授賞式中継の視聴率は過去最低を記録した昨年より6%上がった。昨年は米脚本家組合(WGA)のストライキの影響やマンネリ化が指摘され低視聴率に終わったためプロデューサー陣を一新し、エンタテインメント性を高める試みを行ったことが大きい。司会をコメディアンではなく俳優にし、ミュージカル要素を取り入れたのもその1つである[9]。 太字は受賞である。 また、以下での人名表記は
出来事
授賞式直前の21日、インターネットに受賞作品のリストが流出し、騒ぎとなった[10]。しかしすぐに映画芸術科学アカデミーのスポークスマンによりこのリストは偽であると発表された[11]。
『ダークナイト』で助演男優賞を受賞したヒース・レジャーは死後にノミネートしたことが話題を集めた[12]。故人のノミネートは6人目、受賞は1977年に『ネットワーク』で主演男優賞を受賞したピーター・フィンチ以来2人目[13]。
候補と受賞の一覧
作品の日本語公式情報およびAMPAS公式サイトの日本版とWOWOWによる授賞式放送での表記に準ずる。
見当たらない場合はデータベースサイトなどを参考。
それでもない場合は英語表記のままとする。
作品賞
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
フロスト×ニクソン
ミルク
愛を読むひと
スラムドッグ$ミリオネア
監督賞
ダニー・ボイル(『スラムドッグ$ミリオネア』)
スティーブン・ダルドリー(『愛を読むひと』)
デヴィッド・フィンチャー(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)
ロン・ハワード(『フロスト×ニクソン』)
ガス・ヴァン・サント(『ミルク』)
主演男優賞
リチャード・ジェンキンス(『扉をたたく人』)
フランク・ランジェラ(『フロスト×ニクソン』)
ショーン・ペン(『ミルク』)
ブラッド・ピット(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)
ミッキー・ローク(『レスラー』)
主演女優賞
アン・ハサウェイ(『レイチェルの結婚』)
アンジェリーナ・ジョリー(『チェンジリング』)
メリッサ・レオ(『フローズン・リバー』)
メリル・ストリープ(『ダウト?あるカトリック学校で?』)
ケイト・ウィンスレット(『愛を読むひと』)
助演男優賞
ジョシュ・ブローリン(『ミルク』)
ロバート・ダウニー・Jr(『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』)