笑う警官_(佐々木譲)
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盗品等有償譲り受け容疑と、関税法違反容疑で逮捕される。中古車密輸をしていた。マカロフを不法所持していたが、「許可をもらっていた」また、「本部に話は通っているのか」などと話す。逮捕直後に本部から待ったがかかり、取り調べが滞る。
太田(おおた)
水村朝美の遺体が発見されたマンションの管理人。
安田(やすだ)
ジャズバー「BLACK BIRD」のマスター。元警察官。不祥事(暴力団員の女に手をつけた)を起こし、退職した。佐伯たち裏捜査本部の拠点となる。
谷川 五郎(たにがわ ごろう)
水村朝美殺害現場のマンションにあった液晶テレビ質屋に売ろうとした。腹話術の人形のような顔。
映画

笑う警官
THE LAUGHING POLICEMAN
監督
角川春樹
脚本角川春樹
橋本匡弘
原作佐々木譲
製作角川春樹
出演者大森南朋
松雪泰子
宮迫博之
音楽大島ミチル
主題歌ホイットニー・ヒューストン
「夢をとりもどすまで」
撮影仙元誠三
編集板垣恵一
製作会社「笑う警官」製作委員会
配給東映
公開 2009年11月14日
上映時間122分
製作国 日本
言語日本語
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クランクインの3週間前に前任監督が降板し、企画が流れるのを避けるため、角川春樹が急遽、脚本を書き直した上で監督した[1]2008年9月18日より撮影開始、同年11月にクランクアップ。公開は2009年11月14日。原作がベストセラーということ以外に集客要素がなく、演出だけで勝負しなければならなくなった角川は、集客用に米国歌手のホイットニー・ヒューストンに主題歌を依頼した[2]。角川にとっては1997年の『時をかける少女』以来11年ぶりの監督作となり、「動員が150万人を超えなかったら映画を辞める[3]」と東映側と約束している。しかし15億と角川が見積もった[4]実際の興行成績は3億円弱、観客動員数は10万人に満たなかったと言われている。
キャスト

佐伯宏一:
大森南朋

小島百合:松雪泰子

津久井卓:宮迫博之

新宮昌樹:忍成修吾

植村辰男:螢雪次朗

町田光芳:野村祐人

岩井隆:伊藤明賢

安田:大友康平

足の悪いチンピラ:松山ケンイチ

テレビキャスター:大和田伸也

百条委員会委員長:平泉成

谷川五郎:中川礼二

水村朝美:乙黒えり

浅野貴彦生活安全部長:矢島健一

石岡正純刑事部長鹿賀丈史

※石岡と浅野の役名と役柄が原作とは逆転している。
スタッフ

原作:佐々木譲「笑う警官」

脚本・製作総指揮・監督:
角川春樹

脚本:橋本匡弘

音楽:大島ミチル

撮影:仙元誠三

主題歌:ホイットニー・ヒューストン「夢をとりもどすまで」

配給:東映

製作:「笑う警官」製作委員会(ハルキエンタテインメント、角川春樹事務所、東映、東映ビデオよしもとクリエイティブ・エージェンシー讀賣新聞ディー・エヌ・エー、サンブック、報知新聞社クオラス

エピソード

キャスティングの際、角川春樹は宮迫博之や中川礼二が芸人であることを知らず、役者であると思い込んでいた。それぞれのプロフィールに「雨上がり決死隊」「中川家」と書いてあるのを所属事務所名であると勘違いし、「変わった名前の事務所があるもんだ」と思ったという[5]

公開日の舞台挨拶の際、角川春樹が「崔洋一が続編に当たる『警官の紋章』を映画化したい」と思っていることを暴露した[6]

撮影を担当した仙元誠三は、本作で引退作する覚悟を持って臨み、クランクアップ時には照明担当の渡辺三雄と号泣したが、結局、本作で引退とはならず、引退作は2016年に公開された村川透監督の『さらば あぶない刑事』となった[7]


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