北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線以南の地域で、北西から南東に国道5号と札樽自動車道が走る。
市街化地域は稲穂1条から5条まで分けられており、南西の山岳部は手稲稲穂と呼ばれる。 1872年(明治5年)ころ、青森県の南部地方から入植者たちが訪れた[3]。近隣の前田は泥炭湿地、また山口は砂丘と農耕不適地が多い中で、手稲山北部の丘陵から続く平坦な原野が広がるこの地域は、比較的開墾が可能であった[3]。そのため入植者たちは、1俵15銭の炭焼きで生活費を稼ぎつつ、泥田の開墾に力を注いだ[3]。 1942年(昭和17年)の字名改正に際し、農耕に従事した先人の労苦をしのんで「稲穂」と命名された[4]。つまりは日本語由来の名称であり、北海道各地に散見される、アイヌ語の「イナウ」に由来する稲穂地区とは起源が異なる[4]。 地域の発展は近隣と比較すると遅れがちで、長らく農地が広がっていたが、1970年代後半から急激に宅地化が進行し、一時は日本一の地価上昇率を記録したこともあった[3]。 町丁郵便番号 ジェイ・アール北海道バスがバス路線(札樽線)を開設しており、稲穂3条に手稲営業所を設置している。
歴史
住所
稲穂1条1丁目?8丁目006-0031
稲穂2条2丁目?8丁目006-0032
稲穂3条1丁目?7丁目006-0033
稲穂4条1丁目?7丁目006-0034
稲穂5条2丁目?7丁目006-0035
手稲稲穂(番地)006-0039
交通稲穂駅(2005年2月)金山パーキングエリア(2009年4月)
鉄道
北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線
稲穂駅 - 星置駅
道路
札樽自動車道 金山パーキングエリア
北5条手稲通(国道5号):地区中心部を東西に走る。
二十四軒手稲通(軽川街道):地区北部を東西に走る。旧国道。星置・曙との境界。
曙通:曙との境界。
施設
手稲稲穂二条郵便局(稲穂2-3)
ジェイ・アール北海道バス手稲営業所(稲穂3-4)
NICHIJO稲穂工場(稲穂3-6)
札幌市立稲穂中学校(稲穂4-2)
札幌市立稲穂小学校(稲穂4-5)
北海道手稲養護学校(稲穂3-7)
北海道札幌稲穂高等支援学校(稲穂4-7)
脚注^ 札幌市 (2020年11月13日). “ ⇒人口統計”. 札幌市. 2020年12月12日閲覧。
^ “市外局番の一覧
^ a b c d 地名考 1977, p. 132.
^ a b 地名考 1977, p. 131.
参考文献
『札幌地名考』北海道新聞社〈さっぽろ文庫1〉、1977年9月26日。
関連項目
稲穂 (曖昧さ回避)
外部リンク
⇒札幌市手稲区役所
⇒手稲のまちの案内板 稲穂
歴
手稲区の町名
旧手稲町
曙 | 明日風 | 稲穂・手稲稲穂 | 金山・手稲金山 | 手稲本町 | 手稲山口 | 富丘・手稲富丘 | 西宮の沢 | 星置・星置南・手稲星置 | 前田・手稲前田
旧琴似町
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