第58回NHK紅白歌合戦
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ここ2年間紅組司会を務めていた仲間由紀恵が応援ゲストとして登場し、一青窈秋川雅史の曲紹介を務めた。

DREAMS COME TRUEのステージ前には、「やさしいキスをして」のPVに出演経験があるなど、ドリカムと縁の深いゲスト審査員の宮アあおいが応援として登場し、曲紹介を行った。

SMAPの出番前にて、鶴瓶が中居に「あなただけ紅組で歌うのか白組で歌うのか?」と聞き、中居は「心境の整理が付いていない」としたが、松本に「整理付けた方がいいですよ」と言われ、「歌は白組の一員として頑張ります」と返した。SMAPがスタンバイに入る中、鶴瓶が松本に「芸能界で刺激を受ける2組の存在がいる」と話し、1組目がゲスト審査員で親友の中村勘三郎、2組目がSMAPだとそれぞれ明かした。そして、鶴瓶はステージ上の中居に「中居、今日は本当にどうもありがとう」と感謝のメッセージを送り、SMAPの曲タイトルの読み上げを行った。

審査結果の集計にかかる時間を利用し、「世界に一つだけの花」をSMAP槇原敬之のメインボーカルの下、出演者(出場歌手、司会者、ゲスト審査員、合唱団)で大合唱した。

審査結果は、東京タワーライトアップの色(通常の「ランドマークライト」を一旦ライトダウンさせた後に赤一色か白一色のどちらかに切り替えて再度点灯する)で発表された。この様な大々的な結果発表は史上初。

鶴瓶と香取慎吾(SMAP)の2人で楽屋にカメラが入るという史上初の演出もあった。

第40回1989年)以来18年ぶりに両組司会による選手宣誓が行われた。

第52回2001年)以降、後半戦(ニュース中断後)はいきなり歌唱に入っていたが、今回は中居と鶴瓶、SMAPによるフリートークから始まった。

オープニングにて、中居が鶴瓶の前で『ポロリ』と書かれた扇子を広げて会場の失笑をかった。選手宣誓の前、中居が鶴瓶に「鶴瓶さん、ポロリだけはやめてくださいね」と注意した。これは、鶴瓶が過去にフジテレビ系列『FNS27時間テレビ』などで起こした露出事件を踏まえてのもので、司会決定時からことあるごとにネタにされていた。

中居・鶴瓶は日本テレビ系列『ザ!世界仰天ニュース』内での約束通り終了間際に2人は「仰天でした!」と発言している。

結果

中間審査を含めた総得票数による審査の結果172,566対135,139で白組優勝。この結果、対戦成績は紅組28勝・白組30勝となった。また、白組は
第48回1997年)10年ぶりの3連勝を達成した。

鶴瓶の親友であり、第50回1999年)に白組司会を務めた中村勘三郎(1999年当時は勘九郎名義。なお同回で優勝を経験している)が優勝旗を授与した。

優勝旗を受け取った鶴瓶は感想を聞かれ「いやぁ、本当にありがとうございました。皆さんありがとうございました。楽しかった、本当に楽しかった、ありがとうございました」と述べ出演者と観客席に頭を下げた。中居は鶴瓶に「鶴瓶さんにはまだ勝てないんですね。まだまだ追いかけて行きますよ」と話し敬意を表した。

なお、ゲスト審査員の投票は6対4で紅組が優勢。

司会者

紅組司会:
中居正広(当時SMAP

白組司会:笑福亭鶴瓶(『鶴瓶の家族に乾杯』司会)

総合司会:松本和也住吉美紀(いずれも東京アナウンス室

中居は2年連続4回目の組司会担当(組司会4回はNHKアナウンサー以外の男性で史上初)で初の紅組司会となる。NHKアナウンサー以外の男性による紅組司会および両組司会担当は史上初。中居以外の3人は紅白の司会は初めて。

NHKは司会発表の際、「紅組司会者が女性でなければいけないというわけではない」[1]「歌力を最高の形で伝える最高の組み合わせ」[2]とこの人選を説明。中居・鶴瓶の司会分担については「(司会が)初めての鶴瓶さんは白組の方が楽」とした[1]

両組共男性司会となるのは第6回1955年)、第7回1956年)の宮田輝高橋圭三(共に当時NHKアナウンサー)以来51年ぶり3回目[3]。中居・鶴瓶は日本テレビ系列『ザ!世界仰天ニュース』の司会コンビでもある。司会発表翌日の13日に収録された同番組(14日放送)では2人の両組司会決定を祝福するくす玉割りが行われた。

発表前に紅組司会の候補として、長澤まさみ(『日刊スポーツ』2007年10月24日付)・宮アあおい関根麻里(『excite news』2007年11月6日付)らが挙げられ、『ZAKZAK』(2007年6月1日付)・『リアルライブ』(2007年6月7日付)・『東京スポーツ』(2007年11月8日付)では藤原紀香陣内智則夫妻(当時)が揃って両組司会を務めるのではないかとも報じていた。また、白組司会はSMAPが務めるとの報道もあった[4][5]。なお、オリコンが大衆に行ったアンケート「今年、紅白の司会を務めてほしい有名人」では、男性部門1位が中居、女性部門1位が仲間由紀恵だった[註 1][註 2]

司会発表会見では、先に中居が登場し、中居が「相手を紹介させて頂きます。僕より少し背が高く、とても肌が綺麗な感じの方です」と司会本命と言われた長澤が登場すると思わせ、鶴瓶が登場するという演出が行われた[6]。また、中居が紅組司会という発表になり、当然彼が白組司会だと思っていた報道陣を驚かせた[7]

両組男性司会については、視聴者の間でも賛否両論の意見があった[8]。また、SMAPの一員として白組歌手でもある中居が紅組司会を兼任した点について、視聴者から「これでは紅白に分ける意味合いがない」と苦情も寄せられた[9]

翌年の第59回では、当時NHK会長の福地茂雄による「男女による司会が望ましい」との意向で例年通りの男女による司会に戻された[10][11]

鶴瓶は以後も幾度か司会起用が取り沙汰されたことがあるが、司会担当は今回1度限りとなっている。住吉も同様に今回限りの起用となっている。
その他の番組担当者

ラジオ中継:
小田切千塚原愛(いずれも東京アナウンス室)

新潟県旧・古志郡山古志村(現:長岡市)中継:荒木美和(東京アナウンス室):平原綾香の応援で旧・山古志村から船越英一郎と共に生中継を担当。

メイン演奏

三原綱木とザ・ニューブリード・東京放送管弦楽団(指揮:三原綱木
審査員

ゲスト審査員(
別記

デジタルTV審査員(デジタル総合・BShiデジタルの視聴者、無制限)

ケータイ審査員(携帯電話で審査、50,000名)

ワンセグ審査員(ワンセグ搭載型の携帯電話で審査、無制限)

ふるさと審査員(デジタルTV審査員・ケータイ審査員・ワンセグ審査員の応募者から抽選で会場に招待された30名)

会場審査員(ふるさと審査員を含めたNHKホールの観客全員)

出場歌手

カッコ内は出場回数。2007年12月4日に出演歌手が、12月27日に曲順が、それぞれ発表された。

      特別企画、      初出場、      返り咲き

紅組白組
曲順歌手回曲曲順歌手回曲
前半戦
1モーニング娘。10Special LOVE Mix ?幸せの平成20周年 Ver.?[12]2美川憲一24さそり座の女2007
Berryz工房
℃-ute
4川中美幸20金沢の雨3鳥羽一郎20兄弟船
6中村美律子12だんじり5w-inds.6Beautiful Life
8長山洋子14じょんから女節7北山たけし3男鹿半島
10mihimaru GT2俄然Yeah!9EXILE3Lovers Again ?紅白バージョン?
12アンジェラ・アキ2サクラ色11WaT3WaT紅白セレクション[13]
14香西かおり15無言坂13布施明23君は薔薇より美しい
16水森かおり5ひとり薩摩路15前川清17そして、神戸
おしりかじり虫スペシャルステージ
17AKB48会いたかった恋しよう♪空色デイズなんてったってアイドル18米米CLUB5愛君浪漫
リア・ディゾン
中川翔子
19絢香2Peace loving people ?スペシャル・ピアノ・バージョン?[14]20ポルノグラフィティ6リンク
22伍代夏子1421スキマスイッチ3奏(かなで)
24あみん2待つわ'0723すぎもとまさと吾亦紅
26平原綾香4Jupiter25寺尾聰2ルビーの指環
27BoA6BoAウィンター・バラード・スペシャル[15]28馬場俊英初スタートライン?新しい風
30坂本冬美19夜桜お七 ?大晦日スペシャル?29さだまさし19Birthday
ZARD「ZARD・メモリアル」[16]
後半戦
31小林幸子29恋桜32Gackt5RETURNER ?闇の終焉?消え逝く武士たちへの鎮魂歌?
33大塚愛4CHU-LIP34TOKIO14青春 SEISYuN
36浜崎あゆみ9Together When...35槇原敬之2GREEN DAYS
38aiko6シアワセ37氷川きよし8きよしのソーラン節 YOSAKOIソーラン紅白スペシャル
39倖田來未3愛のうた40徳永英明2恋におちて -Fall in love-
41中村中友達の詩42平井堅5哀歌 (エレジー)
美空ひばり×小椋佳愛燦燦
44天童よしみ12珍島物語 ?絆?43北島三郎44帰ろかな
46中島美嘉6LIFE45コブクロ3
47一青窈4ハナミズキ48秋川雅史2千の風になって
49DREAMS COME TRUE12ア・イ・シ・テ・ルのサイン ?わたしたちの未来予想図?紅白ヴァージョン50SMAP15弾丸ファイター 紅白SP[17]
阿久悠追悼コーナー
51和田アキ子31あの鐘を鳴らすのはあなた52森進一40北の螢


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