竹取物語
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

^ 紹巴による1570年(元亀元年}の奥書を持ち、年代が明らかな写本としては現在最古。(中田剛直 1965)には未収載だが、p.211を始めとする第3類第2種の分類基準に従う。
^ 現在国立歴史民俗博物館蔵。(中田剛直 1965)には未収載だが、p.211を始めとする第3類第2種の分類基準に従う。
^ 大阪天満宮の神職家。
^ 行数と刊行時期による分類で、十行甲本・乙本・(丙本)、十一行甲本・乙本・丙本・丁本がある。このうち十行甲本・十一行甲本は慶長の頃のもので、最も古いとされる。
^ 年代に関しては諸説あるが、小松茂美鎌倉時代末期(14世紀初期)、久曾神昇や高田信敬は室町時代初期以前、片桐洋一は室町時代中期から後期としている。
^ 書写者名と見られるが未詳。
^ 流布本系第1類第1種の平瀬本への書入本文のこと。
^ 「◯伝阿仏筆竹取物語切 竹取物語は、新井信之氏の紹介された伝後光厳院筆小六半切以外全く知られてゐなかつたが、京都のG書店で伝阿仏筆と云ふ、下絵のある六半切を最近売つたと聞いた。好事家に渡つたらしく、紹介される見込は少ないが注目すべきものと思はれ、公開が望まれる」と述べられているのみで、本文などの情報は一切不明である。
^ 武藤本(流1-1)・高山図書館本(流1-1)・武田本(流1-2)・島原本(流2)・蓬左文庫本(流3-1)・吉田本(流3-1)等に「さかき」。山岸本(流1-3)・群書類従本(流3-2)に「さぬき」。他流布本、並び古本に「さるき」。
^ この物語には「三」という数字が頻出する。
^ 三室戸斎部とも。斎部氏朝廷の祭祀を司る氏族。
^ なよ竹は「しなやかな竹」という意味で、ちらちらと揺れて光ることを「かがよう」という。
^ 「夜這い」の語は本来結婚を求める「呼ぶ」に由来する言葉とされている。ここでは「夜に這い回る」を語源とする新解釈を創作している。
^ 神仏が人の形をとって顕現した姿、または化物の類。
^ 「鉢を捨てる」と「恥を捨てる」を掛けている。
^ 「玉(玉の枝)が悪い」と「魂(性質)が悪い」を掛けている。
^ 「阿倍なし」と「敢へなし」("敢えない"、張り合いがない)を掛けている。
^ 「あな食べ難」(ああ食べにくい)と「あな堪へ難」(ああ耐え難い)を掛けている。
^ 「貝無し」と「甲斐なし」を掛けている。
^ 『年を経て浪たちよらぬ住吉のまつかひなしときくはまことか』。"幾年も経って浪が打ち寄せなくなった住吉の浜の「松」のように待っていたのに「貝がない」なら、「待つ」「甲斐がない」と聞くけれど、本当なの?"
^ 「かひはなく有りける物をわびはててしぬる命をすくひやはせぬ」。"かい(貝・甲斐)は無かったけれど、思い悩んで死んでいく命を、かい(匙)で掬うように、救ってはくれないのか"。
^ 人間界での長い年月は天人にとって僅かな時間に当たる。
^ 周囲を壁で塗り籠めた部屋。平安期の貴族の邸宅建築・寝殿造の中では唯一の閉鎖的な空間で防犯性に優れるため、寝室や貴重品置き場に使用された
^ 未熟者。天界と人界では時の感覚が異なり、翁といえど「幼き人」。あるいは単に「幼稚」(=愚かな)の意味か。
^ 最後だと、天の羽衣を着るまさにその時に、ふとあなたをしみじみと思い出してしまうものね。
^ 月世界への思いを表現する仕事に相応しい氏。新井本(古2)「いはかど」。その他流布本「いはかさ」。
^富士の山(士に富む山)」と「不死の山」。これは適当でないという説もある。
^ 「筒木」は筒状の木と解すれば竹、また「星」の古語「つづ」との関わりもあり、同音の「綴喜(山城国綴喜郡)」には月読命を祀る樺井月神社と月読神社を祀る式内社が鎮座する。
^ 中川浩文は『竹取翁物語解』を主な典拠にしていると推測している。
^ 長谷川武次郎のちりめん本の英訳。
^ 著書『日本文学史』に収載。
^ イギリスのロンドン市のチェスター楽譜出版社の作曲コンクールに応募し入賞。これは日本人初の国際的作曲コンクール入賞作品で報道もされた(現在その楽譜は失われたとされる)。

出典^ “「竹取」物語”. 国立国会図書館東京本館. 2024年5月1日閲覧。
^ “立教大学蔵「竹取物語絵巻」と「竹取物語 貼交(はりまぜ)屏風」について”. 立教大学. 2024年5月1日閲覧。
^ “『竹取物語』のあらすじと奈良県広陵町との関係について”. 奈良県広陵町. 2024年5月1日閲覧。
^源氏物語 第十七帖 絵合
^ 南波浩「日本古典全書 『竹取物語・伊勢物語』」朝日新聞社、1960年 p.5
^ 『竹取物語本文集成』王朝物語史研究会 編 勉誠出版 2008年9月、p. D
^ 『竹取物語 : 古写本三種』, p. 254.
^ 巻16第3791歌 - 第3793歌。ウィキソースに万葉集/第十六巻の原文があります。
^ 巻31『本朝付雑事』第33「竹取翁、見付けし女の児を養へる語」
^ もはや推理小説「かぐや姫」の壮大なカラクリ 。日本人が知らない古典の読み方 。東洋経済オンライン 。経済ニュースの新基準
^ 上原作和安藤徹・外山敦子編『かぐや姫と絵巻の世界 一冊で読む竹取物語 訳注付』武蔵野書院 p. 174
^ 『国語教育』15巻第10号、1930年5月
^ 新井信之『竹取物語の研究 本文篇』国書出版、1944年 p.2
^ 南波浩「日本古典全書 『竹取物語・伊勢物語』」朝日新聞社、1960年 pp. 36-40
^ 曽根誠一「『竹取物語』奈良絵本・絵巻の本文考 : 正保三年刊整版本の独自異文を視点とした粗描」『花園大学文学部研究紀要』45号、2013年、p.8
^ 中田剛直 1965, p. 258.
^ 小松茂美『古筆学大成』第23巻「物語・物語注釈」講談社、1992年6月 p.363、高田信敬「竹取物語断簡新出二葉 ―(付)延べ書き「富士山記」―」『国文学研究資料館紀要』第10号、1984年3月 pp.13-14
^ 古筆学研究所編『古筆学のあゆみ』八木書店、1995年 pp.119-120
^ 池田和臣、小田寛貴「新 古筆資料の年代測定V―加速器質量分析法による炭素14年代測定―」『文学部紀要 言語・文学・文化』, 127, 中央大学文学部, 2021年3月 pp.43-45, ⇒http://id.nii.ac.jp/1648/00013268/
^ 吉川理吉『古本竹取物語校註解説』龍谷大学国文学会出版部、1954年 p.4
^ 中川浩文 1985, p. 8.
^ (中田剛直 1965, p. 12)(『竹取物語 田中大秀旧蔵』笠間書院、1982年)
^ 中田剛直 1965, p. 140.
^ 中川浩文 1985, p. 296.
^ 中田剛直 1965, p. 135.

次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:107 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef