高校時代は男子校で演劇部には入っておらず、芝居の経験はなかったが、元々人前でおちゃらけたことが好きなタイプであり、高校生のころに「なにかを表現したい」という気持ちになって徐々に目指していたと語る[13][14]。
学校内では、多数の舞台を経験して在学中に親友と始めたデュオ・グループが声優音楽事務所の目に止まり、アマチュアとしてライブステージに立ち、同時に声優としての活動を始める[13]。 声優としてのデビュー作品は、1983年のテレビアニメ『聖戦士ダンバイン』と本人は答えているが[13]、実際にはその前番組『戦闘メカ ザブングル』に脇役として既に出演している。以降、日本のアニメやゲームで声を当てる以外にも、海外の映画やアニメの吹き替えや、CMやテレビ番組のナレーションなども行っていく。 吹き替えではフォレスト・ウィテカーやマイケル・ルーカー、トム・サイズモアなどを担当。ディズニー・ピクサー作品においてはジョン・ラッツェンバーガーの吹き替えをほぼ専属で担当している。 2022年、第16回声優アワードにて助演男優賞を受賞[15]。 TAKADA BANDの名義で三松亜美と共に、テレビアニメ『BLUE SEED』のオープニングテーマ「カルナバル・バベル」や、CDアルバム『3×3EYES』を発表したこともあった。また2003年には森川智之とともにヴォーカルユニット2HEARTSを結成し、音楽CDを発表したり、ライブ活動なども行っている。 かつてはトルバドール音楽事務所に所属していたが、大沢事務所へと移籍した。 総合格闘技イベントPRIDEのナレーターとして知られるが、フジテレビジョンのPRIDE放送撤退を受けて、PRIDEの煽りVTRのナレーションから遠ざかっていた時期もある。しかし、2006年11月5日に行われたPRIDE 武士道 -其の十三-にてPRIDEのナレーターとして復帰した。この際にはオープニングVTR内で「ナレーション 立木文彦」の文字を画面いっぱいに表示され、会場で歓声が上がった。当日の第1試合「ゲガール・ムサシVSヘクター・ロンバード」の紹介VTR内で、「NARRATION FUMIHIKO TACHIKI」の文字テロップとともに立木が自己紹介させられる場面があった。スポーツイベントにおいて、このようにナレーターを行っている人物にスポットを当てることは極めて稀なことであるが、立木の場合にはそれが行われた。 ナレーションを務めている『世界の果てまでイッテQ!』の2012年最後の放送となった大忘年会祭り4時間生放送スペシャル内で行われた「お祭り男が挑む横浜・赤レンガ倉庫前での豊橋手筒花火」にて自身初の生放送番組への出演と生ナレーションに挑戦した。 ゲーム『New みんなのGOLF』でゲンゾウがキャディの時にナイスショットを打つと、「世界の果てまで!」と掛け声が流れる。 アニメ『銀魂』にて長らく長谷川泰三を演じていたが、2018年公開の実写版『銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-』では俳優として演じることになった[16]。 2021年12月31日、『第72回NHK紅白歌合戦』の「カラフル特別企画 ?明日への勇気をくれる歌?」の中で、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウとして白組司会の大泉洋の名前を呼ぶなど、紅白特別仕様の台詞を入れる演出がなされた[17]。 父は音楽の教師で立木が声優になる前、凄く反対だったという[14]。
デビュー後
音楽活動
所属事務所の変遷
人物・エピソード
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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