竹を切らない、あるいは一つの節をそのままにした場合、密閉された容器となり、これを火中に投入すると派手な音を立てて破裂する。これが爆竹の由来である。
結束材・ロープ
樽を締める箍(たが)。
上総掘り:やぐらを組んで大きい車を仕掛け、これに割り竹を長くつないだものを巻いておき、その竹の先端に取り付けた掘鉄管で掘り抜く井戸の代表的な工法。人力のみで500メートル以上の掘削が可能であることから、開発途上国への技術指導が行われている。
工芸品・日用品竹製の籠犬矢来(京都市・先斗町)
手に入りやすく、削る・曲げるなどの加工がしやすい。繊維の方向がはっきりしており、それに沿った方向には細かく割りやすい。節の部分で割れが止まるため、同質で同じ長さの棒状のものを量産しやすい。細く薄く削れば、その厚さ次第で適度な弾力の先端を得られる。さらに、無加工の状態でも比較的腐食しにくく保存が容易である。
細工や工芸によく使われ、大分県の別府竹細工や奈良県の高山茶筌など各地の伝統工芸品の材料としても多く用いられる。子供のおもちゃなどにもよく利用される。工芸品としては、伐採前の自然な変化や伐採後の経年変化により表面に様々な模様の入ったものが珍重される[15]。菌類による侵食を利用したものもある。
ざる
籠
花入・花籠・花生け
虫籠
箸・菜箸
楊枝
耳掻き
串:焼き鳥の串などに利用されている。
ささら: 食器等の洗浄器具
行李などの籃胎漆器
茶筅
茶杓
柄杓
竹ナイフ:材に珪酸を多く含むため、切り口を鋭くすることにより刃物として利用できる。
竹箒・熊手
箕
易の筮竹
孫の手
青竹踏み
竹皮:竹の最外層を覆っている薄い皮で、成長とともに自然に剥がれ落ちる。竹皮には亜硫酸やサリチル酸などが含まれており防腐作用や殺菌作用がある[16]。そのため、おにぎり、ちまき、肉、羊羹などの食品の包装材として用いられる。また、草履などの材料としても利用される。
杖
物干しざお: そのまま使用したり、ポリ塩化ビニルを巻いたものがある。最近は鉄、アルミなどを使用したものが主流となっている。
自動車の内装装飾:実例を挙げると、4代目レクサス・GSの一部グレードに竹製の内装装飾パーツが使用されている。