第35回主要国首脳会議
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また、開催地を変更することで、支出を2億2000万ユーロ削減できるとしている[2]。ただ、ラクイラでは余震が頻発していたことから、開催期間中に大規模な余震が発生した際には首脳らをローマに避難させ、避難先で議事を継続する計画が発表された。イタリアの防災当局は、マグニチュード4以上の余震が発生した場合に、首脳だけでなく全出席者を避難させると表明した[3]議長のシルヴィオ・ベルルスコーニ(右)と第35回主要国首脳会議のロゴ(後方)
シンボル

サミットのロゴには長命と信頼を象徴するがあしらわれており、開催予定地だったラ・マッダレーナの名がラクイラとともに併記されている[4]
参加者屋外での協議

サミットには、主要8か国の首脳とともにファーストレディが随伴するのが慣例となっている。しかし、議長国イタリアの閣僚評議会議長ベルルスコーニは離婚手続き中だったため、夫人はラクイラに随伴しなかった[5]。そのため、議長国の首脳夫人が不在という異例の事態となった。ベルルスコーニは妻の代わりに雇用機会均等大臣のマーラ・カルファーニャをホステス役に抜擢し、ファーストレディらの被災地訪問時にアテンドとして参加させた。ところが、ベルルスコーニの一連の対応に不信感を抱いたフランスの大統領夫人カーラ・ブルーニは、カルファーニャが主導する被災地訪問には参加せず、別途一人で被災地を慰問した。そのため、イタリアのマスコミにより、カーラの行動は無作法であるとの批判がなされた[6]。なお、カーラは前年のサミットも自身のCDアルバム発売を理由に欠席しており、後日、議長を務めた内閣総理大臣福田康夫と夫人の貴代子に宛てた詫び状を発送している[7]
関連会合
出席者2009年7月8日の討議

シルヴィオ・ベルルスコーニ議長イタリア閣僚評議会議長

ニコラ・サルコジフランス共和国大統領

バラク・オバマアメリカ合衆国大統領

ゴードン・ブラウンイギリス首相

アンゲラ・メルケルドイツ連邦首相

麻生太郎日本国内閣総理大臣

スティーヴン・ハーパーカナダ首相

ドミートリー・メドヴェージェフロシア連邦大統領

ジョゼ・マヌエル・ドゥラン・バローゾ欧州委員会委員長

フレドリック・ラインフェルト欧州理事会議長

脚注[脚注の使い方]^ラクイラ・サミット閉幕 途上国の食糧安保対策に200億ドル 日本経済新聞 2009/07/10
^ a b 「サミット開催地、被災地に変更へ――イタリア」『 ⇒サミット開催地、被災地に変更へ イタリア 。日テレNEWS24日本テレビ放送網2009年4月24日
^ 時事「大型地震あれば全員避難=被災地でのサミット開催で?伊」『 ⇒時事ドットコム:大型地震あれば全員避難=被災地でのサミット開催で?伊時事通信社2009年7月7日
^ "Il nuovo logo del G8", ⇒G8 Summit 2009 - sito ufficiale - Il logo, Ufficio stampa e del portavoce, Ufficio Sherpa, Dipartimento della Protezione Civile, Presidenza del Consiglio dei Ministri and Ufficio stampa, Ministero degli Affari Esteri.


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