稲川会
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2013年(平成25年)1月23日、アメリカ合衆国財務省は稲川会及びに、会長の清田次郎と理事長の内堀和也金融制裁の対象に指定した[7]

2016年(平成28年)2月に、山梨侠友會が、二代目佐野組として稲川会に復帰した[8]

2019年(平成31年)4月、稲川会は代替わりし、六代目会長には三代目山川一家総長の内堀和也が就任した。前会長の清田次郎は総裁に就任した。
歴代会長

初 代 -
稲川聖城

二代目 - 石井隆匡(五代目横須賀一家総長)

三代目 - 稲川裕紘(二代目稲川一家総長)

四代目 - 角田吉男(五代目京葉七熊一家総長)

五代目 - 清田次郎(二代目山川一家総長)

六代目 - 内堀和也(三代目山川一家総長)

六代目稲川会組織図
代表

役職氏名出身二次団体在任期間
総裁
清田次郎二代目山川一家2019年4月 - 現在
会長内堀和也三代目山川一家2019年4月 - 現在

最高幹部

役職氏名二次団体本部
理事長貞方留義
三代目埋地一家横浜市中区
総本部本部長池田龍治十二代目小金井一家横浜市都筑区
副本部長鈴木郁夫七代目田中一家群馬県太田市
組織委員長小林 稔四代目山川一家川崎市川崎区
渉外委員長熊谷正敏十一代目碑文谷一家東京都品川区
運営委員長近藤新一七代目七熊一家千葉県船橋市
諮問委員長中島順成二代目中島一家岐阜県岐阜市
総本部事務局長齋藤孝一七代目三本杉一家東京都渋谷区

顧問・相談役

役職氏名二次団体本部
最高顧問小原忠悦
--
最高顧問吉原勝彦--
最高顧問遠藤通夫--
最高顧問井積宏之--
最高顧問木川孝始--
常任相談役鈴木政行二代目杉浦一家横浜市中区
常任相談役坂井繁生四代目森田一家静岡市駿河区

理事長補佐

他組織における「若頭補佐」に相当する執行部職である。

氏名二次団体本部
沖 勝彦二代目山瀬一家
横浜市鶴見区
馬場知己七代目佃政一家東京都中央区
佐野照明佐野組山梨県甲府市
小林勝彦裕統一家青森県青森市
井上司朗六代目親之助一家山梨県大月市
及川雅憲二代目高橋組北海道札幌市
小沼武夫小沼組茨城県水戸市
今井誠勝五代目八王子一家東京都八王子市
工藤 巧九代目八木田一家埼玉県深谷市
新井幸於八代目一之瀬一家横浜市西区

稲川会館

神奈川県横浜市都筑区にある、重要な盃事や、親睦団体同士での催事といった行事の会場のほか、他団体との交流の場としても使用される会館である[9][10][11]。稲川会四代目・角田吉男の一声で設立されることとなり、2007年5月に完成した。

なお、当会館は稲川会傘下小金井一家本部(旧・池田組本部事務所)の敷地内に所在する。
政界との関係

タレントで、
自由民主党副幹事長などを歴任した浜田幸一は、稲川会の傘下組織に所属していたことを告白している。

系列右翼団体に大行社を持ち、大行社は2000年の第42回衆議院議員総選挙で、東京1区で丸川仁を単騎擁立し、対立候補の与謝野馨を激しく口撃。与謝野は落選したが、自らも供託金没収点に届かず最下位落選。また、同時期に対立候補事務所に対する、大行社による度重なる暴力行為が発覚した。

東京佐川急便事件公判過程で自由民主党と暴力団の関係が浮上。自由民主党の総裁選に絡み右翼団体日本皇民党や、自民党の安倍派中曽根派から攻撃を受けていた事件(皇民党事件)で、竹下政権が東京佐川急便社長の渡辺広康を介し稲川会長の石井隆匡に仲介を依頼、事件の解決を図った。詳細は「皇民党事件」および「東京佐川急便事件」を参照

第87代内閣総理大臣小泉純一郎の選挙対策本部長であった竹内清(元神奈川県議会議長)は稲川会横須賀一家の系列組員であり、石井隆匡と非常に親しく、上下関係の厳しいヤクザの世界にあって石井の葬儀では最初に焼香するなど、肩書きこそ堅気ではあるが非常に密接な関係であった。また、息子の小泉進次郎と共に写っている写真が掲載されるなど、小泉父子の選挙区であり、横須賀一家の本拠地でもある神奈川県横須賀市では、両者の結びつきはきわめて強い[12]

法規命令

2013年1月23日、米財務省は、Inagawa-kaiを国外の著しい犯罪組織とその支持者であるとして、国際緊急経済権限法大統領令13581号に基づき、米国司法権の及ぶ範囲の資産凍結、米国民との取引禁止させる制裁対象とした。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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