竹田恒泰
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竹田は夕刊フジの取材に対し、「外部による組織的な妨害工作の可能性がある」と述べ[55]、「不当な動画など上げていない、気に入らないのならば見なければいい、言論で対抗しろ」と反論し[56]、新しいチャンネルで活動を再開した[57]。「差別動画大量通報騒動」も参照
聖徳太子が元号を使用していたという記事

2019年(平成31年)4月3日、外務省が西暦統一の指針を出したことに関し、夕刊フジZakZakの記事が、「元号大宝律令により定められ元号を使うことが決まりである、聖徳太子も中国の皇帝とやり取りする時も年号を使ったので聖徳太子も泣いている」とする竹田のコメントを掲載した[58]。しかし、(1)聖徳太子(厩戸皇子)は622年に死去しているが、日本最古の元号である大化645年から使用されていること(2)「『法興』と呼ばれる私年号が使われた」とする説があるが中国の皇帝と文書交換をした遣隋使に使用されたという証拠は見つかっていないこと[59]などから、竹田の主張を誤りとする主張がある。
小田部雄次の批判

近代皇族の研究家である小田部雄次は、2010年(平成22年)に底本が発行された自著で、「近年の竹田は芸能界になじみ醜聞が増えた」と記している[60]
山崎雅弘との裁判

2019年(令和元年)11月13日に富山県下新川郡朝日町教育委員会主催で中学生・高校生連携授業として計画されていた「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」という講演会が、11月7日に市民からの抗議を受けて中止[61]となり、さらに、講演会場を変更して行うことになっていた一般参加者のための講演会も、「11月10日に脅迫電話[62]があった」として、中止となった。これらの件は、竹田が「ツイッターでの山崎雅弘と一般ユーザーのツイートが原因である」として、両者を提訴した。

2021年(令和3年)2月、山崎との一審裁判において竹田(原告)が全面敗訴した[63]。原告が請求した損害賠償550万円の支払い、ツイートの削除、謝罪広告の掲示のいずれについても「原告の請求を棄却する」「訴訟費用は原告の負担とする」が主文[64]

竹田は自分の発言は韓国や中国の国民ではなく政治体制を批判したものだと主張したが、判決文は、竹田が著書で「(中華民族は)民度の低い哀れむべき方々」と記したこと[65]や、「笑えるほどたちが悪い韓国の話」と題する著書などを出したり[66]、「韓国は、ゆすりたかりの名人」[65]「韓国が慰安婦の像を作るなら、日本は嘘をつく老婆の像でも作ったらどうだ」などと投稿したことに触れ[66]、「原告が元従軍慰安婦に攻撃的・侮辱的な発言を繰り返し、在日韓国人・朝鮮人を排除する発言を繰り返していることに照らせば、発言を人権侵害の点で捉える相応の根拠がある」[66]「原告の思想を『自国優越思想』と表現することは論評の域を脱するものとは言えない」「原告自身も他国や他民族、原告と意見を異にする活動者等に対する批判的意見を加える際に、あえて攻撃的で侮蔑的ともとれる表現を多数使用し、読者が感得する当該批判的意見の対象への否定的評価を一層高める手法を少なくない頻度で用いており、このような表現の内容様態に鑑みると、原告としても一定の批判は甘受すべきであったと言える」[67]「国の政治体制又はその指導者等に対する批判にとどまらず、中国人及び韓国人全体を対象として、その国籍又は民族に伴う属性を指摘し、その『民度』の低さを主張したものというほかない」「自国を優越的に捉えた上で、他国民・他民族を劣位に置き、『笑い』の対象とする意識が看取されるものというほかない」「韓国につきあえて攻撃的で侮蔑的ともとれる表現を多数、少なくない頻度で用い」「単に韓国の国家体制や政治に関する報道を受け、これらを批判するのみに止まらず、読者に対し、韓国や韓国人を劣位に置く意識を与えるもの」などと指摘し、「偏見や差別を助長するものというほかない」「まさに『差別主義的』との評価を受ける余地があるものというほかない」とした[68]

同年8月、二審東京高裁でも竹田の全面敗訴が確定[69]。「差別主義者は公的な場に立ったり、公教育に関与する資格がない」という山崎の発言は「合理的な論評」であると判断された[70]

竹田は、最高裁上告したが、2022年4月13日、最高裁は竹田の上告を棄却。竹田の全面敗訴が確定した[71]
ツイッターユーザーの実名公表

2021年9月30日、ツイッターで実名を公表され精神的苦痛を受けたとして、大阪府自営業男性が竹田に対し60万円の損害賠償などを求め提訴した[72]
人物

座右の銘は、自身の高祖父にあたる明治天皇御製「敷島の大和心の雄々しさは」である[73](「――ことある時ぞ あらはれにける」と続く)。

香港の国家安全法について「対岸の火事でない。昨日のウイグル・今日の香港・明日の台湾・明後日の沖縄九州。中国が尖閣の次に狙うのは沖縄」と述べた[74]

真相深入り!虎ノ門ニュースでは「作家」の肩書で出演していたが[75]、「私の本業はラーメン屋だ」と度々発言していた[76]

左利きである[77]


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