立春
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グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の立春は表のとおり[6][7][8]

2024年の立春は2月4日。[更新]

365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(立春は閏日の挿入される2月末日より前のため、4で割って1余る年が先頭)。1985年から2020年までは2月4日だが、1984年までは2月5日1897年までは2月3日もあった。2021年から閏年の翌年は再び2月3日となる(2021年が日の境界に近いため、不確かさが残る)。

年年を4で割った余り確定困難な(日を跨ぐ)年
1230真夜中の前後10分
1583年 - 1612年4日4日4日4日1609(3-4日),
1613年 - 1644年3日4日4日4日1642(3-4日),
1645年 - 1676年3日3日4日4日
1677年 - 1700年3日3日3日4日
1701年 - 1708年4日4日4日5日
1709年 - 1748年4日4日4日4日1745(3-4日),
1749年 - 1780年3日4日4日4日
1781年 - 1800年3日3日4日4日
1801年 - 1816年4日4日5日5日1815(4-5日),
1817年 - 1848年4日4日4日5日1848(4-5日),
1849年 - 1884年4日4日4日4日
1885年 - 1900年3日4日4日4日
1901年 - 1916年4日5日5日5日
1917年 - 1952年4日4日5日5日1918(4-5日),
1953年 - 1984年4日4日4日5日
1985年 - 2020年4日4日4日4日
2021年 - 2056年3日4日4日4日2021(3-4日), 2054(3-4日),
2057年 - 2088年3日3日4日4日
2089年 - 2100年3日3日3日4日
2101年 - 2120年4日4日4日5日
2121年 - 2156年4日4日4日4日
2157年 - 2192年3日4日4日4日2157(3-4日),
2193年 - 2200年3日3日4日4日
2201年 - 2224年4日4日5日5日
2225年 - 2260年4日4日4日5日2260(4-5日),
2261年 - 2296年4日4日4日4日2293(3-4日),
2297年 - 2300年3日4日4日4日
2301年 - 2328年4日5日5日5日2326(4-5日),
2329年 - 2360年4日4日5日5日
2361年 - 2396年4日4日4日5日2396(4-5日),
2397年 - 2432年4日4日4日4日
2433年 - 2464年3日4日4日4日
2465年 - 2496年3日3日4日4日
2497年 - 2500年3日3日3日4日
2501年 - 2528年4日4日4日5日
2529年 - 2568年4日4日4日4日2532(4-5日), 2565(3-4日),
2569年 - 2600年3日4日4日4日
2601年 - 2636年4日4日5日5日
2637年 - 2668年4日4日4日5日2668(4-5日),
2669年 - 2700年4日4日4日4日
2701年 - 2704年5日5日5日5日2701(4-5日),
2705年 - 2736年4日5日5日5日
2737年 - 2768年4日4日5日5日
2769年 - 2800年4日4日4日5日

旧暦と立春

立春は旧暦1月1日だという勘違いがあるが、ほとんどの場合は正しくない。旧暦1日は必ず(新月)だが、立春は朔に関係なく定められるため、多くの年は1日にならない。ただし約30年に1度、立春が朔と重なり、旧暦1月1日になる年がある(朔旦立春)。近年は1954年1992年がそうで、次は2038年と予測される。

旧暦(中国・日本の太陰太陽暦)では元日が立春前後に置かれる。それは立春のころを年初にし、春の始まりと年の始まりを一致させるためである。これを夏正(かせい)という。古代中国夏王朝の正月という意である。平気法ではそのために、立春の次の雨水を含む月を正月(1月)とする。定気法での月名の定義はやや複雑だが、結果はやはり、雨水を含む月が正月となる。

節切りにあっては立春が年初となる。四柱推命風水などの占いでは、節分までは前年に属し、立春をもって年が改まるとしているものが多い。節分の豆撒きは立春を年初として、新しい年の幸運を願っての昔からの習慣である。

二十四節気の「立春」は、『暦便覧』では「の気立つを以って也」とされるが、時候的な解説では、「大寒から立春までは一年のうちで最も寒い季節であり、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、の気配が忍び入ってくる」とされるのが一般的である。ただ注意が必要なのは、このような気象的事象のゆえに「立春」が定められたのではなく、冬至から春分への中間点として、暦法上の要請から定められたものだということである。

の区分は、西欧では習慣的に暑くも寒くもない季節、つまり、春分から夏至までを spring とする。古代中国では昼夜の長短のピークとなる二至(夏至、冬至)と、昼夜の長さがほぼ同じとなる二分(春分、秋分)を各季節の分かれ目とし、これらの中間に各季節の極として四立(立春、立夏、立秋、立冬)を設けた。なお、日本の気象庁では、3月 - 5月が、6月 - 8月が、9月 - 11月が、12月 - 2月がとしている[9]
新年立春と年内立春

立春の旧暦での日付は大まかに言って、半分の年では新年1月の前半、半分の年では旧年12月(あるいは希に12月)の後半である。旧年12月(または閏12月)の立春を年内立春、新年1月の立春を新年立春と呼ぶ。また特に旧暦1月1日にあたる場合を朔旦立春(さくたんりっしゅん)と呼び、非常に縁起のよい日とされている。

より正確に言えば、立春の次の節気である雨水を含む暦月が1月なので、立春翌日から雨水当日までの約半月間に(新月)があれば、立春は前年12月(または閏12月)なので年内立春であり、その期間に朔がなければ立春は1月であり新年立春となる。


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