科学忍者隊ガッチャマン
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なお、階級的には隊長の上にはベルク・カッツェら幹部[注釈 29]が、下には「チーフ」と呼ばれる小隊長が存在し、チーフは色違いの隊員服を着用している。本部でジョーを倒し「これでチーフから隊長に昇格だ」とのチーフの呟きや、「司令官に抜擢してやる」というカッツェの台詞もある。また、彼らが不信を抱いておりカッツェの地位が危なくなっているという総裁Xの台詞もある。
ブラックバード/デブルスター
ギャラクターの特殊部隊。ブラックバードは黒装束に身を包む男性のコマンド部隊。デブルスターは仮面を被った女性の暗殺部隊である[注釈 30]
その他の登場人物
アラン神父
第81話「ギャラクター島の決斗」に登場。BC島の
神父でジョーの幼馴染み。デブルスターであった婚約者をコンドルのジョーに殺されており、島へ現れた科学忍者隊へ銃を向ける。
ナレーター
声 - 木下秀雄[注釈 31] / 小林清志(劇場版)
登場メカ
科学忍者隊 / レッドインパルス / ISO
ブレスレット
科学忍者隊員が手首に装着している。トランシーバー、現在位置の発信機、緊急時のバードスクランブルなどの機能のほか、各人の「バード・ゴー!」という声紋に反応して3,600フルメガヘルツという高周波を発し、各人が普段着ている服をバードスタイルに変化させ、同時に偽装したG-1 - 4号のメカを本来の忍者隊仕様に変化させる。ブレスレットのエネルギーは各Gメカから直接あるいは短距離の空間搬送により与えられ、蓄積源としてフェルミウム257の小粒を内蔵している[13]。変身中はブレスレットを外しても変身状態は継続されるが[注釈 32]、損壊した場合は解除されてしまう。なお、バードスタイル解除のコードは最初のシリーズでは「バード・ゴー!」。『ガッチャマンII』より「バード・アウト!」となった[ep 12]
バードスタイル
別名バードスーツ。耐寒、耐熱機能を持った科学忍者隊の特殊ユニフォーム。全身ボディスーツであり[注釈 33]、鳥の頭部を模したバイザーフード付きヘルメット[注釈 34]ブーツグローブベルトおよびGマーク入りのバックル、そしてそれぞれの鳥の羽を模したマントで構成される。バードスタイルはギャラクターが使用する銃器(サブマシンガンなど主に拳銃弾)に対する防弾機能[注釈 35]だけでなく、マントを広げての高跳躍や滑空、および高所からの降下時にパラシュートと同様の機能も持つ。バイザーは特殊加工されているため、外部からは装着者の素顔を視認できない[注釈 36]。マントには羽根型手裏剣、ベルトには超小型の球形爆弾(別名「マキビシ爆弾」)が多数収納されたポーチが装備されている。バードスタイルに変身するため普段着も特殊加工されており、メンバーには胸に1から5の字をあしらったTシャツにベルボトム調[注釈 37]のパンツ、決まった靴の姿でしか描かれていない[注釈 38]。これは後のシリーズでも同様だが、デザインは各シリーズで異なっている[注釈 39]。物語途中でジュンのブーツが脱げてギャラクターに確保され、変身の秘密が暴かれたりもしている[ep 14]。この時の資料を基にギャラクターは研究を重ね、後に浴びせただけでバードスタイルを解除させる大型銃「メガザイナー」を開発し、実戦投入させている。
科学忍法竜巻ファイター
科学忍者隊の必殺技。バードスーツを着たメンバーがを組み高速回転で猛烈な旋風(竜巻)を起こして周囲を壊滅させる。劇中では積極的な攻撃よりも「危機に陥った時に脱出する」場合に用いられる事が多い。この時、相当な高さまで上昇することが可能。忍者隊5人が全員揃っての使用が前提の技だが、単に発動するだけなら2人以上いれば可能[注釈 40]。ただしその場合、発動させた隊員には凄まじい負荷がかかるため、長時間に及ぶ発揮は事実上不可能である。櫓の並び順は、最下段にジョーと竜、二段目に健とジュン、最上段に甚平[注釈 41]。略式での発動などの例外を除き、このフォーメーションの変更は劇中では行われなかった。発動のかけ声は最上段のメンバーによる「忍法・竜巻ファイター」である。原理的には「バードスーツのGバックルに亜空間発生器が内蔵されており、そのエネルギーフィールドから高速回転を得ている。もしくは櫓を組むことによるピラミッドパワーの発生」と二通りの説明がある[14]
ゴッドフェニックス
G-1号機からG-5号機の5台のマシンが合体した大型偵察攻撃機[注釈 42]。塗装は青地をベースに、機首・翼端は赤。メインパイロットはみみずくの竜[注釈 43]。最高速度は飛行時マッハ5・水中潜航時40ノット。耐熱温度は3000。耐えられる圧力は200気圧ということになっているが[ep 15]、第92話では水深2500メートルに到達したこともある。また、第9話で一度だけ宇宙へ脚を伸ばしたことがある。機体下部にVTOLノズルがあり、空中停止や垂直離着陸も可能。機体上面に開閉式の強化素材製の透明ドームがあり[注釈 44]、忍者隊は主にここから出入りする。コクピットは機体のほぼ中央(先の透明ドームの下部)にあり、その構造上キャノピーはなく、外部からの視覚情報は専らビデオカメラからモニターに投影された映像を頼りに飛行・航行する。武装は機体上面に内蔵された単装ランチャーから発射するミサイル「バードミサイル」。被弾時には誘爆防止のため、ランチャーのみの投棄が可能。なおバードミサイルは水中や宇宙空間でも使用可能である。二号機が新造後の第67話からはこれに換えて、バードミサイルを強化・大型化した超バードミサイルの大型ランチャーを機体下面に二基装備した[注釈 45]。これは一種の貫通ミサイルであり、着弾時撃発だけでなく、時限信管を用いて敵の装甲を突き破り着弾した後に遅延起爆させることも可能となった。必殺技は科学忍法・火の鳥[注釈 46]。だが、これは必殺の技であると同時に搭乗員が高熱に晒され、機体も空中分解するかもしれないといった危険性を孕んだ諸刃の剣である[注釈 47]。これは文字通りの「火の鳥」状態となり、敵メカ鉄獣の胴を体当たりで撃ち抜く戦法である[注釈 48]。バリエーションとして、火の鳥を発動させた後、各Gメカの合体を解除し、各機が炎に包まれた状態で体当たりを行う火の鳥・影分身がある[注釈 49]。搭載ペイロードのポテンシャルは相当に高く、第42話では外装をギャラクターの輸送機風に偽装した際、200名余りもの囚人を収容したこともある。物語の開始当初は、忍者隊はギャラクターの本部発見が最優先事項とされ、任務中の積極的な戦闘は固く禁じられていたため、本機の全武装には、G-1 - 4号までの全てがG-5号と合体し、忍者隊が全員本機に搭乗し、なおかつ南部の許可が必要という厳しい使用制限が課せられていた。これを象徴するかのようにバードミサイルの発射ボタンには、普段は乱用防止のためのスライド式透明カバーが取り付けられている。ただし、全Gメカが合体してさえいればバードミサイルの発射自体は可能であるため、劇中ではこのカバーを叩き割り、無理矢理発射ボタンを押そうとする場面が多々見られた[注釈 50]。さらに緊急措置としてG-1号が未合体の際に、ジュンのヨーヨーで配線を短絡させてバードミサイルを放ったこともある[注釈 51]。しかしギャラクターの破壊活動は次第に激しさを増し、攻撃開始の判断が遅れることで生じる都市への被害や忍者隊自体の危険も大きくなっていったため、これを機に忍者隊の判断で攻撃を行えるようになった。ただしバードミサイルは鉄獣に通用しないことも多く「切り札」としてはむしろ非常に弱い武器である[注釈 52]。だが、その後もギャラクターの鉄獣メカは強力化し続け、本機が撃退、あるいは撃墜されても度々再稼働するよう進化してきた。そして第67話『必殺! ガッチャマンファイヤー』において、合体鉄獣「クラゲメカ」の猛攻により、ついに本機は全Gメカと共に完全に破壊された。この事態を重く見た南部は、本機の二号機、および各Gメカの再建造の際、各機に新武装の追加・装甲強化を改めて施し、結果、本機はもとより各Gメカさえも、単体で立派に鉄獣メカと戦えるだけの戦闘能力を獲得することとなる。
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