秘跡
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プロテスタントでも結婚式や、聖職者が手を頭の上において権能を授ける按手を行っているが、それらは秘跡とはみなされていない[5]。プロテスタントの教派による理解の違いは聖礼典を「恵みの手段」と考えるか「信仰の表明」と考えるかによるとされている[要出典]。
聖公会

聖公会においては、洗礼聖餐の2つが、福音に論拠がある聖奠(サクラメント)として認められている。洗礼聖餐とともに、「聖霊の導きにより」教会のうちに行われてきた聖奠的(サクラメンタル)諸式として、堅信聖職按手、聖婚、個人懺悔、病人の按手および塗油がある。[6]
東方教会
正教会

日本ハリストス正教会では機密の訳語について、「堅信」に「傅膏」、「ゆるしの秘跡」に「痛悔」、「叙階」に「神品」、「結婚」に「婚配」、「病者の塗油」に「聖傅」を用いている[要出典]。但し単なる訳語の違いが存在するだけでなく、それぞれカトリック教会とは位置づけが多少異なっている(詳細は機密 (正教会)を参照)。
脚注^ a b カトリック教会のカテキズムより。(『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』137頁、カトリック中央協議会 ISBN 978-4-87750-153-2
^ カトリック教会においては、七つの秘跡の他に、十字のしるしや、マリア像・聖人像・ロザリオ・メダイの聖別(祝別)など準秘跡と呼ばれるものがある。また第2バチカン公会議以降のカトリック神学では、キリストは原秘跡、教会は根本秘跡と言われる。
^ 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』149頁
^ 『カトリック教会の教え』186頁、231頁、236頁、256頁、260頁(日本カトリック司教協議会 監修・カトリック中央協議会 発行・2003年ISBN 978-4-87750-106-8
^ プロテスタントの動きを受けてカトリック教会でもトリエント公会議で秘跡の意味と起源についての再確認がおこなわれたが、七つすべてが新約聖書に論拠があるものとされ、七つの秘跡の伝統が保持された
^ 日本聖公会祈祷書. (1990) 

参考文献

『秘儀と秘義―古代の儀礼とキリスト教の典礼』、オード・カーゼル著、小柳義夫訳、みすず書房

『キリスト教神学入門』、A・E・マクグラス著、神代真砂実訳、教文館

『宗教改革の思想』、A・E・マクグラス著、高柳俊一訳、教文館

関連項目

ミサ

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