笑う犬
「私、あんな変な顔してますか?」と言いつつも、好意的に受け止め、「ニュースJAPANの予告で私が笑ってしまうまでは続けて構わない」と、安藤からお墨付きをもらえた)。そこから交流が始まり、『森田一義アワー 笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」に出演した際には互いに花を贈り合っていた)。
たまに原田扮する木村太郎も登場した。
1998年10月28日の回では「安藤さん」で安藤(内村)が「あの…似てなくてすみません」と言った直後に本家の安藤が、生予告で「今のは偽者、本物はこの後のニュースJAPANで」とアドリブで返した事がある。
1999年2月10日の回では安藤が風邪で休演のため、「安藤さん自粛中」のテロップで押し通した。また、自粛した回は上記のテロップと白黒の安藤(内村)の静止画像に続いて川端健嗣アナウンサー(当時)が「ウッチャン、安藤さん怒ってますよー」と言うやり取りがあった(その後川端は「そのせいでは無く、今日安藤さんは風邪でお休みです」と続けた)。
稀に『ニュースJAPAN』に大物政治家がゲストとして出演した際、「安藤さん」の後の微妙な空気の中でゲストの政治家が映し出される場面も見られるなどハプニング性のあるコーナーであった(その中でも、1999年3月10日に石原慎太郎がゲスト出演した日は「今日はそういう場合じゃありません。今夜のゲストはこの方です」と少々引きつった表情で生予告していた)。
『生活』後期になると「安藤さん」に代わって他のコントのキャラクターが登場するようになるが、「安藤さん」ほどのインパクトや笑いは得られなかった。
このスタイルは放送時間が移動し『笑う犬の発見』にリニューアルした際、エンディング時に後番組の『発掘!あるある大事典』のパロディを行った点に引き継がれているが同番組の予告は事前収録のため各回のハプニング性では本家に及ばなかった。
23:00からの深夜番組でありながら高視聴率をたたき出し、二度特番が放送された。特番ではスタジオに青い犬が登場し、最終的に中に入っている人物も現れた。堀内健が着ぐるみの中身を知らずに青い犬にドロップキックや抱きついたりしたため、内村が必死でフォローしていた。
1999年元旦には『笑う犬の正月』と題した90分スペシャルが放送。この時に青い犬の中に入っていた人物は内村の相方である南原清隆。本人曰く「自分はメンバーに内緒で番組のマスコットキャラクター・青い犬の着ぐるみに入って初回から参加していた」とコメントしたが、冗談なのか真実なのかは不明。
1999年6月にはゴールデンタイムでのスペシャルが放送された。この時に入っていた人物はエンディング担当だった宇多田ヒカル。当時は人気が社会現象化しメディア露出が稀だったため話題となった。
また、真島昌利(当時THE HIGH-LOWS)が『生活』の熱狂的なファンであり、「関東土下座組」(後述)のエキストラ役でコントに参加した事もあった。
笑う犬の冒険-SILLY GO LUCKY!-
1999年11月21日 - 2001年9月16日
日曜19:58 - 20:54(JST)
1999年10月に日曜20:00のゴールデンタイムへ進出、番組タイトルが「生活」から「冒険」に変わる[2]。しかし、バレーボールワールドカップの為、スタートが11月にずれ込む。
なお移動にあたり、それまで日曜20:00枠の番組(「ダウンタウンのごっつええ感じ」→「日曜ビッグウェーブ」→「ハッピーバースデー!」)の予告タイムだった19:58枠も吸収し、19:58からのフライングスタートとなった。以後2018年の秋改編まで、フジテレビの日曜20:00枠の番組はフライングスタートとなっていた。
番組が以前『ダウンタウンのごっつええ感じ』が放送されていた枠に移ると決まった時、座長・内村は「やっぱ、ごっつの後をやるなら松ちゃん(ダウンタウン 松本人志)に一言聞きたい。聞いて、そういうのがOKだったら僕はやれるけど、そうじゃないとやっぱ出来ない」と最後まで反対していた。しかし松本は「いや…それは全然…かまへんのんちゃうん?」と許可したため、晴れて日曜20:00に『笑う犬の冒険』が始まった。
初回放送は2時間スペシャルとして放送され、新メンバーとして南原、ビビるが加わった。また、オープニングコーナーには谷啓(事実上、番組の司会)、バックバンドとしてTHE SUPER MARKET、ダンサーとしてEE JUMPが出演。
上記の理由で「生活」に不参加だった南原だが「ホントコ」が軌道に乗ったことで合流することになった。また1時間と尺が伸びたことにより、人見知りである内村が苦手としていたスタッフや出演者への気遣いやコミュニケーション等の「テレビでは見えない負担」を軽くする役目もあったという[1]。
2001年からはオープニングコーナーとスタジオセットを廃止し、それに伴いTHE SUPER MARKETとEE JUMPが降板。4月には遠山の出産による卒業とともにメンバーを増員。兄弟番組の『笑う子犬の生活』から土田晃之・与座嘉秋・杉崎政宏、女性メンバーとしてベッキー・松尾れい子・大谷みつほが参加。コントには参加しなかったが、MA-E-young(桜井真琴・広沢まや)も加わった。MA-E-youngは谷啓と共にコント間のインターミッションの映像、キャラクターライブの司会を担当した。
2000年3月に番組出演者・スタッフの不祥事により5月までこの当時、日曜20:00枠の筆頭スポンサーだったP&Gを含め(ほかに日清食品・小林製薬・キリンビバレッジ・フジパン・ブルボン・NISSANほか)表向きスポンサーなし、番組内のCMのみは従来通りだった。ただ、『冒険』休止時のアニメスペシャルやナイター中継は従来通り表示した。
冒険以降の構成作家として宮藤官九郎も参加、『太陽』ではコントにも出演した。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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