第4次沖縄抗争
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仲本は逃走したが同年10月1日、逃走先の大阪市内で逮捕された[1]

1977年(昭和52年)新春に琉真会の組員が旭琉会組員を捕らえて暴行を加えると旭琉会側は、同年5月13日に仲本正弘のボディガード2人を拳銃で銃撃、5月15日には旭琉会組員が上原秀吉の乗った車を銃撃、5月18日には上原組組員2人を拳銃で銃撃し1人を即死させもう1人に重傷を負わせるなど報復行動に打って出た。

本土の暴力団も巻き込む事態に沖縄県警は、同年3月に「旭琉会対上原組・琉真会対立抗争事件取締本部」を設置。同年5月19日には応援に行かせた大平組組員24人を空港で機動隊に包囲させ水際で阻止している。それでも8月11日に琉真会アジトが3階に入るビルを旭琉会組員が襲撃、警戒中の機動隊員1人を射殺し、アジトに手榴弾を投げ込み逃走した。

このため1977年(昭和52年)9月に当時の警察庁長官・浅沼清太郎が山口組壊滅作戦を指示、警察の全国的な暴力団殲滅体制に抗争どころではなくなってき、旭琉会側も仲本善忠会長が前述の国頭村での殺人死体遺棄事件で逮捕・無期懲役となり会長・理事長が不在となったこともあってか抗争は下火となり、1981年(昭和56年)7月に山口組二代目吉川組野上哲男組長、二代目旭琉会・多和田真山、澄田組二代目藤井組・橋本実組長の三者が五分の兄弟分となり、旭琉会と山口組の抗争は一応の終結を見た。
映画化

沖縄やくざ戦争1976年(昭和51年) 東映監督中島貞夫主演松方弘樹千葉真一

海燕ジョーの奇跡1984年(昭和59年) 松竹、監督:藤田敏八、主演:時任三郎

脚注^ 組員三人を射殺した暴力団会長捕まる『朝日新聞』1976年(昭和51年)10月2日夕刊、3版、9面

参考文献 

溝口敦 『撃滅 山口組vs一和会』 講談社<+α文庫>、2000年、ISBN 4-06-256445-9

沖縄県警察史編さん委員会編 『沖縄県警察史 第3巻(昭和後編)』 2002年

洋泉社編 『沖縄ヤクザ50年戦争』 ISBN 4896918282

関連書籍

佐木隆三 『組長狙撃 海燕ジョーの奇跡 隣りの殺人者5』 小学館<小学館文庫>、2000年、ISBN 4094037055

関連項目

沖縄県の暴力団

旭琉会

山口組

大平組

抗争事件

沖縄県警察










沖縄県の暴力団抗争事件

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