされた全32作品のうち12作品は、当年の米国興行収入トップ50に入っている。12作品のうち、『ブラックパンサー』(1位)、『インクレディブル・ファミリー』(3位)、『ボヘミアン・ラプソディ』(12位)、『アリー/ スター誕生』(13位)、『シュガー・ラッシュ:オンライン』(14位)、『スパイダーマン:スパイダーバース』(18位)、『グリーンブック』(46位)のみが作品賞、長編アニメ映画賞、監督賞、男優・女優賞、脚本賞のいずれかにノミネートされている。


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