まず、第一に、臨床経過が非常に短く、更に不明である点が多い。外傷を伴うことが多く異状死との鑑別が必要である。また死後変化(死体現象)があるため、死因の特定はたとえ解剖したとしても困難となる。
少しでも外因死の可能性があれば、積極的に異状死とするべきである。ただし、外傷に関しても取り扱いは極めて難しい。まず、人間といっても身体的素因は個々人異なるため、外傷による死亡とは様々な医療検査が行われている場合でないと言うことは難しい。身体的素因には外傷性変化の現れ方、異常反応の出現の有無などが挙げられる。また、健常人なら耐えられる外傷での死亡、外傷により死期が著しく早められるということも考えられ、判断は非常に難しい。こういったことは死因にならないような外傷による疾病の誘発や進行促進などと考えられている。
脚注[脚注の使い方]^ Engel, George L. Sudden and Rapid Death During Psychological Stress: Folklore or Folk Wisdom?. 74. Annals of Internal Medicin. pp. 771-782. doi:10.7326/0003-4819-74-5-771
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